※訪問は2026年7月14日
八戸駅から朝のスタート

7時前の八戸駅。昨夜はここ八戸の駅前で宿泊した。東北本線の重要駅で、後には東北新幹線の終着駅にもなっていた駅だが、駅前は閑散としている。青森県第2位の都市とは思えない寂しさだ。それもそのはず、かつて記事にしたが
八戸市の中心駅は八戸線で2駅目の本八戸駅である。大きな繁華街もあり、ホテルも数が多いためか、本八戸駅周辺の方が安い。過去に2度宿泊した八戸市はいずれも本八戸駅周辺だった。わざわざ八戸駅前のホテルとしたのにはワケがある
目指すは青い森鉄道の起点駅だが
南下して盛岡県との県境付近を目指す。というか、ほぼ県境にある目時駅だ
というか、ほぼ県境に位置し川を渡れば岩手県。県境にあるということは、旧東北本線である第三セクターのIGRいわて銀河鉄道は、当駅から青い森鉄道となる。つまり青い森鉄道の起点駅ということ。この駅に行くために八戸の駅前に泊まったのだ。駅についての下調べはあえてしない主義だが、当然ながら時刻表はどちらかというと入念に調べる
実は一昨年、昨年と2度にわたって北海道&東日本パスでここを通っているが、いずれも下車を断念した。起点駅に行くのに随分と苦労しなければならないのだが、それは当駅の時刻表を見ていただければ分かる

見ていただければ分かるが、昼間は2時間に1本ぐらいの運行しかない。青森県側、岩手県側のどちらかから来て折り返すと1時間ぐらいの滞在で済みそうだが、それにしても結構長い。ただ実際には八戸駅からは目時方面へと向かう列車はもっと多くが出ているのだが、ここに青い森鉄道ならではの特殊なダイヤ事情が
多くの列車は手前で折り返し
その事情とは多くの列車が隣駅の三戸駅で折り返してしまうのだ。さらには県境を越えた金田一温泉駅で折り返す列車も存在するため、当駅にやって来るのは、青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道の直通列車のみなのである。本数も少なくなるはずだ
ただし朝なら、それほど待たずに駅を離れることができる。今回私が八戸から乗車したのは7時14分発の盛岡行き。目時に7時39分に着く。すると8時1分の八戸行きが来るため、20分ほどの滞在で駅から八戸方面へと向かえるのだ

築堤の高い所に駅があり、この後に川を渡って県境を越える

上り線と下り線の行き来は築堤の下の通路で行う。かなり以前からのものと思われる案内板が残る

そして駅舎はかなり大きい。当駅は1924年(大正13)に信号場として出発した。駅に昇格したのは戦後の1948年(昭和23)。これもお決まりのパターンだが、信号場出身ということで、周囲には特に何があるわけではなく住宅と農地が広がり、集落を形成している
目時とはアイヌ語で「メントケ」と言われる沼や泉の意味だという。現在の駅舎は1967年からのもの。典型的な国鉄コンクリ駅舎だ。付近の複線化工事が行われ、駅そのものが移転した際に新たに建てられたものだ。現在は無人駅だが、川に臨む県境の駅で多くの保線要員が待機できる大きな構造になったのかもしれない

広い待合室が今も残る無人駅だが

立派なお手洗いがあり

駅名板もカッコいい

付近の写真が並べられていた

こちらは駅前の様子
ひとつ豆知識を披露すると、多くの列車が折り返し、かつては特急停車駅でもあった三戸駅は三戸町には所在していない。所在地は南部町である。そしてここ目時駅が実は三戸町唯一の駅だが、実際の三戸町の中心部は三戸駅に近い場所にある

ホームを貨物列車が通過していった
目時駅の1日あたりの利用者数は19人(2023年度)で、青い森鉄道25駅中(青森、八戸のぞく)23位。ただし7時台とあって、ホームには通学の高校生がズラリ。それほど少なさは感じさせない。県境を越えての通学があることも知った
三セク転換ならではの乗り換え駅でもない途中駅の起点駅は青森県の最南端駅でもある。3年目にようやく訪問できて良かった
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