※訪問は2026年3月11日(ダイヤは3月14日の変更前のものです)

新しい駅舎

道の駅くしま。見て分かる通り、真新しい建物だ。駅まではすぐ

というか、目と鼻の先だ。そしてここは串間市の中心部。近年、駅から歩いていけたり、ほぼセットとなっている道の駅によく出会う。全国に多数ある道の駅なので全部が全部を私が網羅しているわけではないし、偶然の出会いもあるかもしれない。また設置してみたら、たまたま駅が近かったということもあるかもしれないが、車でしか行けない道の駅より私的には重宝している

そして、この道の駅は串間駅の動向にも大きく影響している

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自治体誕生で駅名も変更

串間駅の駅舎。見て分かる通り、こちらも真新しい。3年前まではもう少し大きい駅舎があった。昭和30年代に建てられた国鉄型コンクリート駅舎だったが、JR移管から10年ほどして串間市が駅舎ごと買い取って改装。駅舎内に「駅の駅」という店舗をオープンさせた。地元の農水産物の販売所だった。だが先に紹介した道の駅が2022年にオープンしたことで農水産物の販売所は道の駅に移動。それに伴い駅舎もコンパクトになった

現在は串間市観光協会が受託している簡易委託駅。ちなみ日南線を南下すると、南郷を最後に終点の志布志も含め、簡易委託とは駅員さんがいるのは、ここ串間駅のみである

福島高松駅の記事でも記したが、串間駅は元々は福島仲町という駅名だった。開業は1935年(昭和10)。当時の志布志線が志布志から北上。榎原まで到達した際に途中駅として設置された。当時は福島町の代表駅だった。1954年に福島町が他の4村と合併して串間市が誕生。駅名も5年後に串間駅へと変更された。串間は平安時代からの地名で、櫛間と書かれていた。「櫛」は神の愛する木、「間」は土地の意味。新しく自治体が誕生するにあたり、江戸時代まで使用されていた地名が復活。左右対称で縁起がいい、と「串」の文字が使用された

周辺は市の中心部

駅の周辺は市の中心部となっていて、規模の大きい街が形成されている。串間市の人口は2025年のデータで約1万6000人。1980年の約2万9000人と比べると、45年で半分近くになっているが、駅前の様子や福島今町駅からの道中を見ると、とてもそんな風には見えない

駅前でひときわ目立つのが、広島電鉄の車両を利用した店舗

かつては島式ホームの1面2線+側線という構造だったが、現在は棒状化されている

つぶされたホームは、そのままコンクリートで固められ、駅舎と平面移動できるようになっている。右側にチラリと見えるのはローソンで、まだ飲食店が開いていない時間帯だったので、待ち時間の30分はこちらで食料を調達して過ごした

「ようこそ」と「お帰りなさい」の看板に描かれているのは、イモを洗うという作業をすることで有名な辛島のサルと、都井岬のウマである。有名観光地であるこの2カ所へ串間駅から公共交通機関を利用するには、路線バスではなくコミュニティーバスとなっているのが現状で、幸島へは日南市の油津や南郷から路線バスで行くのが便利なようだ

南郷~志布志で最も利用者が多いと思われる串間駅だが、JR九州が発表する1日の乗車人員が100人を超える駅の一覧には入っておらず、1日の利用者(乗降者)で何とか3ケタではないかとみられる。それでもこの区間内では圧倒的な利用者数である

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