宮崎と志布志まで89キロ18きっぷでの日南線3日間~どこからどこまでもライオンズ駅

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※訪問は2026年3月10日(ダイヤは3月14日の変更前のものです)

運行の重要ポイント

北郷から南下してやって来たのは南郷駅

北郷の次が南郷というのは、語呂合わせ的にできすぎな気もするが、もともとは日南市を挟んで北に北郷町、南に南郷町があった。2009年(平成21)に北郷町とともに日南市と新設合併しているので、まだ日南市となってから20年も経っていない

そして鉄道的には日南線の運行を語る意味で大きなポイントとなる駅だ

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インパクトが大きすぎる

ただし鉄道のことを語るより先に、こちらの駅は見た目のインパクトが強すぎる

先に駅舎の写真を掲載するが、そのまま西武ライオンズである

「プロ野球駅」といえば、2つ隣の「カープ駅」油津があまりにも有名だが、カープ駅となったのは2018年で、南郷がライオンズ駅となったのはその2000年。つまり先駆者は油津で、駅紹介としてはその順番に行う方が話も分かりやすいが、ここは訪問順で南郷を先に紹介する。というか、こちらは基本的には鉄道ブログなので、日南線の運行を語る上では南郷をできるだけ早く取り上げる方が後の話が分かりやすい

話を時系列で追い直すと、ホームに降りると構内踏切の先に駅舎がある。この時点で「ライオンズ」のお出迎えがある。2本のレールがあるが、向こう側の線路は側線でレールもさびていることから、保線車の留置ぐらいにしか使用されていないと思われる

開業は1936年(昭和11)。まず都城から志布志までを結んだ志布志線が北上する途中での開業となった。最終的に志布志線が北郷まで延伸されて終着駅となったのは前記事で記した通り

現在の駅舎は戦後に改めて建て直されたコンクリート製でライオンズ駅のベースとなっている

内装も凝ったもの

駅舎内にはバッターボックスが描かれ

スコアボードもある

駅名板には当駅がライオンズ駅としてスタートした日の当時の辻発彦監督の署名がある

西武が当地で春季キャンプを行うようになったのは2004年から。当時、西武グループが、南郷駅が最寄りの日南海岸南郷プリンスホテルでの観光開発に力を入れていて、日南市となる前の南郷町がそこに乗っかる形で、地域活性化を目的にプロ野球のキャンプを招致する形となった

ただしプロ野球のキャンプ招致というのは、そう簡単なことではない

南郷スタジアムは徒歩で15分と駅からは比較的近いが、アクセスは別としてプロ野球のチームが1カ月練習するのだから、設備は必要だ。観客席やロッカールーム、事務室だけでなくグラウンドそのものをプロ野球仕様の大きなものにしなければならない。ブルペンもそれなりの人数が入れるようにしなければならないし、室内練習場も必要だ。かなりのお金と手間が必要なのだ。南郷町では、これを整備し、秋季キャンプ、春季キャンプと段階を踏んで西武の誘致を行った

これだけの手間がかかるのだから、逆に言うと出ていかれる方はもっと大変だ。私が四国で勤務していたころ、高知県では3チームがプロ野球の春季キャンプを行っていたが今はない。設備投資がムダになるだけでなく、プロ野球のキャンプにはファンや多数のメディアもやって来る。飲食店やコンビニなどの商店からタクシーまで落ちるお金も大きいのだ

南郷駅の改修を発案したのは地元の高校生だったという。改修の事業費は400万円で、費用は地元企業の協賛金やクラウドファンディングで集め、南郷も油津に負けていられないとの意気込みで改修が行われた、どこからどこまでもライオンズ駅となっている

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