※訪問は2026年3月12日(ダイヤは3月14日の変更前のものです)
列車はしばらくなし

あらためて木花駅
運動公園駅の記事でも触れたが、この時間帯の南宮崎方面は2時間半も列車がない。11時55分発の宮崎行きの後は14時37分の南宮崎行きである。他路線でも何度も書いてきたが、朝の通勤通学帯にそれなりの運行があった後、しばらく休んで正午ぐらいに1本、またしばらく休んで夕刻あたりからそれなりに運行されるというローカル線ならではの運行形態に近いものが日南線でもある
私は「お昼休み」に入った時間帯にバスと徒歩でここ木花まで来たが、しぱらく列車はない。現在の時刻は12時半で2時間待ちである
路線バスという強い味方にはかなりの乗客
さすがにそんなものは待てないので次の案に移る。これも前記事で書いたものだが、運動公園方面から来たバスは木花駅そのものには立ち寄らず、木花駅の南側にある正蓮寺の停留所を通った後、学園都市の木花台をグルリと回って木花駅の北側にある木花の停留所にやって来る
位置関係はというと
このようになる。グーグル地図は木花駅から木花の停留所に向かう徒歩コースをかなり遠回りに設定してあるが、実際は地図で見てもらえば分かるが、木花駅前のロータリーからやや細い道路を歩くと3分足らずである
ここを走る路線バスは1時間に1本。かなりの本数がある。そしてこのバスは南宮崎を経て宮崎駅へと向かう。こちらを利用しよう
基本的には駅訪問はできるだけ乗車、降車のどちらかを利用しようと思っているが、ダイヤがそれを許さないこともある。今回の日南線全駅訪問では福島今町、内海に次いで3駅目の列車を使用しない駅となり、最後の訪問となった木花駅が該当してしまったのは残念だが、ここはやむを得ない

木花の停留所から宮崎交通のお世話になる。このバスは田吉駅近くを通って南宮崎駅前の宮交シティ経由で宮崎駅へと向かう。ちょっと驚いたのだが、平日のお昼下がりのこの時間。沿線にある高校が年度末で早めに終わったようで、その影響もあると思われるが、私が乗車した時はギリギリ座れる状態で、途中から多くの立ち客だらけとなった
これほどの需要があるのにもったいないな、と思っていたら、こちらも青島駅の記事で触れたように、3月のダイヤ変更では青島~南宮崎は増便となった
南宮崎駅の意義とは

宮交シティで下車。南宮崎の駅前にあるショッピングセンターであり、宮崎県最大のバスターミナル

ここに来るのは3回目で多くの飲食店が入居しているが、3回とも同じ店舗でカレーをいただくことになった。なかなかクセになってしまう美味しさだ

徒歩で南宮崎駅へ。宮崎駅のひとつ南側にある当駅は、日南線(宮崎空港線)の分岐駅。全列車が停車し、当駅始終着の列車も数多く運行されている
初めて宮崎を訪れる方は宮崎そして南宮崎と続けて特急が停車することを不思議に思うかもしれないが、これには日南線が大きく関わっている
宮崎空港線の前身である宮崎軽便鉄道は、当駅~内海で1913年(大正2)に開業した。当時の駅名は「赤江」。2年後に日豊本線の宮崎~青井岳が開業して接続駅となり、駅名は「大淀」に。南宮崎駅となったのは1942年で、1963年の日南線開業で乗り入れる列車はすべて国鉄となった。つまり宮崎交通線が始発駅を当地にしたことによって交通の要衝となったのだ
ここで3日間にわたる日南線の旅は終了
南宮崎から90キロにも満たない路線で、つまり普通に乗車券を買うと途中下車もできない路線ながら、鹿児島県に入ったところで終着という路線の各駅は密度の濃いものだった。単に路線図だけを見ていると、日豊本線と並行するように、なぜ線路があるのだろうと思ってしまうが、日南線となって宮崎と日南地区が直接つながると観光客も大挙して乗車。沿線は大いににぎわったという
宮崎から青島にかけてはIC乗車もできるようになり、3月のダイヤ変更で増便も始まったが、南郷以南は減便で1日6往復となってしまった。地元の報道を見ると、串間地域は長距離バス路線がなく、宮崎との出入りは日南線の増減に大きな影響を受けるという
この時に読売新聞の記事を紹介したが、沿線で住民の方々の関心がさらに薄くならないことを祈りたい
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