※訪問は2026年7月14日
やや薄いダイヤとともに

種差海岸駅にやって来た。元々は八戸から青い森鉄道をそのまま青森方面へ向かう予定だったが、朝の行動が順調だったため、そのまま青森に向かうのにはまだ早いと急きょ八戸線を少し入ってみることに。このあたりが気ままな北海道&東日本パス旅の良いところである
ただし

駅に列車がやって来るのは1日8・5往復で決して多いとはいえない
鮫駅の項でも触れたが、八戸線は八戸から本八戸を経て鮫まで到達すると、その先はガクンと本数が減る。今回は10時2分に種差海岸駅に到着して同27分で折り返す予定である
リニューアルされたばかりの駅舎

駅舎は真新しさがホーム側からも一目瞭然
正面に回ると

いかにも新しい。昨年12月にそれまでの駅舎を元にリニューアルされた
当駅は1924年(大正13)の開業と100年以上の歴史を持つ。八戸線が現在の本八戸駅(当時は八戸駅)から種市まで延伸された際に設置された。当時の駅名は「種差」。ただし当時も何も、この駅名は平成になってもそのままで、現駅名となったのは2002年(平成14)。有名観光地である種差海岸をアピールしようと地元からの依頼で駅名変更となった
天然の芝生地で知られる種差海岸へは駅からすぐ

駅前の通りを真っ直ぐ行くとたどり着く。訪問時は平日の午前で人はまばらだったが、インバウンズの方々がゾロゾロと歩いていった。それにしても観光地に行くと必ず存在感を示すインバウンズの皆さんは、京都などの有名観光地ならいざ知らず、ちょっとした観光地ならどこでも出会う。どういうモチベーションで、というかどうやって全国各地の観光地を探し当ててやって来るのだろうか。AIが教えてくれるといっても、どのような過程でターゲットにするのか不思議だ。東京まで飛行機でやって来たとしても、なかなかここまでたどり着くのは難しい

こちらは駅前の観光案内図。こちらも真新しく保たれているようだ
案内図で紹介されている鳥瞰図絵師の吉田初三郎は当地に別荘「潮観荘」を設け、戦時中から戦後はアトリエにもなっていた。駅舎はその潮観荘をモチーフにしたものだという
かつての2面3線ホーム

新しい駅名板を眺めながら駅へと戻る

現在は1面1線の棒状ホームだが、向かいには島式ホームが残る
開業時から貨物を取り扱っていた当駅だが、戦後20年も経たないうちに貨物は取りやめ、記録ではまだ国鉄時代の1982年に交換機能はなくなり、現在の姿となるとともに無人化された。40年以上前から現在の姿になったようだ。確かに現行のダイヤでは不要な設備だろう

八戸市では夏季の週末に鮫駅と当駅を結ぶ「種差海岸遊覧バスうみねこ号」を運行。途中の観光地に立ち寄りながら、鮫駅と種差海岸駅を結ぶ市営バスを1日7往復運行している。このバスは鮫駅で八戸線の鮫~八戸の列車との接続を行う
1日8・5往復と決して多くはない八戸線を補完して観光地への利便性向上を図っている