2023年5月26日13時40分
ホーローラッシュでのお出迎え
秩父別に到着しました。ホームに降りると
ホーローの縦の駅名標が、これでもかと並んでいます。全国で消えつつあるホーローの駅名標ですが、北海道では多くの駅で現役。にしても並びすぎでしょう。しかも横を向いたり、奥にあったりと並びもカオス気味。ホーローが並んでお出迎えも北海道ではたまに目にします
北一已のお隣で、こちらもなかなかの難読。元の駅名は「筑紫」で1910年(明治43)ですから、100年以上の歴史を持ちます。「筑紫」「秩父別」ともにアイヌ語の由来で、秩父別町のHPによると「通路のある川」という意味の「チックシベツ」に由来。村名が秩父別だったことで戦後、駅名も秩父別に変更されました
筑紫という住所表示はなくなっていますが、橋の名前やお店
町を歩いていると公共施設の名前にも見ることができました。どうして町を歩いたかについては後述します
ここまで順調すぎた
駅舎は重厚な造り。何度か手を加えられていますが、1934年にできた駅舎が原型となっているもよう
入口部分も駅名板も町の代表駅にふさわしいもの
かなり以前に無人化されていますが駅舎内はきれいです
さて、ここまでの道程を振り返ると
深川12時36分→12時51分 石狩沼田 13時→13時11分 北一已 13時32分→13時38分 秩父別
と極めて順調。深川を出てから1時間で秩父別に到着し、駅数は4駅(深川のぞく)なので、早くも残るのは北秩父別駅のみ。王手、リーチがかかったことになります
ただ問題はここから
とにかく全駅乗降を目指す
こちらが時刻表で私は13時38分の石狩沼田行きで降りたわけですが、次の列車は16時18分と何と2時間40分後。これは長い
ただ手段はないことはなく、まずはバス。駅から徒歩数分のバス停から乗車すると北秩父別駅まで徒歩15分ほどの停留所へ7~8分で連れていってくれます。ただバスも1日5本の運転で発車が15時45分と、停留所からの徒歩を考えると、そうアドバンテージがあるわけではありません
となると、もうひとつ移動手段があって、実は秩父別~北秩父別の駅間は2・4キロしかなく、線路沿いを歩くのは不可能のようですが、それでも歩けない距離ではありません
カーブする線路をショートカットするコースもあって30分で着いてしまいます。道中は坂のない平坦コースであることは最初に石狩沼田まで乗車した時に確認済み。この日は曇り気味ながら雨の心配はなさそうで、なんといっても北海道の5月末ですから、徒歩には問題のない気温でした
これでも時間が余ってしょうがないぐらいですが、ちょっと考えてこの案も却下。早朝の室蘭駅での時間の勘違いから始まり、深川に着いた時点で今日は全駅の乗降を目指すと決めたのです。ここは160分、駅周辺で過ごすことにします
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