8月26日8時30分

朝の通勤電車で

宿泊地の小松から約30分。野々市に到着です。この後は北陸鉄道にひたすら乗る予定で帰路途中にある芦原温泉に寄って春から2回に分けての敦賀~金沢間の北陸本線全駅訪問となるわけですが、この日は青春18きっぷを利用する予定はなく、芦原温泉は特急停車駅でもあるので、そう大変ではない。事実上、当駅でコンプリートのようなものです。朝の通学通勤電車なので4両編成。お客さんはいっぱい。小松始発を選んで乗りました。朝は本数も多いので、このあたりは選び放題です

北陸新幹線の高架下駅としては異色

当駅も北陸新幹線の高架が上を通る形になっています。その形状はいくつかありますが共通するのは新幹線の高架ができるタイミングで駅舎も改築されているということです。こちらも

南口が10年前に新築されています。元々はこちらの南口だけでした

こうして見ると、すっぽり高架下にできています

では新たにできた北口はというと

ユニークな形状。野々市北口プラザとなっています。新たにできたとはいえ25年前のこと

南口側のホーム(上り)には両出口への案内があります

こうして見ると他の北陸新幹線の高架下駅とは、ちょっと異なることが分かります

他の駅は新築時に橋上駅舎化されているのに、こちらはされていません。橋上駅舎は線路をはさんで、南北(または東西)どちらにも行けるのが利点で改札もひとつで済むため全面改修の時は、橋上化されることが多いのです。そうならなかったのは、先にできていた北口プラザが立派すぎて、さすがに壊せなかったからではないでしょうか

もうひとつの野々市駅

さて「野々市駅」と言えば、かなり以前に紹介したことがあります

もう2ヶ月以上も前の記事です。こちらも野々市駅ですが

かなり離れています。歩いて行こうという距離ではないですね。関西では私鉄同士や私鉄とJRでよく見かける光景ですが、他地域では珍しい

これは地形的なものによるようで、野々市市というのは南北に長い上、市域が入り組んだりしていています。JRの駅は野々市市をかすめるように走る北側にあり、北陸鉄道の駅も市境にあります。JRの駅は戦後に地元が全額出費した請願駅として設置されているので同名駅が2つ存在するのも納得だったと思われます

ちなみに野々市市のホームページによると、最も市役所に近い最寄り駅は北陸鉄道の額住宅前で徒歩20分ですが駅の所在地は金沢市です。野々市市では市内に細かくコミュニティーバスを走らせることで住民サービスを行っています

駅の全景です

請願駅としての出発でしたが、地形上、野々市市以外のニーズもあり利用者は右肩上がりで(コロナ禍以前の数字)、米原や長浜など滋賀県の駅も含めた北陸本線の利用者ランキングは乗降客4000人で11位。特急が1本も停車しない駅としては北陸鉄道との乗り換え駅である西金沢に次ぐ2位となっています。昨年無人化されました

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