松浦鉄道の「日本一短い駅間」を紹介しているうちに、鉄道の「日本一短い駅間」を訪れた時のことを思い出してきました

ちょっとややこしいですが、松浦鉄道の場合は普通鉄道における日本一短い駅間です。ただ路面電車も法律の区分では立派な鉄道。それを考慮すると日本一短いのはとさでん交通の「清和学園前~一条橋」間。で、とさでんによると、なんと駅間63メートル。路面電車の停留所は普通鉄道に比べるとバス停感覚で1駅間の距離が短いのですが、それにしても63メートルは短すぎます

訪れたのは2019年7月15日のこと

前日まで高知県内や愛媛県を回っていた私は高知の町中に宿泊。朝からは

高校野球の高知大会を春野で観戦。とさでんは電車本数もあるし、市内からも簡単に行けるので午後に回しても十分。四国在住時代にお世話になった方と旧交を温めることもでき、はりまや橋に戻ってお昼をいただいた後に出発です

トコトコ揺られ25分ほどで清和学園前に到着

感想は「ゲッ!近い!」の一言

乗ってきた車両が見えるのですが、完全な直線区間でもう停まろうとしているだけに距離感がよけいに分かる

おもしろいのは、その短い区間で川を渡っていること

一条橋停留所の開設はなんと明治時代。かなり古い歴史を持ちます。それに対して清和学園前は昭和の終わりごろ。70年以上歴史が違います。停留所名の学校がこちらに引っ越ししてきたため新たに停留所が設けられることになりました。一条橋を学校最寄りにしても良さそうなものですが、川の存在のためからか、一条橋の停留所から学校へ向かおうとすると交通量の多い国道を歩くことになり(写真の右側へ向かう道路が学校方面)、危ないからと新たな停留所を設けることになったのだと推察されます

となると一条橋の方が要らなくなりそうなもので実際、そういう流れもあったようですが地元の方々から「歴史ある停留所なので残してほしい」との要望があったため存続となったようです

一条橋の停留所から見てみました

ホームが千鳥状に配置された駅がありますが、まるでそんな感じです

今回の記事を書くにあたつて驚いたことには、グーグルマップを利用しようと「清和学園前」と検索したところ自動的に「清和学園前 一条橋」と出てきたことです

土讃線の土佐大津から歩いて行くこともできます。一度訪問する価値はありますよ

注意点としては、両者の停留所は均一料金外の地域なので、フリー乗車券で乗る際は「均一区間乗り放題」ではなく「全線乗り放題」が必要なこと。また市内中心部から乗車の際は多くの電車が途中の文珠通止まりとなっているので「ごめん町」行きに乗ってくださいね

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