北海道フリーパス

残された留萌本線を全駅乗降~乗降1日ワンチャンの駅で締める

北秩父別駅に到着

2023年5月26日16時20分

1日2本始発は16時台

北秩父別駅に到着しました。北海道でよく見かける、いわゆる「板張りホーム」の駅。留萌本線4駅で最後の訪問。段階的に廃線が進んでいる留萌本線の駅は他の駅すべてが立派な駅舎を有しています

当駅を語る前に、まずはお隣の秩父別の時刻表を見ていただきたいと思います

朝の一番に深川~石狩沼田ノンストップ便があって、石狩沼田行きは6本。うち4本が「北秩父別通過」と青文字で注釈が付けられています

ということは現実の北秩父別の時刻表はこうなります

本数が多いとか少ないとかいう以前に石狩沼田行きの「始発」が16時21分ということに驚きます。宗太郎駅の記事で早朝と夜しか列車が来ないと記しましたが、冬場でと暗くなってからようやく始発がやってきます。もちろんこれは「日本で一番遅く始発列車が来る駅」となっています(単方向という意味で)

「最終列車」の18時23分で来ると、その後は1本の列車すらありません。午前中に石狩沼田からやって来て16時台で石狩沼田に戻るという方法もありますが、駅訪問では、あまり現実的ではないことを考えると、深川方面から16時21分に到着して同44分で戻る-の一択しかないことになります

逆に言うと、どうしても列車で降りて帰りたくなりました

立ち入る人はいない立ち入り禁止

ホームに降りると目に入ってくるのは、なぜかロープ

立ち入り禁止となっていますが、ここに立ち入る人はまずいないでしょう。立ち入りは、すなわちダイブとなってしまいます

横から見ると、こんな感じ

板張りホームには跡が残っていますが、昨夏までは、ホーム上に木造の待合所がありました。ネット上などで待合所の傾きが話題になり、JRと秩父別町が確認。直後に使用禁止となりました。直後に石狩沼田~留萌の2023年3月での廃線が発表され、その後に残る路線も2026年での廃線が決まりました

待合所は秩父別町が管理していましたが、町が調べたところ資産としてはJRのものでも町のものでもないことが判明。待合所を撤去した上で、駅の入口に新たな待合所を設けました

それがこちら。物置形式ですが、冬の寒さはしのげます

待合所の中の様子。ベンチと時刻表、料金表がありました

駅ノートも設置されています

駅から見えるのは農地と自動車道

北秩父別駅の周辺は農地とわずかな民家があるだけ。一番近いバス停へも徒歩で10分以上かかります。1956年に仮乗降場として設置され、1987年のJR発足時に正式駅に昇格。駅の周辺は設置時から、あまり変わっていないと思われます。ただ駅の真横を走る深川留萌自動車道だけは、明らかに当時はないもの。ローカル線の傍らを自動車専用道が走る光景は、今風です

今回、私はひとつ手前の秩父別から乗車したわけですが、夕方の下校時間ということで私と入れ替わりに何人かの高校生が降りてきて、なおかつ車内にはまだ数人の高校生がいました

ただ北秩父別で降りたのは私のみ。現状、1日の利用者は数人のようです。撤去した後の待合室については、利用者がいるということで新たに設置されました。ただホームについては柵でも設ければ安全なのでしょうが、利用者数と、あと3年で廃線ということを考慮すると、このままの状態なのかもしれません

背後からホームを見る。右が新設された待合所。今回の待合所閉鎖で、待合所の所有者は不明で、なおかつ設置の経緯すらも不明という、「分からないばかり」ことが分かりました。住民が自ら建てたようですが、いかにも牧歌的な話です

駅前には踏切と道路。立派な道路ですが、車もほとんど通りません

わずか20分の滞在。深川へと戻ることにします

板張りホームはサイズが小さく、1両分のサイズにも足りません。でも北海道のワンマン車は前乗り前降りなので問題ない

乗車は私一人でした

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残された留萌本線を全駅乗降~意外とできる秩父別での時間つぶし

秩父別駅の時刻表

2023年5月26日14時

マリーゴールドと再会

秩父別駅では北一已駅と同じくマリーゴールドと再会しました

ちょうど花の世話をしている方が、作業をしている時間帯で、北一已のホームの花壇の面倒を見ている方だということを知る。7月が見ごろだということも、それで分かった。他にもいろいろお話をさせていただきました。駅のこと、一帯で盛んな稲作のことなど

単式ホームの向かいはすっかり林となっていますが、以前はこの部分にも、もうひとつホームがあり、列車交換が可能な構造で、駅もにぎやかだった

いろいろお話を伺っているうちに「ところでこの後、どうするの?」と尋ねられ、次の列車に乗車することを告げると「2時間以上、後じゃないか」と驚かれる。さすが時刻表はすっかり頭に入ってらっしゃるようです。ということで教えてもらった道の駅へと行くことに。道の駅とはいっても、駅から歩いて10分もかかりません

お風呂にも入れる

町の中にあった地図。線路に沿って歩いていくと道の駅に行けます。駅舎側に町が形成されていて、駅は町の端にあることも分かる。駅の開業が1910年(明43)で、入植が始まって20年も経っていない。留萌本線が大いに期待されて敷設され、地域の発展に寄与してきたことが理解できます

香川県、徳島県からの入植者が多く、秩父別町は香川県の綾川町と姉妹都市提携をしています。高松から琴平へと向かうことでん沿線の町。鉄道的な観点で言うと、近代化産業遺産にもなっている滝宮駅が有名です

「道の駅 鐘のなるまち・ちっぷべつ」には秩父別の開基百年記念の塔が建っていて、宿泊も可能な温泉が併設されていて時間を潰すには十分。もちろんレストランもあります

私はソフトクリームを食べ

記念きっぷを買いました。他にも鉄道関連でほしいグッズは多数あったのですが、荷物になると思い、これだけにしておきました

駅スタンプはこちらにあります

北海道に行くと、なぜか入って買い物したくなるセイコーマートで

北海道メロンのクリームソーダを買い、すっかり気に入った私は、この後の旅でもやたらとお世話になることになる

ということであっという間に過ぎ去った160分。深川でお昼を食べたばかりだったので、食事もしませんでしたが、それでも時間はあっという間に過ぎました

石狩沼田行きがやってきました。最後の駅である北秩父別へと向かいます

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残された留萌本線を全駅乗降~どうする滞在160分

2023年5月26日13時40分

ホーローラッシュでのお出迎え

秩父別に到着しました。ホームに降りると

ホーローの縦の駅名標が、これでもかと並んでいます。全国で消えつつあるホーローの駅名標ですが、北海道では多くの駅で現役。にしても並びすぎでしょう。しかも横を向いたり、奥にあったりと並びもカオス気味。ホーローが並んでお出迎えも北海道ではたまに目にします

北一已のお隣で、こちらもなかなかの難読。元の駅名は「筑紫」で1910年(明治43)ですから、100年以上の歴史を持ちます。「筑紫」「秩父別」ともにアイヌ語の由来で、秩父別町のHPによると「通路のある川」という意味の「チックシベツ」に由来。村名が秩父別だったことで戦後、駅名も秩父別に変更されました

筑紫という住所表示はなくなっていますが、橋の名前やお店

町を歩いていると公共施設の名前にも見ることができました。どうして町を歩いたかについては後述します

ここまで順調すぎた

駅舎は重厚な造り。何度か手を加えられていますが、1934年にできた駅舎が原型となっているもよう

入口部分も駅名板も町の代表駅にふさわしいもの

かなり以前に無人化されていますが駅舎内はきれいです

さて、ここまでの道程を振り返ると

深川12時36分→12時51分 石狩沼田 13時→13時11分 北一已 13時32分→13時38分 秩父別

と極めて順調。深川を出てから1時間で秩父別に到着し、駅数は4駅(深川のぞく)なので、早くも残るのは北秩父別駅のみ。王手、リーチがかかったことになります

ただ問題はここから

とにかく全駅乗降を目指す

こちらが時刻表で私は13時38分の石狩沼田行きで降りたわけですが、次の列車は16時18分と何と2時間40分後。これは長い

ただ手段はないことはなく、まずはバス。駅から徒歩数分のバス停から乗車すると北秩父別駅まで徒歩15分ほどの停留所へ7~8分で連れていってくれます。ただバスも1日5本の運転で発車が15時45分と、停留所からの徒歩を考えると、そうアドバンテージがあるわけではありません

となると、もうひとつ移動手段があって、実は秩父別~北秩父別の駅間は2・4キロしかなく、線路沿いを歩くのは不可能のようですが、それでも歩けない距離ではありません

カーブする線路をショートカットするコースもあって30分で着いてしまいます。道中は坂のない平坦コースであることは最初に石狩沼田まで乗車した時に確認済み。この日は曇り気味ながら雨の心配はなさそうで、なんといっても北海道の5月末ですから、徒歩には問題のない気温でした

これでも時間が余ってしょうがないぐらいですが、ちょっと考えてこの案も却下。早朝の室蘭駅での時間の勘違いから始まり、深川に着いた時点で今日は全駅の乗降を目指すと決めたのです。ここは160分、駅周辺で過ごすことにします

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残された留萌本線を全駅乗降~難読駅クイズの常連は移転駅

北一已駅に到着

2023年5月26日13時10分

なかなか目にしない漢字だが言葉としては普通に使用している

北一已駅です。深川から1駅目で難読駅クイズではかなりの頻度で出てくる駅。「きたいちやん」とは、なかなか読めないですが地名です。駅の住所は「深川市一已町」

こちらの地名には、もうひとつポイントがあって、このように大きくしてみると、分かるのですが最後の文字は「己」ではありません。「已」です。最後の一本を書く際、微妙に突き抜ける必要があります。なかなか見かけない文字ですが「やむ」から変換すると出てきます。誰もが「やむを得ない」「やむを得ず」という言葉は普通に使用していると思いますが、漢字を使用すると「已む」が充当されます。ここからはこの記事を書くにあたって調べたことですが、「止む」は雨のようにずっと続いてきたことが終わることで「已む」は完全に終わることを意味します。鉄オタをしていると、いろいろな知識がつきますね(笑)

「イチャン」とはアイヌ語で鮭の産卵場を意味し、明治になって地名をつける際、団結のため「一にして已む」との意味で村名になったそうです

ただ本来、文字というのは駅名標のように大きく書くものではありません。現在のようにスマホやPCを使用する時代とは異なり、手書きの時代に「己」と「已」は、なかなかうまく書き分けというか、書かれたものを読み分けできないのは当然で、戦後の1955年に開業した駅は長らく「北一己」と誤った文字が使用され、JRに移管されても平成になっても誤使用のまま正式駅名になっていましたが、97年にようやく「正式地名に変更」されています。自分の経験で振り返ると携帯電話とPCを初めて個人で買ったのが96年(スマホなんてものは当然ない)、職場でも文字入力がワープロからPCに替わりつつあるころでした。それまで(おそらく分かっていながら)ずっと誤使用を続けていたとは、なかなか牧歌的な話です

戦後10年経ってからの駅舎としては

こちらは駅舎ですが、ホーム側から見たもの。国鉄時代に無人化されていて駅舎周りには柵も何もありません。深川は言うに及ばず、逆側のお隣となる秩父別はそれなりに利用がありますが、こちらは1日1人とか2人というレベル。よくぞ駅舎が残ったものです

トタン屋根も入口も駅らしい三角形で統一されたデザイン。冬の寒さを考慮した二重の入口となっています。ただ1955年開業のものとしては、北海道の風雪を考慮しても、三角が基本のデザインも含めてなかなか古い。駅舎を覆っている灰色は不燃パネルのようです

それもそのはずで、この駅舎は留萌本線と同じく深川から出ていた深名線(1995年廃線)の宇津内仮乗降場の駅舎を移築したもの。ダム湖建設と木材運搬のために設置された宇津内駅は工事完了で需要が落ち込み、戦後間もなく仮乗降場に格下げ。その後、仮乗降場としても廃止されましたが、ちょうど同じタイミングで開業したのが北一已。宇津内の駅舎が不要になったことを知った一已村の皆さんが、解体された駅舎を運んで、この地で再建したとか(北一已開業時は、まだ宇津内仮乗降場は現役でしたが、廃止となる前に移転されたようです)

田んぼの中にたたずむ駅

駅周辺は田んぼが広がります。深川は北海道の米どころ

農地の中にポツンとたたずむ駅舎。利用者を考え、こうして俯瞰すると、本当によく駅舎が残ったと思います

駅舎内はきれいに掃除されています。1955年の開業時は交換設備も備え、もちろん駅員さんもいたようで、戦後にわざわざ新設されたのですから需要もあったと思われますが、84年に単式ホームとなったことで無人駅となりました。当時は全国隅々まで自動閉塞は進んでおらず、すれ違いを行う駅では駅員さんが必要でした

構内では花園が造られ、ちょうど目を噴き始めていました。管理されている方と後に出会うことになるのですが、マリーゴールドで7月がちょうど見ごろとのこと。おそらく今ごろはきれいな花が咲いているはず

こちらも北海道でよく見かける姿。階段を使用しなくても昇れるのですが、小さな階段を昇ってホームで次の列車を待ちます

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残された留萌本線を全駅乗降~増毛まで完乗の思い出

増毛駅の駅名標(2013年6月28日)

2023年5月26日13時10分

前回訪問は11年前

石狩沼田から北一已まで戻って下車しました

留萌本線に乗車するのは11年ぶりのことです。前回の訪問は2012年の6月28日。そのころは東京に住んでいました。その時は羽田から旭川まで飛行機に乗り、空港から美瑛駅へ。そこから一度富良野まで行き、富田ファームを目指しました

富田ファームから徒歩で行ける夏だけの臨時駅「ラベンダー畑駅」を利用したかったから。ノロッコ号しか停車しないので意外と利用が難しい駅です。その日は旭川に宿泊して留萌本線目指して出発しました

この旅はフリーきっぷとは無縁で、その都度きっぷ購入していました。全く記憶にないのですが美瑛の窓口で富良野から旭川を経由した増毛までの乗車券を買っています。これで道中は2日間、途中下車をしたい放題にはなったのですが、なぜ富良野ではなく美瑛で購入したのか、さっぱり分からない。おそらく美瑛の窓口を利用したくなったのではないかと思われます

留萌で途中下車

深川からキハ54に乗車。2両編成で、うち1両は客扱いをしないJR四国のような運用。2両のうち1両は、そのまま増毛に向かい、もう1両は留萌で切り離されて深川へと折り返していました

留萌で途中下車

お昼でも、と降りたのですが、デジカメのSDカード容量がまずいものになったことに気付き、留萌でなんとか、と祈るように思っていたところ、徒歩圏内に家電量販店があって助けられたことが強く思い出として残っています

蕎麦は売り切れ

深川~増毛間は66・8キロ。当時から本線としては短い方でした。札幌までの延伸計画があったが、かなわず増毛止まりのままだったとされます

留萌であらためて乗車して増毛へ。最初に乗った留萌行きは、それなりにお客さんがいたのですが、留萌からは私ともう一人、たった2人の利用客での出発でした

増毛といえば、当時は駅舎内で夏季のみ行っているそばが有名でしたが、すでに売り切れだったのか、この日の営業は行っていなかったのか、残念ながら食べることはできませんでした

その分、駅については満喫しました

当時、増毛から出発する列車は1日7本(うち1本は休日運休)。ほとんどの列車は留萌方面からやって来ると、10分ほどで折り返していくのですが、1日に1本、14時47分の到着列車は出発が15時38分と50分も駅にいてくれました

もちろんそれを狙っていったのですが

周辺散策の時間もありましたが、当時の北海道としては、かなり季節外れとなる猛烈に暑い日でした

戻りは整理券で乗車。旅に出るとフリーきっぷを使用することが多いので意外と整理券のお世話にはならないので、たまに利用すると新鮮

この日は滝川泊まりだったので、15分ほど乗車した特急の車内で車掌さんからきっぷを購入

なぜ滝川に泊まったかというと

翌朝、新十津川から札幌に向けて出発するため。新十津川の風景として有名だった、お子さんに見送られての出発でした

この時からわずか11年。もちろん当時は廃線の前提で訪れたわけではありません。ただ今回紹介した駅はラベンダー畑をのぞいて、いずれも今はありません

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残された留萌本線を全駅乗降~期間限定の終着駅

石狩沼田駅に到着

2023年5月26日12時50分

かつての乗り換え駅

深川から、わずか15分で留萌本線を「完乗」となりました

駅名標は終着駅のものになっています

「1日1本だけ」が有名で2020年4月に廃線となった札沼線の新十津川~北海道医療大学。その「沼」が、ここ石狩沼田。当駅から札幌まで直接線路がつながっていました。ただ石狩沼田~新十津川間が名松線の項でも触れた「赤字83線」の指定を受け1972年に廃線、札幌近郊が電化され通学通勤路線となる中、路線名に名を残す存在となっていました

その乗り換え駅が現在は期間限定の終着駅となっています

それでも乗り換え駅らしい2面3線構造を保ち、列車交換も可能でしたが、約20年前に現在の1面1線構造に。ただ当時のホームだけは残っています

人名→駅名→町名

石狩沼田の駅舎です。札沼線が廃線となった1972年に改築されたもので国鉄色の濃い建物

沼田町のHPによれば、1894年(明治27)に富山出身の沼田喜三郎という方が移住したのが町の始まり。当時の村名は「上北竜(かみほくりゅう)村」。鉄道の歴史も古く、1910年(明治43)に深川~留萌が開通した際に駅も開業。設置場所が沼田氏所有の敷地内にあったため、沼田駅となり、その12年後に村名も沼田村となりました。駅名が町名になった例ですが、その町名が人名に基づくものというのは。なかなか興味深い。「石狩」が付くようになったのは、さらにその2年後の1924年で上越線に沼田駅が開業したため。普通、後からできた駅に国名などを冠するものですが、こちらは逆となっています

駅名が町名になったぐらいですので、駅周辺が町の中心部

滞在時間短く

こちらは時刻表。到着時間付きという珍しいものとなっていますが、おそらく留萌方面行きの部分が、そのまま転用されたと思われます

この時刻表を見ると深川からの列車は当駅で15分ほどとどまって折り返すことがよく分かります。ただ例外があって13時43分到着の列車については折り返しの設定がありません。今回の各駅乗降において困ったひとつで、1面しかないホームでこの車両はどうするのか、と不思議だったのですが、後に沿線で見かけたところでは、客扱いをせず、そのまま回送で折り返していました。たった14キロ、15分で終わるのだから、客扱いしてください、と泣きそうになる。この短い区間ですら回送扱いをするということは、よほどお客さんがいないのでしょう。それでも現在も1日100人以上が利用する駅。利用者の主力が高校生だということがよく分かります

そのため私が乗ってきた列車は9分しか滞在時間がなく、慌ただしい時間しかありません

入場券を購入

駅舎内を見ていきます

一見無人のようですが、簡易委託となっていて平日の7時20分から17時まではきっぷ販売を行っています

終着駅となったことを告げる「ようこそ」の看板

その一方でラストランの紙はまだ窓口にありました

ストーブもあったりします。その上にある電話番号はタクシー会社のもののようですが「明日萌」の藻場が入つています。沼田町といえば、朝ドラの舞台となった「明日萌駅」ですよね。石狩沼田から2つお隣の恵比島駅が1999年の「すずらん」の舞台となる「明日萌」という駅になり、セットの駅舎はずっと観光名所となっています。その人気で、数年間は「SLすずらん号」も運行されていたほど

石狩沼田~留萌が廃線となることについて、地元では恵比島駅までの2区間を存続してくれるよう依頼もしています

駅舎内では「すずらん」のずっと前となる昭和の旧駅舎が存在していたころの写真が展示されていました

こちらの部屋はちょっと分かりません。札沼線の廃線後に運行されていた代替バスの乗務員用のものでしょうか

窓口で北の大地の入場券を購入しました

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残された留萌本線を全駅乗降~全長14キロとなった最短の「本線」

石狩沼田駅に到着

2023年5月26日11時

痛恨の時刻表の勘違いで行程練り直し

この日は11時5分に特急「ライラック」で札幌から深川に到着。駅名標で2つの行き先がありますが、向かおうとしているのは「きたいちやん」方面。ただこの時間に到着してしまったことが痛恨で、本来は2時間前に着いているはずでした。前夜は室蘭に宿泊したのですが、5時25分だった始発を6時25分と勘違い。4時過ぎには起きていた(この季節の北海道の夜明けは早くて慣れていないと起きてしまう)にもかかわらず、間に合わなかったのは実に痛恨

事前の計画では深川発9時13分に乗れば、バスや徒歩を利用して14時には全行程を終えるはずでしたが、9時13分の次は12時36分。そうなるとバスの時間帯も悪く、もうどうしようもありません

ということで深川でラーメンと天津飯のセットを食べながら作戦の練り直しです

留萌本線の現状

今年3月いっぱいで石狩沼田~留萌間の約36キロが廃線となった留萌本線

現在は深川~石狩沼田の14・4キロが残るのみ。この距離は全国にあるJRの本線では最短。深川を除くと4駅しかありません。現行区間も3年後の廃線が決まっていて、2016年12月に留萌~増毛の約17キロが廃線となったことから段階的に短縮されてきた路線は、あと3年で姿を消します

留萌本線に乗車するのは2012年の6月以来、11年ぶり。留萌駅の廃止までには来たかったのですが、なかなか簡単に行ける場所ではないので、石狩沼田まで短縮されてからになってしまいました

そんな中、ようやくやって来られたのに時刻表の勘違いは痛い。その代わりと言っては何ですが「全駅を乗車または下車」から「全駅乗降」に変更。ダイヤ的に長い長い待ち時間が生じますが、夕方までかけて全駅乗降を行うこととします

1日1本の列車で石狩沼田へ

深川駅のホーム。向こうに見えているのは、留萌本線の専用ホーム。単行中心なので屋根の部分が短い

写真を撮っている側のホームは4番線で留萌本線用は6番線。5番線はホームのない中線に割り当てられています。4番線は旭川方面への普通が主に使用しますが、列車の進行方向が逆の留萌本線も使用

跨線橋から次の留萌本線の発車番線が分かるようになっています

もっとも私が乗車する列車は旭川始発の石狩沼田行き。留萌本線は1日7往復ですが、うち1本は函館本線に乗り入れる旭川始終発の運行で、その1本が深川発12時36分のものでした

旭川方面からのお客さんの多くは深川で降りていきましたが、それでも十数人のお客さんが乗車。途中駅でポツポツと降りていき

数人のお客さんとともに終着駅の石狩沼田で降ります。到着は12時51分。わずか15分で「完乗」となりました

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小幌駅に行ってきました(後編)

小幌駅を通過する貨物列車

2023年5月24日

※音声注意

こんなところでご近所さん

JR北海道の保線作業の方々とともに降り立った小幌駅ですが、では仮に職員の皆さんがいなかったら小幌駅独占となっていたのかというと実はそうではありませんでした。私ともう一人、男性がいらっしゃいました。単行の車内で数人しかいないお客さんで同業者(鉄道ファン)はいないと思い込んでいただけに、ちょっとビックリ。なかなかこういう駅での独り占めというのは難しい

そして、さらにビックリしたのは、少しお話していると関西弁だったので、どこから来られたのか尋ねると、お互いの自宅から電車で5分ほどの距離だったということ。ここで会いますかね、ご近所さんと。少し前には宮崎の都城駅をウロウロしていたら以前勤めていた会社の同僚と会ったり、宗太郎駅の帰りにツイッターのフォロワーさんと会ったり(もちろん初対面でしたがツイート内容などで互いを特定できてしまった)と、世の中狭い

各所に注意書き

JRの職員の皆さんは保線というより保全の仕事だったようで、ホームや駅名標、駅ノート入れなどを順番に見て変わったところはないかをチェックしています

小幌駅を独占とはいきませんでしたが、このように多くの人がいると、安心できることもあります。当駅にはいたるところに

マムシや

スズメバチに対する注意書きがありました。クマが出没した情報はなく、あれば駅そのものの存続危機となってしまいますが、マムシでも相当におっかない

先日まで紹介していた名松線の項でもシカやサルに出会った経験に触れましたが、大自然あふれる夏の北海道は、やはり野生の皆さんへの注意が必要

時間内にどこまで行けるのかは分かりませんが、一応、駅から海岸への道はあります。この岩屋観音と洞窟は、ある意味有名ポイントで、関心はありますが、保全の方々が行った先で引き返しました。それでもこのようなガイド標識や小径は放置していると、あっという間に草木の中に埋もれてしまうはずで、定期的に整備されていることがよく分かりました

多少の変化も

9年前の訪問時は、わずか8分だったので記憶を掘り起こすべきこともないのですが

完全に朽ちていてドアも外れていたトイレはきれいになっていました

保線のための建物は新調されているようです

洞爺方面ホームの上にあるのは待合所ですが、今は入れなくなっています。かつて、ここで生活している人がいて話題になったこともあります

魚のキャッチ&リリースについては前回もありました

こちらは駅ノート入れ

廃駅危機を乗り越え

小幌駅には廃駅の危機がありました。2015年7月、JR北海道は豊浦町へ廃駅の方針を通達。理由は「鉄道ファンだけのために費用や手間を使って駅を存続させる意味があるのか」というもので、確かにその通り。元々はすれ違いのための信号場として設けられたものですが、現在は複線化されていて、その意味はほとんどない。また夏場は多くの鉄道ファンが訪れますが、かなりの人が青春18きっぷ使用のはずで、JR北海道に入るお金も少ない

これに対し豊浦町は「重要な観光資源」として駅を維持するための経費や人的協力も含めた申し出と交渉を9カ月もかけて行い、1年ごとの更新で駅は存続しています。先に挙げた標識や小径の整備、今回たまたま遭遇した駅の保全など、駅ひとつ維持するのにも、これだけの手間がかかるのだと感じていただけに、感謝の念でいっぱいです

ただ、その一方で小幌から洞爺へと向かう礼文、大岸の2駅が廃駅の危機にあります

※音声あり

滞在中は特急「北斗」の通過と貨物列車の通過を見ることができました。北斗については分かっていましたが、貨物については知らなかったので、とても良いものを見られた。もっともここで見られる貨物列車も将来は不透明なのですが…

JR職員の皆さん、ご近所の方とともに7人で折り返しの列車で洞爺へと向かいました

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小幌駅に行ってきました(前編)

小幌駅の駅名標

2023年5月24日

※音声注意

貸切なるか

時刻は15時。ワンマン運転の次の駅に「小幌」が表示

実は少し前まで「貸切達成か」とドキドキしていました。東室蘭を13時56分に出た普通列車は小幌まで70分。途中までは帰宅の高校生もいて単行(1両編成)の車内は座れない人もいるほどで混雑していましたが、洞爺、豊浦を過ぎると乗客は5人。「これは貸切なったか」と確信めいたものを持っていました。わざわざ平日のお客さんの少なそうな日を選んだのも、小幌駅を1人で訪れてみたい、それが理由。道中、明らかに同業者(鉄道ファン)と思われる人がいて、これはダメかな、とあきらめたものの、なぜかその方は洞爺で降りていきました。「うーん、私の見立てが間違っていたのか」と思いもしましたが、これは「朗報」(もっとも、この方とは3日後に廃線が決まっている根室本線の車内で再会してビックリ)

ただし「貸切」「独り占め」の夢は、その後、あっさり破れることになる。保線、保全担当と思われるJR北海道の職員の方が5人乗り込んできたからです。本数の少ない路線だと、こういう方々は車で回るのが普通。わざわざ列車で行くのは車で行けない小幌駅に行くからに間違いありません

まぁ、路線の安全確認の方々なので、こればかりは「おつかれさまです」と言うしかありません

9年ぶりの訪問

※動画音声あり

15時6分、小幌駅に到着。最後に「フォー」と鳴らしてくれたのは職員さんへの「おつかれさまです」の意味なんでしょうか

当駅には9年ぶりの訪問です。前回は2014年8月25日でしたが、当時のダイヤは同じように洞爺方面から乗車して小幌駅での折り返しが来たのは8分後、滞在時間はほんのわずかでしたが、今回は40分以上滞在することができます

小幌駅とは

この記事を読んでくださっている方で当駅を知らないという方は、あまりいないでしょうが、簡単に説明すると、とにかく列車でしか行けない駅として有名です

わざわざ地図を載せる意味があるのかどうか分かりませんが、三方を山、もう一方を海に囲まれ、特に山は険しい崖となっている上、まともな道路はなく、車では当然行けず、徒歩でも到達困難。要は外に通じる手段は列車のみ(船という手段も可能ではある)という駅

トンネルとトンネルの間にはさまれていて2面2線構造。戦時中の1943年に信号所として設置。道内の石炭など鉄道の軍事需要に応じるため、当時は単線だった路線に信号所(すれ違い施設)を増やす必要があり、前後がトンネルのこの場所で蒸気機関車の煤煙を避けられるのが設置理由でした

正式に駅に昇格したのはJR移管時。それまでは北海道でよく見られた仮乗降場として客扱いをしていたそうですが、戦前はいくつかあったとされる民家もやがてなくなり「誰も住んでいない、車でも徒歩でも行けない駅」として注目を浴びることになりました

アクセス方法

こちらは長万部方面の時刻表。そして

東室蘭(洞爺)方面への時刻表。写真で分かるように、東室蘭方面が1日2本、長万部方面が1日4本と変則的なダイヤとなっています。これは東室蘭方面の午前の列車が当駅を通過するから

豊浦~長万部間の普通列車はどんどん減らされていて、現在は1日4往復しかありません。前回の訪問時は8分の滞在時間だったと記しましたが、当時は本数がもっと多く、他の訪問パターンもありました

今は当駅に行こうとすると方法は限られていて、現実的な滞在時間や日没などを考慮すると、午前中は長万部方面1本しか停車列車がないため、利用はできず、私の行動パターンとなった15時6分に洞爺方面からやって来て、15時50分に長万部からの洞爺方面行きに乗るか(滞在44分)、長万部方面から15時50分に到着して、17時34分の長万部行きで折り返すか(滞在104分)、もう少し粘るつもりがあるなら、15時6分の長万部行きで下車し、17時34分の17時34分の長万部行きに乗るか(滞在148分)のせいぜい3パターン。19時台や20時台の列車は日没を考慮して除外します(正直、この時間の停車の意味が私には分かりかねます)。ただ季節によっては、17時台でも暗いでしょうから、滞在時間を含めても私と同じ行動がおすすめです

それでも先日訪れた宗太郎と比べると、アクセスははるかにしやすいと思います。延岡での宿泊が絶対条件となる宗太郎に比べると、特急を利用すれば大阪や東京からの日帰りも可能(そんな人はいないでしょうが)です

約40分の滞在を楽しむことにしましょう

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北海道フリーパスはどれだけお得か

北海道フリーパスとは

さる5月24日から6日間、北海道に行ってきました。その際に利用したきっぷが

北海道フリーパスです。要点を説明すると

・北海道新幹線を除くJR北海道及びJR北海道の路線バスが1週間乗り放題

・利用当日の購入可能

・指定席は6回まで利用可能(自由席は乗り放題、グリーン席の場合はグリーン券のほか特急券も必要)

たったこれだけ。バスについては乗れる路線と乗れない路線があって、事前確認が必要ですがルールは実に分かりやすく、通年発売しています(年末年始、GW、お盆の時期のみ利用不可)

降り鉄にも有効?

ただその一方で欠点というか、二の足を踏んでしまう要素もあります。まず旅行者目線だと、これだけ長期間、北海道を旅するのは、その分だけ休暇を取る必要があるため、現実的に使用の機会は限られてくるということ。7日間有効ですから、利用は3日でも4日でも良いのですが、2万7430円という高価な料金の元を取らなければならないので、利用にあたっては、いろいろ考えてしまいます

そしてこちらは私的なこととなりますが「降り鉄にも有効なのか」ということ。私の場合、駅訪問に重点を置いていますので必然的に優等列車の停車しない駅や走らない路線が多くなります。場合によっては普段行っているようにローカル線やローカル駅の手前まで優等列車を使用して、そこから青春18きっぷのような安めのフリー乗車券を使うのもありかもしれません。ただ初めてのことなので、今後のことも考えて初めて利用してみました

以下、6日間の行程を実際に普通のきっぷを利用した場合はどのぐらいの料金がかかるのか計算したものです。いろいろな駅に行きましたが、100キロを超える区間はできるだけ通しのきっぷを買って途中下車制度利用するものとしました。途中下車した駅についての記述は省略しています。途中バックしたり、枝分かれする路線については、その都度別に運賃を支払ったものと仮定。またほぼすべて自由席利用でしたので特急は自由席料金とします

初日

10時に新千歳空港に到着して券売機で北海道フリーパスを購入。全国で買えますが、その場合はおそらくJR北海道は他社に手数料を支払わなければならないので、ここは全額がJR北海道に入るようにしました

新千歳空港~小幌 3210円

苫小牧~登別 特630円

小幌~洞爺 540円

計 4380円

洞爺湖で知人と会う約束があったので、途中下車は行いましたが料金はこれだけ。6日間ですので単純計算だと4580円利用しなければなりませんが赤字スタート

2日目

洞爺~豊浦 250円

豊浦~札幌 3630円(室蘭泊でしたが途中下車のため乗車券は札幌まで)

伊達紋別~稀府 往復290円×2=580円

伊達紋別~東室蘭 特320円

東室蘭~母恋 250円

母恋~輪西 250円

輪西~御崎 200円

御崎~室蘭 200円

計 5680円

どうしても稀府駅に行きたかったので、伊達紋別との間を往復。何とか2日分の元は取れました

3日目

室蘭~東室蘭 290円

幌別~苫小牧 特630円

苫小牧~鵡川 往復750円×2=1500円

苫小牧~札幌 特1150円

札幌~旭川 2860円(深川で途中下車しています)

札幌~深川 特1830円

深川~石狩沼田 340円

石狩沼田~北一已 340円

北一已~秩父別 250円

秩父別~北秩父別 200円

北秩父別~深川 340円

深川~旭川 特630円

計 1万360円

時限付きでわずかに残った留萌本線の全駅訪問。移動も多く、特急にも何度も乗ったので1万円台に

4日目

旭川~東鹿越 2420円

富良野~芦別 往復640円×2=1280円

東鹿越~金山 340円

富良野~旭川 1290円

計 5330円

一度も特急に乗りませんでしたが、運賃だけで5000円超え。実際は旭川から芦別にダイレクトに行ったのですが、それだと100キロに満たず途中下車ができないので東鹿越まで乗車券を購入したものと仮定。根室本線の区間は、かなりバスにもお世話になっています

5日目

旭川~比布 440円

比布~札幌 3190円(深川で途中下車)

旭川~深川 特630円

深川~幌加内 JRバス往復 1130円×2=2260円

深川~札幌 特1830円

計 8350円

深川~札幌でこの旅最初で最後の指定席に乗車しました。もっともこれは、このままだと1度も指定席に乗らず終わってしまうと考えて乗車したもの。実際は車両の多い自由席の方がすいていました。幌加内までのバスが深名線の代替バスでJR北海道バスだったのは大きかった

6日目

札幌~新得 3630円(トマムで途中下車)

      特1830円

トマム~占冠 往復540円×2=1080円

新得~島松 3190円(追分などで途中下車)

新得~追分 特1830円

鳥松~新千歳空港 460円

計 1万2020円

石勝線で普通料金で乗れる特急列車に散々乗った末、どうしても行きたかった島松で締め。実は札幌~旭川より札幌~トマムの方が遠いことを初めて知りました

特急に乗らないと動けないエリアが多数

ということで6日間で利用した運賃と特急料金は4万6120円。大幅に元を取ったことになります

活動エリアは新千歳空港を出入りして洞爺から旭川までと、そう広くはないのですが、それでもこれだけの料金。無理に特急を利用したことはなく、最長でも札幌~トマムですから、北海道のエリアを考えると、そう長い距離ではありません。おそらく稚内や網走、釧路などに行けば、もっと簡単に元を取れたと思います

今回痛感したのは、北海道では普通利用だけでは、なかなか動きがとれないということ。深川駅を複数利用したことで、深川~旭川を何度も乗ることになりましたが、この区間はわずか30キロ。特急は30分から1時間間隔で多数走っている動脈区間ですが、普通の運行は少ない。結果的に特急ばかりを利用することになりました。北海道にはこのような区間が多数あり、青春18きっぷのみでは、降り鉄はかなり難しいですね

もっとも、このぐらいで大いに元は取れるので行程のうちの1日ぐらいはレンタカー利用もありかな、と思いました

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