直見駅の跨線橋からホームを望む

2023年6月30日16時20分

雨で道程を修正

佐伯駅からバスで約30分。直見駅に到着しました。実は私が九州を訪れた時は梅雨前線が停滞中で連日の雨。朝に熊本を出発して豊肥本線で九州を横断して大分に到着。そのまま佐伯に南下してきました。すべてギリギリのタイミングですり抜けてきた形で間もなく豊肥本線もストップ。佐伯付近は、この時点で大雨にはなっていませんでしたが、それでも雨は常に降ったりやんだり。ということで道程を一部変更

前記事でも紹介した佐伯駅のバス時刻表。佐伯に到着した時点では13時23分の重岡行きバスにも十分乗れました。最終的には重岡折り返しの電車は18時台の1本しかないのですから、それに乗車するわけで、当初の予定では直川もしくは直見でのんびり1時間以上、思う存分、駅を味わおうと思っていましたが、大雨になる可能性もある天候とあって、その計画は中止。一度ホテルで荷物を預け、軽装としてから出直すことにしました。また比較的距離の近い直川~直見間を徒歩移動すれば(といっても5キロ近くあるので1時間は歩く)、当日中に全駅訪問も可能だったのですが、そちらもヤメ。翌日早朝の電車を利用しての2日がかりの行程としました

ということで直見駅には16時18分着のバスで降り、佐伯駅行き16時30分発のバスに乗車して去るという慌ただしいスケジュールに。残念ですが、この道程となりました

駅舎はすでに解体され

バスで国道10号を進んで行くと佐伯の市街地を抜けて完全に山中に入り、再び開けた場所に直見駅はあります

国道沿いに民家が並び、大きな商店はありません。住所は「大分県佐伯市直川大字下直見」。2005年までは直川村の一部でした

時間がないので、早速駅に入っていきましょう

駅には階段または隣のスロープで入ります

階段を上がると奥に見える建物の前に到着します。スロープからは上がった所にあるツタも絡まった建物は駅舎ではなく、おそらくJRの施設。駅舎ではありません

というか、ここ直見駅に駅舎はありません。以前はあったようですが、かなり以前に撤去されています。当駅と直川駅には駅舎がありません。その情報は事前に調べていたので、途中で大雨に見舞われるとたまらない、と短縮滞在となったわけです

遠目に駅舎かと思えてしまう建物はお手洗い

ということで宗太郎駅と同じ形式で、時刻表と近辺路線図そしてさびたきっぷ収集箱が、ホームの跨線橋近くに、まさに雨ざらしで設置されています

自然の力が迫る時刻表。冬場だとバス訪問の時間でさえ、薄暗いかもしれません

側線には保線車の待機所も

直見駅は1920年(大正9年)の開業と歴史ある駅。1面2線の島式ホームには跨線橋で入ります。普通は日中全くやって来ませんが、通過の特急が上下それぞれ2時間おきに運行されているため、構内踏切というわけにはいかないのでしょう

側線があり、保線車が入れるようになっているようです

訪問している間は、雨はやんでいました。1両分の屋根とベンチが設置され

有効長の長いホームには花壇が整えられています

こちらは駅名標。当地の名産である菊としいたけが描かれています

「おながら」と読み、明治期に発見され、大正期に大分県で初めて国の天然記念物に指定された鍾乳洞。現在は落石の影響で公開は中断しています

小学生とともに

名残惜しいですが、10分ちょっとの時間はあっという間に過ぎ、駅を去ることになりました

バスは山の向こう側から、ほぼ定刻でやって来ましたが乗車して驚きました。小学生が何人も乗っているのです。そう言われてみると周囲に学校らしきものはなく、小学生もバス通学しているようで、かつての佐伯市との境界と思われる場所までの停留所で順番に降りていきました。佐伯の市街地に入った時点で客は私一人のみ。高校生とはいつも同じ列車やバスに乗りますが、小学生というのは過去あまり記憶がありません。路線バスに乗車すると、いろいろな楽しみがあります

さて事前に調べるべく「直見駅」を検索したところ、ズラズラと出てきたのは…

女優の財前直見さん。そういえば財前さんも大分県出身です

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