青空フリーパスで高山本線に挑む~簡易駅舎を回るうちにスイッチが入る

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中川辺駅の駅名標

※訪問は2023年4月29日

川辺町の中心駅

4月の記録をなぜ今ごろ記事化しているかというと、このほど高山本線の全44駅訪問を済ませたからだ。夏前あたりから全部終わってから順番に紹介しようと思っていた

昨夏の青春18きっぷで高山本線訪問をした際、簡易駅舎の駅は全く立ち寄っていない。印象に残りそうな駅だけをピックアップしながら回って、後は美濃太田~下呂間の立派な駅舎を回るつもりで、この4月29日となったわけだが、時刻表に合わせて回るうちに「こりゃ全部行かないとダメだな」と思うようになった。理由は特にないのだが

そんな気持ちを持たせてくれた今回からの駅である

下油井からずっと南下して下車したのが中川辺。ずっとと言っても4駅目なのだが、山中を行く高山本線は駅間が長い区間が多く、この間は27キロもある。東京~横浜が29キロほどなので駅の少なさが分かるだろう(もっとも京浜東北でない東海道本線の「普通」でも4駅目である)。所要時間も約30分(特急も頻繁に走る高山本線は途中駅での列車交換で長時間停車する運用も多く、時間はまちまち)

このあたりまで来ると、大きな町が開けている。美濃太田駅を中心とする美濃加茂市と隣接している川辺町の中心駅。実際に前記事で紹介した白川町や川辺町を含む加茂郡と美濃加茂市が合併に向けて具体的に動いていた時期もあった

さわやかウォーキングと遭遇

2面2線構造。駅の開設は1922年だから大正期(11年)だから100歳を迎えたところ。美濃太田から下麻生まで延伸された際の開業で、歴史は深い

ただ開業時以来の木造駅舎は2015年に解体され簡易的な駅舎に変わった

そして当日はJR東海ならではの「さわやかウォーキング」の舞台となっていた。週末にJR東海の駅を回っていると、さわやかウォーキングによく遭遇する。列車に乗っていると、お客さんの服装で分かる。各地で必ずといっていいほど出会うので、すっかり定着したイベントのようだ

いつも感心するのは「社を挙げて応援している」感が強いこと。舞台となった駅には優等列車が停車し、ふだんの無人駅に複数の駅員さんが派遣されて駅前は大いににぎわう。その中で「快速が停車するなら事前に知れば良かった」なんて悔やみつつ、青春18きっぷや青空フリーパスを提示して駅舎の写真を撮っている鉄オタ、駅オタは大いに浮いていると思うが…

訪問時は朝の9時台で、ゴールとなっている当駅の人は少なかったが、改札もない簡易駅舎に駅員さんはすでに派遣されていて青空フリーパスを提示して改札通過となった

そんな簡易駅舎の中川辺だが

跨線橋については古いものが残って、しっかり歴史を伝えてくれている

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