9月8日5時50分
無計画の名古屋駅
前夜、所要で名古屋に宿泊した私は朝の6時前、名古屋の駅前にいました。まだ暗い。北陸本線の各駅を巡ったのは、わずか2週間前なのに、随分と夜明けの時間が変わっている。秋が進んでいる気がします
早朝だけに登板する名古屋始発ののぞみがスタンバイしています
平日の朝ですが、まだ人はまばら。ここから1時間で一気に増えるのが大きな駅の特徴ですね
手元には青春18きっぷが残り2回分。9月10日までなので今日を入れても3日しかありません。いつも最後でバタバタするのですが、今年は例年以上に追い込まれています。3日のうち2日は18きっぷに充てるわけですが、実は昨日の夜まで何も決めていませんでした
名古屋からの出発だけは決まっているので東西南北どこでも行ける。参宮線&紀勢本線コースが有力でしたが、同じコースを戻ってくる行程を避けるとしたら大阪まで距離が遠く、ひたすら乗るだけの作業になりかねない。中央本線は自宅から、どんどん離れていってしまう。ということで高山本線に決定。特急ひだで何度か駆け抜けましたが普通で走破したことはありません
ということで前夜、ホテルで若干ほろ酔いの頭で時刻表をめくって何となくの行程を立てました。もっともホテルはとっていません。久留里線、北陸本線と結構ガチンコ旅だったので、今回は私の基本である適当旅、降りたい駅があれば降りるケセラセラ旅にすることに
ケセラセラでも乗らなければならない電車はある
名古屋発6時23分の大垣行きに乗ります。駅は閑散としているように見えましたが、通勤通学圏とは逆方向ながら結構なお客さんが乗っています。それでも余裕で座れました。ところがいきなりの時刻表読み間違えの痛恨ミス。岐阜で6時52分の高山行きに乗り換えるわけですが、3分しか時間がない。名古屋発6時10分に乗れば余裕だったのですが、岐阜発の時間を見間違えていました
ということで岐阜に着くころには立っているお客さんもいるぐらい混雑している電車を降りるとダッシュで階段を下る。なぜ急ぐのかというと、これに乗らないと下呂から向こうに行けないのです
乗車しようとしている列車は下呂を9時に出て高山に向かうのですが、これを逃すと次の下呂発高山行きは13時58分。普通の運行が5時間ありません
いくら適当旅とはいえ、これは絶対に逃せません。もっとも考えようによっては、宿すら確保していないのですから、乗れなければ高山本線はすっぱりあきらめるという超適当旅に切り替えてもいいのです
そしてぎりぎりセーフ。とはいえ階段を降りる課程で同じ行動をとっているとみられる高校生やサラリーマンの姿もあったので安心していました。彼らは毎日同じコースなのでしょうから
列車は高校生で満員です。立ってグループでおしゃべりをしている方々が多いので何とか座れました。この状態が美濃太田まで続き、ドッと降りていくと急に車内は閑散としました
無事に下呂到着。岐阜から88キロあって2時間ちょうど。ちなみに特急でも70~80分かかります
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