飛騨国府駅

宿も取らずに青春18きっぷで高山本線に突っ込んでみる~絶対行く駅は双子さんでした

9月8日10時40分

旧国府町の中心駅

飛騨国府に到着しました

区間運転の列車は高山、上枝、飛騨国府そして飛騨古川の始発と終点を合わせても4駅にしか止まりません。15キロのみの運行で所要時間も15~20分ほど。私が乗車した列車は飛騨古川で数分停車した後、すぐ折り返します。ですから、ここ飛騨国府にいると折り返し列車にすぐ乗れる。ローカル線の駅巡りでよくこの手法を使います

木造駅舎にトタン屋根。戦前に設けられた雪国でよく見かける駅舎です。駅前にある立派な木は桜ですか。こちらもよくある風景ですね

旧国府町の中心駅。簡易委託ではありますが、十数年前まで駅員さんがいたそうです

国府町といえば、鳥取県の同名の町を思い浮かべます。こちらも今は鳥取市になってしまいましたが、以前は同じ町名で姉妹都市だったようです

駅名標でお分かりのように飛騨の「騨」は正式には旧字体を使用します。そのあたりや国府駅近辺については次回以降の記事であらためて触れます

私自身のNG行為

折り返してきた列車に乗り込んで1駅。絶対に行くのだ、と固い決意の一つ目である上枝に到着です

先に答えというか、理由を出してしまいますが、これで「ほずえ」と読む超難読駅です。この駅名標が見たかった。そんなの車窓からでも見えるだろう、という考えもあるかもしれませんが、それは私個人のルールではNG行為にしています。「気になる駅があれば降りる、または別手段でもその駅に行く」は絶対です

昭和初期の開業時にあった上枝村が駅名の由来だそうですが、どうも現在は上枝という住居表示は残っていないようです。ただ駐在所の名前など駅近くには名前を付けたものが残っています

「そっくりさん」に心がなごむ

さて駅舎ですが

こちらが外観で

こちらが内観

ここで何か感じませんか?

飛騨国府駅とそっくりさんです。というか、ほとんど同じでは??

駅の財産票です。財産票というのは、たまにつじつまの合わないものも見かけますが、こちらは正しいもののようです。調べると飛騨国府の開業が1934年(昭9)10月25日。そしてここ上枝も全く同日です

勝手な想像ですが、別のものを考えるのが面倒だと思ったのか、あえて同じにしたのかは分かりませんが、おそらく同じ人または業者が施工にあたったのでしょう

いろいろ想像するだけで楽しいし、ここに来られて良かった、と思えます

次は1時間半後にやってくる猪谷行きに乗る予定。時間はあるので周辺の散策をしてみます。まだまだ服装は真夏ですが、飛騨の山中はもう酷暑という感じではありません

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宿も取らずに青春18きっぷで高山本線に突っ込んでみる~区間運転の妙

9月8日10時

高山駅の変貌に驚く

下呂から1時間かけて高山に到着しました。名古屋から4時間

こうして地図を見ると国道と線路がぴったり寄り添っているのが、よく分かります。というか、この飛騨川沿いにしか敷設するコースがなかったのでしょう。高山本線は大正期に工事が始まり、1934年の昭和9年に全通しました。このころ日本中では山間部に細かくレールが敷かれていますが、同じような形が多い。当時のトンネル技術を考えると必然的に、このようなコースになったのでしょう

その高山駅は

20数年ぶりに訪れたのですが変貌ぶりに目を見張りました。駅舎が変わったことは全く知りませんでした

前回は訪問時が2月で氷点下。とてつもなく寒い中を歩き回りました。今も運行される大阪直通のひだで帰ってきましたが、寒さから解放されて奮発してやれ、とグリーン車で帰ってきたのを覚えています。いつの間にか大阪行きにはグリーン設定がなくなりました

当時はデビューから、まだ2ヶ月のHC85が待機中。もっとも18キッパーの私には無縁で、普通列車を探さなければなりません

その時刻表はというと

赤い文字しかありません!

岐阜方面は1日10本、富山方面は13本と一見こちらが多いように見えますが、うち4本は3駅先の飛騨古川止まり。またこうして見ると特急は、ほぼ名古屋~高山に特化されていることがよく分かる。富山方面の特急は5本ありますが、うち1本は飛騨古川止まりなので4本しかありません

何が何でも行く駅へ向かう

その中で私が注目したのは高山~飛騨古川の区間運転です。わずか15キロ、途中駅はたった2つ。この運行を見るだけで、この区間には一定の需要があることが理解できます

どこに行く時もそうですが、この手の成り行き任せ旅の時には事前に「行きたい駅」を考えます。それがダイヤを見ているうちに「どうしても行きたい駅」そして「何が何でも行く駅」へと変化していきます。早い話があきらめです(笑)。付け加えると急に気力がなくなりエネルギー切れを起こすこともある(笑笑)

その「何が何でも行く駅」が、この中にあります。発車時刻も20分後とちょうどいい

まずは飛騨国府に到着です

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