下呂駅

宿も取らずに青春18きっぷで高山本線に突っ込んでみる~今さら何をの薄さ

9月8日9時

乗車してから時刻表研究

下呂駅です。全国レベルでも高山と並んで誰もが知る高山本線の2駅。極端な言い方をすると、この2駅のために特急ひだがバンバン走っていると言ってもいいぐらいです

純正のキオスクがあります。確か美濃太田にもあったはず。今は駅売店もコンビニとの提携が進んでいたり、JR東日本のように独自のブランドを持つなどで、単にキオスクというのは、なかなか見かけなくなりました

過去、下呂には3回来ています。もちろん温泉目的。ただ今回はちょっと(いや、かなり)違う

こんな感じで岐阜からやって来ました。所要時間の1時間52分というのは普通の、1時間20分というのは特急の標準的な時間です

さて、岐阜からの2時間、車中で何をしていたかというと、朝早かったので寝ていたわけではありません

ずっと時刻表とにらめっこしていました

今さら何を、という感じですが、自分の予想以上にダイヤが薄い(列車の本数が少ない)

高山本線は岐阜から美濃太田までは完全な都市近郊区間です。非電化単線でありながら、昼間も1時間に2本が運行されています。美濃太田から太多線を通って多治見に向かう高山本線~太多線の直通運転も含まれていて、すべてではありませんが、1本が太多線直通、そとしてもう1本は美濃太田止まりだったり、思い出したように、そこから先に行ったりという運行(太多線には美濃太田~多治見の運行もあり1時間に2本が確保されています)

ただ、その思い出したように、というのが困ったもので、だいたいのイメージですが普通列車は美濃太田から下呂までは1~2時間に1本、下呂から高山方面はそれ以下という感じ。何となくの本数イメージはありましたが少なすぎる。適当旅には最も向いていない路線に突っ込んできてしまったのでは?となりましたが、もう遅い

清々しいダイヤ

私が乗車した6時52分岐阜発の列車は下呂に8時52分に着いて8分間停車します。写真はその間に撮影したもの。前回の記事でも書きましたが、次の高山行きは5時間後です。では高山まで行く手段はないのかとなりますが、そうではなく特急があります。その5時間後の普通が出るまで、なんと5本もの特急が下呂~高山を走ります。1時間に1本の割合ですが5時間もの間、約50キロの区間を特急しか走らないとは何てすがすがしいダイヤなんでしょう

さらに言うと途中の普通しか停車しない駅に行く方法は皆無なのかというと、それも違っていて

下呂の駅前には高山行きのバスが早朝から夕方まで1時間に1本の路線バスが運行されていて、高山本線と並行する国道41号を進むので、こちらを利用すれば行くことができます

ガチンコ駅巡りなら、もちろんこちらを利用しますが今回はそうではない。せっかく(正確に言うと違いますが)タダで乗れる18きっぷを最優先。特急課金もしません。

とにかく高山まで行かないと、お話にならないようなので再び列車に戻り、下呂から約1時間

10時に高山到着。岐阜から3時間。6時過ぎに名古屋を出て、ここまで降りた駅は下呂のたったひとつしかありません

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宿も取らずに青春18きっぷで高山本線に突っ込んでみる~ケセラセラ

9月8日5時50分

無計画の名古屋駅

前夜、所要で名古屋に宿泊した私は朝の6時前、名古屋の駅前にいました。まだ暗い。北陸本線の各駅を巡ったのは、わずか2週間前なのに、随分と夜明けの時間が変わっている。秋が進んでいる気がします

早朝だけに登板する名古屋始発ののぞみがスタンバイしています

平日の朝ですが、まだ人はまばら。ここから1時間で一気に増えるのが大きな駅の特徴ですね

手元には青春18きっぷが残り2回分。9月10日までなので今日を入れても3日しかありません。いつも最後でバタバタするのですが、今年は例年以上に追い込まれています。3日のうち2日は18きっぷに充てるわけですが、実は昨日の夜まで何も決めていませんでした

名古屋からの出発だけは決まっているので東西南北どこでも行ける。参宮線&紀勢本線コースが有力でしたが、同じコースを戻ってくる行程を避けるとしたら大阪まで距離が遠く、ひたすら乗るだけの作業になりかねない。中央本線は自宅から、どんどん離れていってしまう。ということで高山本線に決定。特急ひだで何度か駆け抜けましたが普通で走破したことはありません

ということで前夜、ホテルで若干ほろ酔いの頭で時刻表をめくって何となくの行程を立てました。もっともホテルはとっていません。久留里線、北陸本線と結構ガチンコ旅だったので、今回は私の基本である適当旅、降りたい駅があれば降りるケセラセラ旅にすることに

ケセラセラでも乗らなければならない電車はある

名古屋発6時23分の大垣行きに乗ります。駅は閑散としているように見えましたが、通勤通学圏とは逆方向ながら結構なお客さんが乗っています。それでも余裕で座れました。ところがいきなりの時刻表読み間違えの痛恨ミス。岐阜で6時52分の高山行きに乗り換えるわけですが、3分しか時間がない。名古屋発6時10分に乗れば余裕だったのですが、岐阜発の時間を見間違えていました

ということで岐阜に着くころには立っているお客さんもいるぐらい混雑している電車を降りるとダッシュで階段を下る。なぜ急ぐのかというと、これに乗らないと下呂から向こうに行けないのです

乗車しようとしている列車は下呂を9時に出て高山に向かうのですが、これを逃すと次の下呂発高山行きは13時58分。普通の運行が5時間ありません

いくら適当旅とはいえ、これは絶対に逃せません。もっとも考えようによっては、宿すら確保していないのですから、乗れなければ高山本線はすっぱりあきらめるという超適当旅に切り替えてもいいのです

そしてぎりぎりセーフ。とはいえ階段を降りる課程で同じ行動をとっているとみられる高校生やサラリーマンの姿もあったので安心していました。彼らは毎日同じコースなのでしょうから

列車は高校生で満員です。立ってグループでおしゃべりをしている方々が多いので何とか座れました。この状態が美濃太田まで続き、ドッと降りていくと急に車内は閑散としました

無事に下呂到着。岐阜から88キロあって2時間ちょうど。ちなみに特急でも70~80分かかります

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