直見駅

日豊本線の超閑散区間「人名シリーズ」~総まとめ    すべての駅で乗降どちらかが可能

宗太郎駅の駅名標

※動画と音声ありです

初めて知った超閑散区間

私が佐伯~宗太郎間の人名シリーズに興味を持ったのは、5月に宗太郎駅訪問をした時でした。必ず延岡に宿泊しないと宗太郎には行けないので、佐伯~延岡間は基本的に特急利用となります。車窓に流れるいくつかの駅をながめていると「あれ?この駅名はすべて人の名前じゃないか」と思いました

「重岡宗太郎」は有名なので知っていましたが、佐伯から上岡、直見、直川とすべて私の周囲にもいそうな人ばかりじゃないか。大いに関心を持ち、時刻表をパラパラめくっていくと、あまりの列車本数の少なさにがく然。電化区間の本線上で特急に比べて普通の本数が極端に少ない路線というのは紀勢本線などでも見てきましたが、ここまで少ないというのは恥ずかしながら全く知りませんでした。コロナ禍で減便されて現在は2時間に1本の運行ですが、特急が1時間に1本走る列車だったのですから

こちらは直見駅の時刻表

そして上岡駅ホームの端に残る鳥居型の駅名標

これはぜひ全駅訪問をしなければならないと機会をうかがっていたところ、飛行機会社のタイムセールで安価な九州方面へのきっぷ獲得に成功。宗太郎行きから2カ月も経たないうちの旅となりました

宗太郎を含めると最低2泊が必要

早朝と18時以降にしか列車がないことを考えると宗太郎を含めた6駅訪問には最低2泊が必要なことになります(公共交通機関以外の手段やタクシーを利用する場合は別)。まず宗太郎へは延岡での宿泊が必ず求められます。また重岡~佐伯区間の各駅訪問を果たすにも必ず佐伯での宿泊が必要となります。ともに朝の始発駅(正確には宗太郎行きは南延岡始発)となるからです。幸いなことに両駅とも宿泊施設、飲食店は充実しています

※音声注意

同県内の連続する6駅、たった33キロの区間の各駅訪問に2泊3日が必要となるなんて、意味が分からなくなりそうですが、朝の6時台に延岡もしくは佐伯にいなければならないのでそうなります

全駅乗車or下車どちらかも可能

前回までお伝えした記事では初日の直見駅のみバスで訪れてバスで去るという乗降のどちらもできないというやや不本意な結果になりましたが、これは訪問が金曜から土曜にまたがっていたことが原因

2日目が平日の場合は、佐伯~重岡間でのすべての駅での乗車or下車のどちらかが可能となります。初日は17時25分佐伯発で重岡まで行きます。この電車は重岡で折り返しとなりますから、18時21分重岡発で18時49分に上岡着。記事では西田病院からの徒歩を利用しましたが、駅からすぐの国道沿いに「上岡」のバス停があり、19時22分に佐伯行きのバスがやって来て19時36分に佐伯に到着。1日3本しかないバスで平日と週末は微妙にダイヤが異なりますが、19時22分というのは共通。私の道程では直見から異なるルートのバスに乗車したので西田病院からの徒歩となっています

翌日は佐伯から6時18分発の延岡行きに乗車し、直川に6時35分着。同駅6時58分発の電車に乗るところまでは同じですが、お隣の直見に7時4分着。ここで降りてしまうと次の電車は18時41分と絶望的な11時間後ですが、直川振興局から直川駅を経て直見駅→佐伯駅へと向かうコミュニティバスが8時に来ます。これは平日のみの運行で土曜日だと9時54分とさらに2時間後な上、直見駅周辺は時間をつぶすような場所がほとんどないので現実的ではありません。なお日曜祝日についてはコミュニティバスそのものの運行がないので要注意

重岡駅については1日2本のバス以外は電車で行くには先述した佐伯発17時25分でしか行けません。重岡駅の項でも触れましたが朝の電車は当駅での列車交換(すれ違い)となるため乗降ができないのです

※音声注意

こちらは重岡駅で出発を待つ佐伯方面行きにちりんシーガイヤ14号。雨の音が旅情を誘います

かなり暗いように感じますが、当日は日没までまだ1時間もあり、雨雲のためです

この記事を書いている時点で佐伯市の日没時間は19時12分。訪問時より20分ほど早くなりましたが、まだまだ18時台は明るい。訪問するなら夏の季節の今のうちを推奨します

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日豊本線の超閑散区間「人名シリーズ」~直見駅で検索した結果

直見駅の跨線橋からホームを望む

2023年6月30日16時20分

雨で道程を修正

佐伯駅からバスで約30分。直見駅に到着しました。実は私が九州を訪れた時は梅雨前線が停滞中で連日の雨。朝に熊本を出発して豊肥本線で九州を横断して大分に到着。そのまま佐伯に南下してきました。すべてギリギリのタイミングですり抜けてきた形で間もなく豊肥本線もストップ。佐伯付近は、この時点で大雨にはなっていませんでしたが、それでも雨は常に降ったりやんだり。ということで道程を一部変更

前記事でも紹介した佐伯駅のバス時刻表。佐伯に到着した時点では13時23分の重岡行きバスにも十分乗れました。最終的には重岡折り返しの電車は18時台の1本しかないのですから、それに乗車するわけで、当初の予定では直川もしくは直見でのんびり1時間以上、思う存分、駅を味わおうと思っていましたが、大雨になる可能性もある天候とあって、その計画は中止。一度ホテルで荷物を預け、軽装としてから出直すことにしました。また比較的距離の近い直川~直見間を徒歩移動すれば(といっても5キロ近くあるので1時間は歩く)、当日中に全駅訪問も可能だったのですが、そちらもヤメ。翌日早朝の電車を利用しての2日がかりの行程としました

ということで直見駅には16時18分着のバスで降り、佐伯駅行き16時30分発のバスに乗車して去るという慌ただしいスケジュールに。残念ですが、この道程となりました

駅舎はすでに解体され

バスで国道10号を進んで行くと佐伯の市街地を抜けて完全に山中に入り、再び開けた場所に直見駅はあります

国道沿いに民家が並び、大きな商店はありません。住所は「大分県佐伯市直川大字下直見」。2005年までは直川村の一部でした

時間がないので、早速駅に入っていきましょう

駅には階段または隣のスロープで入ります

階段を上がると奥に見える建物の前に到着します。スロープからは上がった所にあるツタも絡まった建物は駅舎ではなく、おそらくJRの施設。駅舎ではありません

というか、ここ直見駅に駅舎はありません。以前はあったようですが、かなり以前に撤去されています。当駅と直川駅には駅舎がありません。その情報は事前に調べていたので、途中で大雨に見舞われるとたまらない、と短縮滞在となったわけです

遠目に駅舎かと思えてしまう建物はお手洗い

ということで宗太郎駅と同じ形式で、時刻表と近辺路線図そしてさびたきっぷ収集箱が、ホームの跨線橋近くに、まさに雨ざらしで設置されています

自然の力が迫る時刻表。冬場だとバス訪問の時間でさえ、薄暗いかもしれません

側線には保線車の待機所も

直見駅は1920年(大正9年)の開業と歴史ある駅。1面2線の島式ホームには跨線橋で入ります。普通は日中全くやって来ませんが、通過の特急が上下それぞれ2時間おきに運行されているため、構内踏切というわけにはいかないのでしょう

側線があり、保線車が入れるようになっているようです

訪問している間は、雨はやんでいました。1両分の屋根とベンチが設置され

有効長の長いホームには花壇が整えられています

こちらは駅名標。当地の名産である菊としいたけが描かれています

「おながら」と読み、明治期に発見され、大正期に大分県で初めて国の天然記念物に指定された鍾乳洞。現在は落石の影響で公開は中断しています

小学生とともに

名残惜しいですが、10分ちょっとの時間はあっという間に過ぎ、駅を去ることになりました

バスは山の向こう側から、ほぼ定刻でやって来ましたが乗車して驚きました。小学生が何人も乗っているのです。そう言われてみると周囲に学校らしきものはなく、小学生もバス通学しているようで、かつての佐伯市との境界と思われる場所までの停留所で順番に降りていきました。佐伯の市街地に入った時点で客は私一人のみ。高校生とはいつも同じ列車やバスに乗りますが、小学生というのは過去あまり記憶がありません。路線バスに乗車すると、いろいろな楽しみがあります

さて事前に調べるべく「直見駅」を検索したところ、ズラズラと出てきたのは…

女優の財前直見さん。そういえば財前さんも大分県出身です

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日豊本線の超閑散区間「人名シリーズ」~明るいうちの訪問は今だけ

上岡駅の駅名標

2023年6月30日15時40分

こんなに名前が続くとは

日豊本線の佐伯駅に来ました。前回ここに来たのは5月8日ですから、まだ2カ月も経っていません。前回は

翌日の宗太郎駅訪問の際、寄り道しています。この時は他の日程もあって、宗太郎駅のことで頭がいっぱいだったのですが、現地に到着してから気付いたことがあります

ここ宗太郎に向かう道中は佐伯を出発すると

経由地を表示するため、自動車訪問で表記させていただきましたが(線路は、ほぼ国道10号と並行しています)

佐伯→上岡→直見→直川→重岡→宗太郎

と宮崎県の県境にかけて大分県内の駅名はすべて人の名前にありそうなものばかり。「佐伯」「上岡」「直川」「重岡」は名字で「宗太郎」は名前。「直見」はどちらにもありそう。私の知っている人にも該当者が2人います。おそらく皆さんの周囲にも該当する方がいるのではないでしょうか

これはぜひ訪れてみたい駅です。重岡駅と宗太郎駅を合わせると「重岡宗太郎」になる、という話題に触れたことがありますが、これだとどんな組み合わせも可能です

ダイヤに絶句

ただ訪問にあたって問題となるのはダイヤです。まず上岡駅の時刻表が

こちら。随分とお休みの時間が長い。そして重岡駅となると、さらにその上を行きます

なんと延岡行きは1日1本の早朝のみ。佐伯方面へは1日3本。延岡行きについては、お隣の宗太郎と同じで佐伯行きは宗太郎駅にプラス1本。これはどういうことかというと、夕方以降に佐伯から重岡止まりの列車が2本運行されていて、うち1本は重岡で折り返しの佐伯方面大分行きとなり、もう1本は客扱いをしないで回送列車になるということ

恥ずかしながら「人名シリーズ」についてもダイヤについても宗太郎を訪問するまで全く知りませんでした。というのも、この区間は特急がバンバン走る日豊本線で電化もされています。閑散区間=非電化単線のイメージがあって「1日○本」で有名な路線は各地にありますが、その意味では死角になっているようで、おそらくそこまで有名ではありません(私の知識が足りないだけかもしれませんが)

日の出と日の入り

これは、そのうちにぜひチャレンジしなければならないな、と思っていたのですが、チャンスはすぐに来ました。出発の1カ月前となる5月の終わりに航空会社のタイムセールで大阪~長崎の格安チケットが入手できたのです。この時点では、まだ乗っていない西九州新幹線乗車と新幹線の各駅訪問を中心に長崎、佐賀、熊本、福岡の各地を訪ねようと思っていたのですが、出発の1週間前になって急きょ予定を変更しました

というのも時刻表を改めて見直していただければ分かるのですが、訪問時期がずれると明るい時間帯の各駅訪問が不可能になってしまうのです。これは宗太郎駅にも言えることで、せっかく日の長い6月に行くのですから、九州にはそうそう行けるものではないことを考えると、ここしかないだろう。調べると訪問予定日の日没予定時間は、さすが西国で19時30分と全く問題ありません。佐伯に宿を確保。道程の研究に入りました

すべての駅で乗降するのは、ほぼ不可能なのでバス路線や徒歩を検討。この区間の各駅は駅間距離が長く、特に重岡~直川は10キロ以上も離れています。さすがにこの区間の徒歩は無理。しかし本数は少ないながらも路線バスはあるようです

ということで当日の15時40分に佐伯駅前のバス停に向かいました

「直川振興局・宇目」方面への1日3本のコミュニティバスが命綱。うち2本は重岡駅まで行き、もう1本は直川止まり。既に重岡行きはありません。15時48分のバスに乗車します

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