2022年12月7日13時10分
微妙な距離ゆえ
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新家駅に到着しました
意外と読めそうで読めません。所在地である泉南市は関西国際空港の敷地の一部があることで知名度も上がりましたが、発足は1956年。いくつかの自治体が合併して戦後10年以上が経ったて誕生しました。そのうちのひとつが「新家村」。今は大阪府唯一の村として千早赤阪村が知られますが、泉南市を構成した6つの町村のうち4自治体が「村」。このころはまだ大阪府下にも村が数多くあったのですね
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駅舎は元々の木造駅舎にモルタル部分を付け足したような形となっています。こちらも駅のすぐ南に踏切があり、数年前に新たに天王寺方面ホームに直接入れる西口が設けられ、どちら側からも入れるようになっています
長滝と新家の距離も近い。阪和線の大阪府下の駅は元々が私鉄だったこともあって駅間が近いのが特徴です
また阪和線と南海も微妙な距離感のまま大阪市内へと向かっていきます
阪和電鉄の全通は昭和初期。計画の時点で海沿いの主要都市や今以上に重要だった港はすべて南海沿線だったため、山沿いを進まざるを得ませんでした
泉南市には南海、JRとそれぞれ2駅ずつがありますが、今も旅客数は南海の方が圧倒的に多い。それでも当駅が約4000人、お隣の和泉砂川が約7000人と幹線にふさわしい乗降が1日にあるのは阪和電鉄がスピードで勝負したり宅地造成などで新たな需要を呼び込んだからです
線路はほぼ真っ直ぐ引かれていて最初から複線電化で建設されたためスピードも十分でした
周辺も宅地化
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駅前に新家地区の地図がありました。右側の緑の部分はゴルフ場です。左下にもゴルフ場があり、その間は住宅地として開発されています。戦後のものですが阪和線がもたらしたものといえます
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駅のキロポスト。天王寺から38・5キロ。紀州路快速で昼間は天王寺まで45分、大阪まで1時間
写真で分かる通り、2面2線構造。4年前まではみどりの窓口設置駅でしたが、現在は業務委託駅となっています
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両側に入口がありますが、跨線橋でも結ばれています
泉南市のもうひとつの駅である和泉砂川に向かいます
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