周防花岡駅の駅名標

2022年10月3日7時

秋の乗り放題パス最終日

朝の徳山駅の在来線改札口。季節は半年前で今は一冬越えて、このころに戻りつつありますが、暑い1日でした

手には「鉄道開業150周年記念秋の乗り放題パス」。こちらについては

昨年10月にも説明しました。150周年記念と銘打ってはいますが、おそらく今年も鉄道の日記念として今年も秋に発売されます。このきっぷを使用して1日は呉線、2日は山陽本線の岩国~徳山間の駅巡りを行い、今日の最終日は岩徳線を巡ることにします

岩国行きが並んでいますが7時10分発が岩徳線、7時21分発が山陽本線。海沿いをグルリと回る山陽本線と真っ直ぐ進む岩徳線では距離数にして20キロも山陽本線の方が長いのですが、後に出た山陽本線の方が岩国に先着します。ただ徳山(正確には分岐駅の櫛ヶ浜)と岩国をまたぐきっぷを買うと岩徳線経由の料金で計算され、山陽新幹線もまた岩徳線経由の運賃計算を行います。後日、詳細に説明しますが、このあたりが岩徳線の不運さを物語っています

あえてこの時間に乗った理由は

岩徳線はホーム半ばから出発します。よく見ていただければ分かりますが、キハ40系車両に乗りやすくするため、この部分をかさ上げしているからです。朝のラッシュ時は2両編成ですが昼間は単行

座席が埋まったというレベルで発車。お隣の櫛ヶ浜が分岐駅で徳山行きの岩徳線列車とすれ違いのため数分間停車するのですが、徳山行きキハ40の2両編成は立錐の余地もないほどの高校生であふれ返っていました。この光景を確認するために7時過ぎの列車に乗車したのですが、まずは櫛ヶ浜から2駅目の生野屋で下車

単式ホームだけの簡易な構造

待合所もなく屋根があるだけ。券売機もホーム入口のスロープにあります。特筆すべきは開業が1987年3月27日だということ。国鉄がJRに移管されたのは同年4月1日ですから、5日間だけ国鉄の駅だったことになる。予算の問題もあり、このような滑り込み事例は全国に結構あります。ちなみに駅前にはセブンイレブンがあり、私はローカル線で至近にコンビニのある駅を「神駅」と呼んでいますが、徳山からは早すぎてまだコンビニの必要はありませんでした

隣を走るのは山陽新幹線。こちらもまた今回のテーマのひとつですが、ひとつ徳山側へと戻って周防花岡で下車します

1932年に櫛ヶ浜から1駅だけ線路が敷設され、約2年間終着駅でした

駅舎は当時からのもので駅前の立派な木も同時に植樹されたようです

地名の由来も解説されています。さてこちらの写真は駅が「落ち着いて」からのもの

ちょっと前までの状況はというと

先ほど櫛ヶ浜で見た列車の次の列車にあたりますが、原則後ろ乗り先頭降りのワンマン車の後ろ側は高校生を中心に長い列ができていました。全国ローカル線あるあるですが通学の混雑帯、高校生は定期券を持っているため前からも後ろからも乗り降りする。先日の高山本線でも見た光景。そうしないと列車が定時に発車できないのです

当駅は最寄りの高校もあって降りる生徒も多いため、乗降で相当な時間を要していました。ダイヤ上は7時47分着の同48分発ですが、とてもじゃないけど1分では終わりません

私が列車を選んだ理由がこれだったのですが、現在廃線からのバス転換の話も出ている岩徳線。これだけの人間を果たしてバスで運べるのかと思いました

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