北陸新幹線

「十日天下」も新幹線の全駅利用を駆け込みで目指す~後編・駆け込み訪問にこそ意味がある

※訪問は2024年3月5日

美しい雪景色の車窓

一夜明けて十日町駅から飯山線で飯山駅を目指す

朝から雪が降り続いている。ただ十日町の中心部は歩道が屋根付きで、駅は徒歩だと5分以上離れたところにあるものの駅へも屋根はつながっている

交差点部分はさすがに屋根はないが、ちょっとした小走りを交えることで、ほぼ雪からは逃れる形で駅へと到着できた

列車が停車しない部分はすっかりホームも雪。上に見えるのが北越急行のホーム。十日町は接続駅で、北陸新幹線の金沢延伸前まで北陸から東京へのメインルートでもあった北越急行からの越後湯沢乗り換えで使用されていた特急「はくたか」の一部も停車していた

8時半に十日町発。飯山線のダイヤは決して本数の多いものではなく、2~3時間に1本の運行。以前の訪問時は、暑さの残る9月で、いくつかの駅で降りたりもしたが、今日は飯山駅が目的だし、列車本数や天候も考えると、線内は乗り鉄である。だが平素は同じ乗り物に1時間も乗ると飽きてしまう私が見とれてしまうほど車窓は素晴らしかった

雪の中のレール

雪化粧の信濃川。飯山線は信濃川・千曲川に沿って走る。戸狩野沢温泉までの1時間20分、ずっと見とれていた

この日の車両もおいこっとだったが、戸狩野沢温泉で乗り換えとなる。乗り換えといっても対面ホームの2分乗継ぎで、実際は車両の交換。すでに長野県に入っている。3駅目が飯山。このまま乗車していれば1時間で長野まで連れて行ってくれるが、さすがにそうはいかない

予想以上の人出

飯山駅に到着。戸狩野沢温泉から2両編成となったが、多くの人が下車した。こちらは一段落した後の写真。はっきり分かる通り、雪が舞っている。十日町より激しい

在来線の改札口を出てすぐ、きっぷ売り場を挟んで新幹線の改札口で長い列ができている。ほぼスキー客の様子で海外からのお客さんの姿も目につく。当駅は無人駅ではないが、2021年11月いっぱいでみどりの窓口を終了。2台の指定席券売機がその代わりを果たしている。旅慣れた人なら券売機の方が楽かもしれないが、ふだん使い慣れていない人は時間がかかるだろう。横で立つ駅員さんが案内しながらの発券。国際色豊かで駅員さんも大変そうだった

私はというと自由席特急券だけ買えばいいので、駅員さんに尋ねると、誰も並んでいない券売機を案内され

あっさり購入。その気になれば、特急券さえ買えば軽井沢まで乗車券は有効だが、新幹線自由席の1区間特例分のみを購入。飯山駅に特化しているので、これで十分

30分ほど時間ができたので駅舎の写真をと外に出てみたが

激しい雪に、撮り逃げするようにして駅舎に戻る

飯山駅は1921年(大正10)に飯山鉄道という地元設立の私鉄によって開業した。戦時買収で1944年(昭和19)に国有化。現在に至る。路線名にもなっている飯山駅は、もちろん主要駅で2015年の北陸新幹線金沢延伸の際に新幹線駅が併設された。その際、在来線のホームも300メートルほど移動。その跡地は留置線として現在も使用され、車窓からも見える。グーグル地図にも側線跡が描かれている。どこまで近づけるか分からないが、事前の計画では行ってみることにしていたが、天候により中止である

ただし飯山鉄道の開業に尽力した五島慶太をたたえる石碑は旧駅から新駅に引っ越しているので、そちらは撮った

三日天下だからこそ意義がある

10時39分のはくたかで1駅乗車である

通過線のない2面構造のホーム。ちょっと遅れたが、これで新幹線駅の全駅訪問を達成。といっても11日後に北陸新幹線の敦賀延伸があるので、10日間だけの至福感。新幹線の駅が廃業になるなんてことは基本的にないので、延伸後にあらためて新駅とともに訪れればいいだろう、という考え方はあるし、その方が合理的でもある(ただし新幹線駅をひとつずつ訪問するのは、お金がかかり、なおかつ飯山駅と新駅では会社が違うので、すべての駅を訪問できるフリーきっぷの発売は難しいと思われる)

ただ、まずは北海道から九州までの全駅訪問を新線開業までに終えたとという事実が私にとっては大切で、直前の滑り込みによる三日天下と分かっている達成にこそ意義があるのだと思っています

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「十日天下」も新幹線の全駅利用を駆け込みで目指す~前編・痛恨の通過列車乗車

※訪問は2024年3月5日

旅のスタートは新潟空港

この記事を書いている傍らのテレビのニュースでは北陸新幹線敦賀延伸で持ちきりとなっている。私のX(旧ツイッター)のフォロワーさんも訪れているようだ。という事実を百も承知で2週間ほど前のことについて触れてみたい

8時20分、新潟空港にいた。今日は新潟駅から信越本線、上越本線、飯山線と乗り継いで十日町へと至る。大阪から新潟へはJALタイムセールで。最大目的地は明日の飯山駅で、大阪からだと名古屋経由で長野まで行くのが、おそらくノーマルルートだろうが、それだと往復同じコースになってしまう上、新潟空港はこれまで利用したことがなかったので、新潟から十日町経由で向かうことにした

バスで30分揺られ新潟駅に到着。すっかり変わったな、という感慨に浸る間もなく

春の青春18きっぷを購入。信越本線を南下。道中、いろいろな駅を回りつつ、十日町を目指すが、新潟近辺の駅では少しの雪が道ばたに残っている程度で雪のことなど、この時点では考えてもいなかった。しかし長岡あたりまで来ると、風景は一変。車窓は雪一色となってきた

3月16日より前の訪問が絶対

話は昨年秋にさかのぼる。10月に九州新幹線の全駅訪問を目指していた。この旅で全国の新幹線駅訪問を達成することになっていたが、時刻表の路線図を眺めていた時、あることに気付いた

飯山駅が未訪問だ

それよりさらに1年前の2022年10月、JR東日本パスで東京から北陸新幹線→上越新幹線→北陸新幹線とグルリ回って新幹線各駅を回収。これで本州と北海道の新幹線全駅を利用したことになったと、すっかり満足していたのだが、私が上越妙高から乗車したのは飯山通過のはくたかだった

はくたかは基本的に昼間は金沢から長野までが各駅停車で、長野以降が速達運転となる。だが、その中の一部に「飯山のみ通過」という、全駅訪問の死角を狙った(?)列車があり、私はまんまと、それに乗車していたのだ

これはマズいと思ったが、飯山駅のみの訪問というのは、金銭的にも時間的にもなかなか辛いものがある。そのうち北陸新幹線の敦賀延伸の時が迫ってきた。その時期は3月の青春18きっぷの季節以外ないだろうと今回の旅となったのである

上越線に入り、小千谷駅では2台の除雪車が待機中。飯山線の乗り換えとなる越後川口でも雪一色

乗り換え時間2分という優秀すぎる接続で、単行のため駅名標の位置が車両から、かなり離れたところにあるため、写真を撮るだけでも必死だった。ちなみにこの足跡はすべて私のものである(笑)。地元の皆さんは雪に対応した靴だったが、当然私は違う

幸運だったのは、週末中心の観光列車「おいこっと」の定期運用車両に乗れたこと。JR東日本は観光列車を定期運用に使用することはほとんどないが、飯山線では使用されているようだ

ちなみに「OYKOT」とは東京(TOKYO)を逆さ読みしたもので、大都会とは対照的なふるさとを意識して名付けられた

フリーきっぷ購入が問題

さて今回の移動で課題となったのが、きっぷの購入である。新潟エリアには「えちごワンデーパス」「えちごツーデーパス」、信州エリアには「信州ワンデーパス」という、なかなか優秀なフリーきっぷがある。ただし「えちごー」についてはワンデーとツーデーでエリアが異なり、ワンデーは小千谷までしか行けず1570円。ツーデーはエリア拡大で2740円で十日町まで行けるので自分の行動エリアを考えるとツーデーを購入して1日だけ利用しても十分に元がとれるが、こちらは基本的に週末のみの販売。ということで18きっぷの登板となった。ただし飯山駅利用には信州ワンデーパスが必須である

というのも新潟エリアのパスにしてもそうだが、特急料金さえ払えば乗車券は有効なのだ。青春18きっぷだと飯山から新幹線に乗車した場合、乗車券も含めて当該区間は一から買わなければならないが、フリーパスだと特急券だけ買えば大丈夫。また明日は松本に宿泊することになっているので、長野から特急移動することになっても同じく特急券追加だけで済む。2680円で通年発売。こちらの方がお得となる

ただ、このフリーパスは購入が問題で、発売はエリア内のみどりの窓口または指定席券売機となっている。名古屋または東京から行く場合はそれほど苦労はしないだろうが、新潟から入る時はエリア内最初の駅は越後川口そして十日町となるが、両駅はみどりの窓口はあるものの、指定席券売機はない。みどりの窓口の営業時間はJR東日本のHPに記されているが、休憩時間などについて私的には現地に着いてみないと分からないと思っている。新幹線に乗るだけなら飯山まで行けば何とでもなるが、きっぷの購入については何ともならない時は何ともならない

という理由もあって本日の宿は十日町とした

十日町到着は15時前。そして

無事みどりの窓口は開いていた。結論としては私が乗車する翌日の朝から営業していたが、とにかくひと安心

これで明日に何の憂いもなくなった。十日町で宿をとったのは、へぎそばを食べる目的もあった。過去に2度ほど新潟駅近くのへぎそばのお店に行ったが、いずれも長蛇の列で断念。かねてより本場の十日町で食べたいと思っていただけに

大変満足。二人前でも食べられたかもしれない

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グリーンきっぷの2日間~JR西日本の未乗区間を埋める

北陸新幹線のグリーン指定券

2月22日8時

貸切のグリーン車

もい全国的にもすっかりおなじみの光景。朝の金沢駅。今日の最高気温は6度の予報ですが雪は夜のうちにやんだようで、この時間でかなり少なくなっています

駅前は本当に立派になりましたね。私が金沢にひんぱんに仕事で訪れていたのは20年以上前のことで、当時の金沢駅は全国の都市でありがちな「何もない駅前」でした。町の中心部(繁華街)は香林坊と片町という歩くには、ちょっと距離のある場所で初めて訪れた昭和の時代に駅前のホテルに泊まり困ったのは忘れられない思い出ですが、今は駅近辺と繁華街とは逆方向の港側の再開発が進んで、中心部まで行かなくても完結できるようになっています

例によって牛丼店で朝食。今日はいつお昼を食べられるか分からない日程なのでしっかり食べよう

考えてみればグリーン車ばかりに乗る旅で毎朝牛丼店で朝食というのも妙な話ですが、あくまでもグリーン車は手段のひとつなので食事の豪華さは別問題なのです

金沢からは北陸新幹線に乗車

もちろんグリーンです。6回の権利のうち4回目。元々はやくものパノラマグリーンに乗るためのもので他は別に普通車でもいいのですが、せっかくの権利なのでありがたく利用します

北陸新幹線のグリーンは2回目です。2021年9月以来

落ち着いた色がいい。そしてなぜこのように写真をバンバン撮れているのかというと、車両には私だけの貸切で発車したから。お隣の新高岡で一人乗って、富山からは数人が乗車してきましたが、貸切グリーンというのは、なかなか心地の良いものです

3日間きっぷもあるのだが

さて今回利用した2日間きっぷ。3日間用と5日間用は一人では利用できないと最初に記しましたが実は一人用もある。JRで受け付けるものではなく主要旅行会社で発券してもらう「西なびグリーンパス」というもので、こちらは一人利用も可能。50歳以上などルールはほぼ同じで3日間用が3万円、5日間用が3万5000円と、やや割高(2日間用はない)になりますが、十分に元はとれる料金です

今回もそちらを利用する手はあったのですが、やめました。理由はというと

絶対にローカル線に乗りたくなるから

2年前は5日間の夏休みをとって5日間用を利用。3日間は北陸方面へ行き、1度帰宅して残る2日間は山陰方面に出かけました。つまり今回とは逆の行程でパノラマカーの座席を確保したにもかかわらず「そうでない日」に当たったのは、この時。そして5日間で何をしたかというと

大糸北線(JR西日本管内)の全駅訪問

越美北線の全駅訪問チャレンジ

山陰本線の益田~浜田の全駅訪問

グリーンとは無縁のものばかり(笑)。地方に行くと必ずこうなるというか、ローカル線に乗りたくなるのですよ。ということで今回は煩悩(?)を捨てるべく2日間のきっぷにして日程を凝縮させました

車窓では

雪景色とそうでない景色を見ながら

1時間で上越妙高に到着。昨秋の東日本パスで長岡方面から特急「しらゆき」で来て以来です

石川県から新潟県まで。約170キロを1時間で走るのですから新幹線はやはり速い

昨年10月は、ここから北陸新幹線に乗って軽井沢へと向かいました。その時にふと「糸魚川~上越妙高」が未乗車区間になっていることに気付きました。これはいつか必ず埋めなければならない、と思っていたところで今回のきっぷが登場。新幹線にホイホイ乗れるきっぷというのは、なかなか出ないのでこのチャンスを逃すわけにはいきません

雪の中、しらゆきが停まっていました

いい景色ですね。ただ当然ながら寒い

そして駅名標でも分かるように当駅はJR東日本の管轄。昨秋のきっぷでは、ここから金沢方面には行けず、今回のきっぷでは長野方面に行けないという境界駅

「あなたの持っているきっぷは、ここでは取り扱いできません」と書いてある。でもいいのです。ここからは自由席で金沢へ向けて折り返しますから。滞在30分で金沢行きのはくたかに乗り込みます

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東日本の新幹線単独駅を巡る~繁栄の駅

佐久平駅の在来線駅名標

2022年10月22日14時30分

※新幹線単独駅の訪問は終わっていますが同一行程なので同タイトルで伝えています

在来線が新幹線の上を行く

新幹線駅訪問では最後となる佐久平に到着しました。小海線の駅で降りたことはあるのですが新幹線の改札には入らなかったので新幹線ホームの利用は初めてです

軽井沢と上田の中間に位置します。まずは鉄道駅としての見どころから紹介します

前述した通り、小海線との接続駅となっています

新幹線の改札を出て小海線ホームを目指します。かなり長い通路です

在来線は無人駅。それでもホームと通路の間に待合室となるスペースがあり、両方にドアがあるため寒さ対策はできています。入口は無人駅ではなかなか見かけない自動ドア

高架ホームに出ると下を走るのは、なんと新幹線。ここでは新幹線が地上駅、在来線が高架駅という常識を変える構造となっています

棒状ホームなので間違えないよう方向が示されています。初めての人が利用する可能性もある新幹線接続駅だからこその親切な表示。それにしても新幹線の屋根の上にいるというのは不思議な優越感に浸れます。新幹線敷設の際、地形的に新幹線は地上を走った方が理にかなっているとされたため、だったら在来線をこの区間だけ上にした方が経費も安いのではないか、ということでこのようになりました

例によって駅名でもめる

こちらが駅舎。なかなか凝ったデザイン。上越新幹線で見てきた無骨な駅舎とはかなり違います

新幹線駅の紹介をするたびに同じようなことばかり書いていますが、こちらも駅名でもめました。付近の大きな駅と都市といえば、長らく小諸でした。ただ当駅の設置場所は佐久市。だったら佐久駅で良いのではないかとなりそうですが、駅名に小諸を入れることで小諸市が譲らなかった。なぜかというと元々の長野までのルートは山形新幹線のようなミニ新幹線として信越本線を走る予定で当然、小諸も通る。すっかり安心していたら方向転換でフル規格となり小諸は素通り、信越本線は三セク化。急に手のひらを返されるような形になった上、駅名までも「素通り」されるのではたまらない。一理ある主張です。最後は佐久平には小諸も含まれるということで決着しましたが、佐久平駅が大きな成功例となりすぎたため、都市名を入れなかったという一件が「都市名は入れなければならない」と後々、一人歩きすることになります

全国から視察が続々

その佐久平駅の周辺は

このような感じ。ご覧になれば分かる通り、新幹線駅の周囲はグルリ自動車専用道に囲まれています。これが大当たり。自動車道が近いということで物資や自動車の集積する場所にもなり、それまで何もなかった場所ということも幸いしてか、多くの商業施設やマンションが建設され、街が形成されました。ちなみに駅の住所は佐久市佐久平駅東1の1。まさに「一丁目一番地」で、新幹線駅設置の後に街ができたことがよく分かります

そのおかげで全国の自治体から視察が続々とやって来ました。私が実際に知るところでも九州の遙か遠い自治体の公務員が見学に訪れたそうです

何もないところがこんなに繁栄した、といういわば大成功例となったわけですが、高速道路神話と新幹線神話を必要以上に助長した感は否めません。大人口集積地である首都圏と観光地がズラリ並ぶ軽井沢~長野への近さが大きな成功要因だということを忘れてはいけません

などと言いながら実際の私の行動はどうだったか。この日は上田で友人と落ち合うことになっていて次の新幹線まで1時間ある。時計は15時になろうとしていますが、乗り継ぎが良すぎたり、時間がある駅周辺には何もなかったりという、いわゆるローカル線あるあるを食らって朝から食べたものは上越妙高の乗り継ぎの際に購入したサンドイッチだけで猛烈な空腹状態。18時ぐらいから食事となっていたのですが、それまでもたないと出かけたのがイオン

フードコートのリンガーハットでこのような案内を見て

小腹を満たすにはちょうど良い皿うどんの小を注文。新幹線駅から徒歩5分でイオンに行けるというのも佐久平らしいところなのですが、その恩恵を目一杯甘受することになりました

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東日本の新幹線単独駅を巡る~グルリ一周

軽井沢駅の駅舎

2022年10月21日14時40分

※単独駅の訪問は終わっていますが、同一行程なのでタイトルはそのままにしています

在来線特急で新幹線間を移動

長岡駅に到着しました。さすがに何度か来ています。時間はまだまだ早い。燕三条で乗り逃した弥彦線の分、上越線や信越本線の駅巡りに多少は充てることができそうですが、最初の予定が狂った分、朝の6時過ぎから行動していた私は完全に燃料切れ。10月後半でしたが昼間は暑く、宿泊したホテルが大浴場付きだったこともあり、15時にチェックインしたところ「今から入れますよ」と言われたため、ビジネスホテルで一番風呂に入ってしまうと、もう何もやる気が起きず活動限界となってしまいました

翌日は朝7時すぎに長岡駅からスタート。前日の分を少しでも取り戻すため、信越本線の三条駅や弥彦線の燕駅などいくつかの在来線駅を訪問。11時前に東三条に戻ってきて

特急「しらゆき」の上越妙高行きに乗ります。長岡から乗っても同じなのですが、新幹線駅ではない東三条から特急に乗るという体験は、今後なかなかないと思われるので東三条から

しらゆきは新潟県内で新潟、長岡といった上越新幹線の駅と北陸新幹線の駅である上越妙高を結ぶ貴重な優等列車。直江津から長野方面が三セクのえちごトキめき鉄道に転換されてしまいましたが、しらゆきは、その間を結ぶ貴重な在来線特急となっています。1日4往復で、うち2本が新井まで運行されます。新潟県内だけを通るという在来線特急では珍しい体型ですが、それでも新潟~上越妙高は2時間と距離は長い。かつて常磐線の「フレッシュひたち」として活躍した車両が使用されていて懐かしい

さて、ここで私は今旅初めての指定席利用を行うことに。新幹線にはいっぱい乗ってきましたが、駅訪問が主眼のため短い区間ばかりで、すべて自由席だったのです。この先も同様の行程なので、せっかくだから、この1時間半は指定席の権利も使おう、えきねっとにも一度ぐらい登板してもらおうと指定席を利用。しらゆきには過去2度乗車したことがあるのですが、それほど混雑してはいませんでした。車両は4両編成指定と自由が2両ずつ。自由席が半分を占めるのは区間利用も多い特性に対応しています。結果的に指定席もそれほど混雑しせず、窓際に陣取った私の横には誰も来ることなく上越妙高に至ったのですが、途中から「自由席が混み合っているので座席に荷物は置かないようにお願いします」のアナウンスが連呼されてビックリ。今回の150周年記念パスの威力を思い知ったのでした

再び新幹線に

12時25分に上越妙高に到着。駅名標はえちごトキめき鉄道のものとなっています

北陸新幹線に乗り換え。当駅は北陸新幹線内のJR東日本とJR西日本の境界駅。管理は前者なので駅名標は東日本スタイルです。駅の所在地は上越市で当初の仮称も「上越駅」でしたが、妙高市の中心部にも近く議論の末に現駅名となりました

13時発のはくたかに乗り込み20分で長野に到着。長野駅では同一ホームの3分連絡で各停パターンのあさまに連絡します。各停といっても安中榛名はかなり通過されるのですが

そして軽井沢に到着。前日の安中榛名から、ほぼグルリと一周したことになります。実は乗車したあさまは貴重な安中榛名に停車するパターンで、行ってしまえば、それもおもしろいなぁ、とも思ったのですが安中榛名まで行ってしまうと、その後の行程がまたややこしくなるので軽井沢下車

同時刻に東三条を出発した場合、長岡から上越新幹線に乗って高崎乗り換えの方が40分ほど早いのですが、新幹線に乗る距離が短かったり、高崎乗り換えで新幹線料金がリセットしてしまうことなどで、普通に運賃を支払うと1000円以上、高崎経由が高くなります

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東日本の新幹線単独駅を巡る~ここが安中榛名

2022年10月22日8時30分

新幹線駅で初めてときめく

到着しました。安中榛名。各地で念願の駅の手前で降りる時はドキドキします。枚挙するとキリがない。ただ新幹線駅の手前でドキドキしたのは初めてです

帳簿上は高崎から始まる北陸新幹線で唯一の新幹線単独駅(敦賀延伸で越前たけふが加わる予定)。かなり狭い場所に設置されていて速達列車は停車しないのに通過線がありません

改札に向かいましょう

自動改札機が2つだけ。ただし利用者が増えれば増設できるスペースは確保されています

開業25周年

開業25周年でお出迎えしてくれました。北陸新幹線は「長野新幹線」という通称で1997年10月に高崎~長野が開業。かなり大急ぎの工事で慌ただしい開業でしたが、それは翌98年2月に長野冬季五輪が控えていたため。当然それまでに開業しなければならないのですが、ここで群馬県から「待った」が入ります。北陸新幹線は、最初に計画された新幹線(東海道、山陽、東北の盛岡まで、上越、成田)の後からの、いわゆる整備新幹線で「地元が工費の一部を負担」することになっています

北陸新幹線の当初の予定では軽井沢まで駅は設置されない予定でしたが、そうなると群馬県内には単なる素通りになってしまうため「だったらお金は出さない」となったわけです。近年、整備新幹線を巡る工費について、いろいろな事象が起きていますが、当時は長野五輪に向けて開業することが急務で安中榛名駅が登場することになりました

ちなみに北陸新幹線を巡っては、金沢延伸の際「県内に最速達の列車が停車しない」との理由で新潟県がお金を出さない、という一幕もありました。こちらは最終的に境界駅の上越妙高で乗務員が交代するので必ず全列車が停車するだろう、という読みのもと工費捻出に至ったという話があります(ふたを開けると長野駅での交代となった)

新幹線の夢と現在

外に出てみましょう

とても悠々しい駅舎です。整備新幹線より前の昭和時代に開業した新幹線の駅は、よく言えば機能重視で遠方から単に目立つだけ、という無骨な構造が多いのですが、そうではありません

地域の中心駅となるべくような駅舎です

ただ駅からロータリー方面を見ると

おそらくいろいろな施設が立つべき場所なのでしょうが何もない。道路は大変立派で気持ちの良い秋の朝の空気が味わえる空間が広がっています。駅前に商店はありません。コンビニがありましたが撤退したそうです

ただし地図で分かる通り、少し行くと住宅街が広がっています。駅開業後に「びゅうヴェルジェ安中榛名」という広大な住宅街で「びゅう」という名称で分かる通り、JR東日本が山中の土地を購入、分譲したもので副業ができなかった国鉄時代ならできなかったことを民間移管後に行っています。名誉のためにちゃんと触れておきますが、駅前の光景だけを見ると大赤字のミッションだったと思われるかもしれませんが、10年以上の歳月をかけて601区画が完売。そのためか駅前の駐車場は私が訪れた時点で、ほぼ満車でした

県知事による宅地開発の協力記念碑があります

現に開業時は1日300人程度だった乗降者がコロナ禍直前では600人にまで増えていました。もっとも600人という数が新幹線駅として多いか少ないかは別問題で、何かと失敗駅の代名詞のように言われる山陽新幹線の新尾道駅の数字を挙げるとコロナ禍以前は2000人でした

狭き門

駅に戻ります

1日12往復。これが多いのか少ないのかは何とも言えませんが、駅名を伏せて時刻表だけを見せられると朝は上りが多く、夕方は下りが多く、昼間は2時間停車列車がない、よく見かける通勤通学に配慮したローカル線のダイヤだと思うかもしれません。ちなみに私は8時31分着の下りで到着し、9時7分の上りで撤退しました

料金案内は今や古典的なものです。出発の10分前になり、人が集まり始めました。眺めていると皆さん券売機の扱いに慣れているようで、いつも利用されている方ばかりなのでしょう。考えてみれば観光客というのは、あまり考えられず常態的な利用者か私のようなオタクばかりなのでしょう

残念ながら峠の釜めしも駅そばも開店前。ここで立ち食いそばでもいただければ、もっといい記念になったのでしょうが、先もあるのでなかなかそうは行きません。そもそもめん類販売時間は11時から14時のわずか3時間で、時刻表をご覧になれば分かりますが厳密に営業時間を守ると上下1本ずつしかありません。なかなか狭き門です

在来線とのアクセス

私が到着した際、駅前にバスが停車していました

信越本線の在来線へのアクセスバスが安中と磯部に向けて出ています。本数は磯部の方が圧倒的に多い。磯部への時刻表を見ると新幹線との乗り継ぎを考慮したものになっているようで

マイカーなら20分、バスでも25分。これもまた近いか遠いかは微妙なところですが、バスの車窓は見たいものです

名残惜しいですが上りがやってきました

次回来る時はぜひ在来線とのバスアクセスを体感し、駅そばを所望したいなぁ、と思いながら新幹線に乗り込みました

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東日本の新幹線単独駅を巡る~やっぱここ一択でしょう

2022年10月21日7時

鉄道開業150周年記念 JR東日本パス

朝7時の山手線。記事には何の関係もありませんが、初めて黒い山手線に乗車したので記念の意味でも載せておきます(笑)

手には「鉄道開業150周年記念 JR東日本パス」。JR東日本の全線に加え、一部の三セク、私鉄にも乗車できます。これが2回目の利用。1回目については、また日をあらためて紹介させていただきます(アイキャッチの写真は1回目のもの)。この「全線」というのが大きなポイント

7時24分発の「あさま」に乗り込みます

意外と困難な新幹線駅訪問

駅巡りをしていて意外と難易度が高いのが「新幹線駅」です。なぜかというと「カネがかかる」からです。いろいろなフリーきっぷが出ていますが新幹線も含むものは、ほとんどありません。新幹線に乗れるが乗車券部分のみ有効で新幹線は別料金というものがほとんど、というかすべてと言ってもいいぐらい。新幹線駅なので、それなりに本数はあるので到達難易度はそれほど難しくないですが、料金はかかります。自由席に限ると1駅もしくはそれに準ずる区間で1000円に満たない料金が設定されていますが、それでも乗車駅も含め、駅で乗降することを条件とすると3駅2区間で2000円ほどのお金が必要になります。JR各社によって指定席の有無やB特急券の設定、複線または単線による所要時間の違いで一律にはくくれませんが、先日までお伝えしていた高山本線なら、岐阜から高山まで2時間特急に揺られても自由席特急料金は1860円。新幹線料金がいかに高いかが分かります

しかも各社とも新幹線はドル箱なので、新幹線も乗り放題というきっぷは、なかなか出ません。最も収益の高い東海道新幹線などは聞いたこともない。山陽新幹線については一昨年の秋にJR西日本が乗り放題をリリースしましたが昨年は出ませんでした

私は東海道新幹線については初乗車から40年以上かけて全駅乗下車を達成しました。本格的に始めてからも20年はかかりました。東海道本線への乗り継ぎが容易なので前述した通り、作業そのものは難しくないのですが、なかなか別の目的がないと先立つものがないと二の足を踏みます。新駅ができると、また理由をつけて行かなければならない。最後に利用したのは掛川でした

山陽新幹線についてはコロナ禍以前に50歳以上を対象とした「おとなびパス」という西日本全線のフリーきっぷが青春18きっぷのシーズンを避けるようにリリースされていて、そちらを利用したところ、こちらはかなり瞬殺でした(笑)。ただ山陽新幹線のこだまは昼間は1時間に1本なので東広島には本数の多い朝に訪問したことを覚えています。最後の訪問は新下関でした

そんな状況下でリリースされた東日本パスですから、これは利用しないわけにはいきません

第一歩は安中榛名以外に選択肢なし

一応、旅程を組んでみて前日に東京入りし、今回は上越新幹線と北陸新幹線のJR東日本部分を回ることに。2泊目は長野の知人宅に宿泊することが決まっているので反時計回りで上越新幹線、北陸新幹線を巡っていくことにしましたが、朝という本数の多いアドバンテージや私的な行きたかったランキングを考慮すると第一歩は安中榛名にならざるを得ません

旅にハプニングはつきものなので、関西からの訪問がかなり困難な同駅をまず回収しておきましょう

乗車から1時間ちょっと。安中榛名を告げるアナウンスが始まると、かなりドキドキしてきました

到着です。実は同駅に停車する北陸新幹線に乗車したのも初めて。こんなに細いホームとは知りませんでした。誠に失礼ながら、10人以上の人が下車してちょっと驚きました(謝)

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