※訪問は2026年3月10日(ダイヤは3月14日の変更前のものです)

南郷から1駅目は崖に張り付くように

閑散区間となる南郷から1駅目、谷之口駅にやってきた

1本のレールに単式ホームそして待合所。ホームの背後は崖のような山の斜面。とても多数の利用があるとは思えないが、南国らしいソテツの手入れは行き届いているようだ

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南郷川と国道が交差する場所に

谷之口駅の開業は戦後の1949年(昭和24)。当時の志布志線で榎原~南郷の間に新設された

位置的には南郷町(現日南市)の集落が途切れるあたりにある

ホームへは構内踏切でそのまま向かう。警報器もない踏切で駅舎はない。かつては有人駅だった記録もあるので駅舎が存在したと思われるが、今は単式ホームに待合所というローカル路線にありがちな姿だ

ホームの片側はがけだが、もう片方は開けている。民家も見える。国道220号と南郷川が交差するちょうどその場所に駅があるので、車がひっきりなしに走っているのが見える

ここから日南線、国道ともに川沿いの谷間に入っていく。人の気配がパッタリ途絶える。基本的に日南線と国道220号は寄り添う関係にあるが、このあたりからは南郷川に沿うように山中へと向かう。隣駅の榎原はもともとは榎原村という別の自治体で1956年に南郷町と日南市に分かれて合併し、半世紀が経った2009年にともに日南市になるわけだが、鉄路が来たころには別の自治体であり地域だった

谷之口というのは地名で、ここから山中に入っていく入口という意味だろうが、まさにその通り。南郷と榎原とは、もともと7キロ以上も駅がなかった。これはあくまでも私の想像だが、南郷の街が途切れるあたりに1駅設置しようということになったのでしないだろうか

主のいない駐輪場

こちらは待合所の運賃表。志布志まで870円に対し、青島までは1000円を超えていて、かなり南下してきたことが分かる

こちらは自転車置き場。時刻は14時過ぎ。たまたま訪れた時のことだけ切り取るのもどうかとは思うが、平日のこの時間帯、自転車は見られなかった

JR九州では駅別の利用者数を発表しているが、細かい数字は上位300駅までで乗車人員は299人。基本的には、この約2倍が降車数も含めた1日あたりの利用者となるが、それ以下は乗車100人以上の駅の名前のみが挙げられ、その他の駅のデータは公開されていない

南宮崎をのぞく日南線の駅で300位以内に入っているのは飫肥駅と木花駅の2駅のみで、100人以上の駅に日南、油津、南郷が入る。南郷でその数字なので、おそらくこの感じでは2ケタも怪しい気がする

もう1度ホームに向かう。こうして眺めると、森の中に浮かぶなかなか味のあるたたずまい。ホームに向かう最初がスロープではなく小さな階段となっているのが、昔風である

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