※訪問は2026年3月10日
まだ暗い三ノ宮駅から

始発で降りた5時半の三ノ宮駅はまだ真っ暗。それでもそれなりの人が乗っている。今回は大阪(伊丹)空港から宮崎へと向かう。目的は宮崎空港からの日南線である
あらかじめ18きっぷも用意して

空港に移動して7時になると、すっかり夜明けを迎えた

宮崎行きの飛行機は7時15分発である。今回は日南線の各駅訪問を行う。なぜ日南線かというと、3月14日のダイヤ変更(改正とは言わない)での減便が発表されていたからだ
日南線は日豊本線の南宮崎から分岐して鹿児島県の志布志へと向かう路線で全長89キロ。大きな地図を見ると、海沿いを走る風光明媚なローカル線のイメージがあるかもしれないが、こうして見ると海沿いを走る区間は意外と少ない。南宮崎から南下していくと、有名観光地の青島あたりまでは海沿いを走るが、その後はどちらかというと内陸部を走る。また青島までは、まるで私鉄のように細かく駅が設けられているが、青島を過ぎたあたりからは駅間距離も長い
この2つのポイント「途中までは海沿いを走り私鉄のように駅が多い」「青島あたりから駅間距離が長くなり内陸部を走ることが多い」が、日南線の歴史と特徴なのだが、そちらは順番に触れていこう
旅程は3日間

あらかじめ青春18きっぷを用意しておいた。今回は優等列車だけの日南線(厳密には週末に観光特急が走るが今回は無縁)のみの利用なので18きっぷだけで十分である
運命を分ける飛行機の到着時間
18きっぷを全日までに購入したのには理由がある。宮崎空港でのJR接続が微妙なのだ。時刻表では8時20分の到着予定で宮崎空港駅での南宮崎方面の列車は8時32分発。ただご承知のように列車とは違って飛行機というのは到着して5分後に駅の外に出られるというものではない。機外に出るにも時間がかかるし、ロビー通り抜けにもそれなりに時間がかかる

飛行機は無事にほぼ定刻で着陸したが、ロビーへと移動する通路から宮崎空港駅が見える。この時点で8時25分。あと7分しかない。ここから外に出て回り込むと結構な距離があることを過去の経験で知っている
宮崎空港駅からは宮崎駅へ向けて宮崎空港線が出ている。この空港線は帳簿上は隣駅で日南線との分岐駅でもある田吉駅までの総距離1・4キロとJRで最も短い路線として知られるが、実質は田吉から日南線に入って日豊本線と日南線の分岐駅である南宮崎から宮崎と進む運用となっていて空港線のみで完結する列車は走っていない。またこの区間は電化されていて、日南線は南宮崎~田吉の1区間だけが電化区間となっている
行ってみると分かるのは日南線の冷遇ぶりだ。宮崎空港には大分方面からの特急も乗り入れ、特例として宮崎空港~宮崎間は特急自由席に乗車券だけで乗れる特例が設けられているが、この特急は田吉には停車しない
そればかりか、この時のダイヤだと8時32分を逃して次の9時20分に乗ると、田吉到着は9時25分で、その田吉では9時19分発の志布志行きが出発したばかり、次の志布志方面は11時25分までないという、なかなか悲惨な状況になってしまう。つまり何とかして8時32分に乗るか、乗れなければ別の手段で9時19分までに田吉駅まで行かなければならないのだ(3月のダイヤ改正で若干状況が変化している)
自分の立てた道程では順調に行けば、3日目のお昼ごろには全駅訪問が終わるのだが、それにはこの最初の関門を突破しなければならない。もっとも乗れないことも考えて3日間で全駅というゆったり計画にしたのだけれど

超早歩きで、あと3分という時点で駅までたどり着いた。実はこの写真は2024年4月のもの。サムネ写真もそうだが、のんびり写真を撮る余裕はないのである
2年前のことは忘れてしまったが、写真を見返すと最初から8時32分など眼中になかったようで、のんびりと時間を潰し宮崎空港駅で2種類のきっぷをゲット

悠々と日豊本線の青井岳駅に行ったようだ

とにもかくにも最後はダッシュで何とか間に合った。ここまで来れば駆け込み乗車にはならなかったが、しばらくゼーゼーしていた私は奇異な目で見られたことは間違いないだろう
↑2つクリックしていただけると励みになります
JR東海が運営する沿線地域の逸品・名産品などのご当地いいものオンラインショップ