北陸新幹線

JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~最後の駅は美しいピアノに惹かれる

※訪問は2025年3月3日

あっという間に最後の駅

加賀温泉駅に到着。1時間に1本の運行の時間帯もあるとはいえ、とにかく乗ったらすぐに到着するので新幹線の駅巡りは速い。サンダーバードの遅延があり、敦賀到着は9時20分だったにもかかわらず、13時半を回ったところで、もう最後の駅に到着である

当駅に来るのは、こちらも2022年の8月以来

その時の記事がこちら。新幹線を迎えるための突貫工事中という風情で、仮の駅舎で営業していましたが、かつては特急街道と呼ばれた北陸本線ならではの設備があちらこちらにあって、今こうやって見返すと、わずか2年半前とは思えない懐かしさがこみ上げてくる

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通過線を備えた対向ホーム

当駅は対向ホームに通過線を加えた構造。越前たけふ駅の記事でも触れたが、東海道山陽新幹線ではよくある形式だが、北陸新幹線の中では比較的貴重な存在。おそらく現行のダイヤでは通過線はそれほど必要ないが、将来の大阪、京都への延伸に備えてのものだと思われる

駅舎はこちら。ただタクシー乗り場の向こう側が一部工事中になっているようで、まだ発展途上のようだ

そちらまで足を運ぶとこのように見えるが、2年半前の訪問時にもこの形はできていた。「温泉郷の風情と城下町の歴史を感じさせる駅」としてデザインされ、紅殻(べんがら)という赤い塗料で塗られた弁柄格子をイメージしている

こちらはコンコースの様子

IRいしかわ鉄道の乗り場へは連絡通路を利用する

前回よく分からないまま歩いていくとたどり着いた住宅街の北口へは自由通路ができていて

駅舎というより通路入口のような姿になっていた

北陸新幹線今後は?

加賀温泉駅成立については

この時も記したが、特急停車を巡って両隣の駅の争いが続くので、中間の駅を特急停車駅にしたことは、あまりに有名だが、まだ山陽新幹線もない半世紀以上前の1970年(昭和45)に、その後新幹線の駅になることは想定していなかっただろう

構内には飲食店や土産店、観光案内所も入居しているが、ひときわ目につくのは

立派な駅ピアノだった。駅ピアノを巡ってはトラブルも報じられるが、ぜひ美しい姿のままずっといてほしい

これで北陸新幹線の新駅はすべて巡ったことになるが、肝心の大阪、京都への延伸は確定しながらも確定していないという状況が続いている。敦賀からは小浜経由で京都に入ることは決まったが、京都府内の水資源の問題や新幹線の「京都駅」をどこに設けるかで論議されている間に米原ルートが再燃したりで、まだ工事の着工もされていない。福井、石川という地方は元々が関西圏との結びつきが強く、歴史的な経緯もあって石川は名古屋、福井は京都との関係も深い。北陸新幹線の全通を待っている間に直接行ける東京に経済的なつながりも取られてしまう、という焦りは共通認識としてあるが、何をするにも大阪、京都、神戸という三都(北陸新幹線の場合は神戸は関係ない)が、なかなかまとまらないのが関西地区で、リニアの名古屋~大阪のコースにしても、あーだこーだで、このままだと東京~名古屋の先行開業になってしまいそうである

小浜線や湖西線の並行在来線問題もクリアになっていない。将来的に途中駅になる敦賀駅が巨大施設のターミナル駅となったことについて、かつての東北新幹線の八戸駅のように暫定的な終着駅にもかかわらず、将来的に手に余ってしまう、という声も聞こえるが、先行きが不透明なだけに敦賀駅のターミナル化は現時点では正解のようである

北海道新幹線も札幌までの延伸はまだまだ先になりそうだ。私が元気に新幹線に乗れるのはいつまでか、ということを考えても、もしかすると新幹線の駅訪問はこれが最後になるかもしれない

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~イラストが絶品だった

※訪問は2025年3月3日

完成した駅と初対面

芦原温泉駅に到着。やって来たのは2022年8月以来2年半ぶり。今も明確に覚えているが、JRのうちに北陸本線の各駅を訪ねようという企画を行った時、最後に訪れた駅だった

2022年8月26日の訪問。前日に各駅をたっぷり回って、この日は青春18きっぷを温存(今は使えない技となった)。北陸鉄道をたっぷり乗って金沢からサンダーバードに乗り込んで芦原温泉で下車。これが北陸本線各駅最後の訪問だったが、工事途中の駅はすべてが「仮」状態で、駅の風情が一時的にせよなくなっていた時だった。もちろん今回はすべてが完了している

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新幹線と在来線の駅は別物か

今回訪れる駅で完全な新駅は前記事で紹介した越前たけふのみ。他は北陸本線時代に駅としては訪問済み。こういう時、いつも思うのが新幹線の駅と在来線の駅は別物か、ということ。例えば地下鉄丸ノ内線の東京駅とJRの東京駅は別物なのは明白だが、では新幹線の東京駅と在来線の東京駅は同じ駅なのか、となると微妙なところだ。新幹線の駅にも東海道新幹線の駅と東北新幹線の駅があって、それぞれ改札は別だ。特に認定機関があって決められているわけではないので自分で決めれば良いと思うが、個人的には別物ということにしている。今回のように整備新幹線では在来線が三セク化されて同じきっぷで移動できない別会社になってしまうので、これは別物ということになるが、在来線が残る路線でも別駅ということにしている。昨年3月に飯山駅でわざわざ北陸新幹線の駅を利用したのも、そんな理屈からだ

「ようこそ○○へ」は延伸開業した各駅に共通するものとなっている

改札を出ると駅の外へは木をふんだんに使用した通路で外に出られるが、この部分は公道扱いのようだ

こちらは西口の外観。少し分かりにくいかもしれないが、1階がハピラインふくいの駅で2階が新幹線の駅

駅と隣接、直結して飲食店や物販店が入る「アフレア」がある

朝からのダイヤ乱れで、どの駅に何時に列車が来るのか分からない状態で落ちつかなかったが、ようやくお昼にすることにして福井らしくソースカツ丼と越前そばのセット

子どもの声に振り返ると

アフレアには広い待合室があって、ここからハピラインふくいの駅にも新幹線の駅にも簡単に行くことができて両線の発車標もある

そろそろ新幹線ホームへと移動しようと歩いているとアフレアとの直結部分あたりで、子どもの声。「お母さん、なんで恐竜がお風呂に入っているの?」

振り返ると

恐竜が東尋坊近くの温泉につかっている。地元をすべて表す秀逸なイラストに感心してしまった

ちなみに2022年の記事でも触れているが、芦原温泉駅で降りても駅前には温泉街はない。当駅からだと約4キロ。えちぜん鉄道の「あわら湯のまち」駅が温泉街の最寄り。かつては両駅を結ぶ国鉄三国線が存在したが廃線となった。芦原温泉駅はそれまで町名の金津駅を名乗っていた。話は少しややこしいが、温泉への鉄路がなくなったことで温泉の玄関口だと分かりやすいように現駅名へい改称された

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~延伸区間で唯一の完全新駅

※訪問は2025年3月3日

新幹線単独駅として建設

今回訪問する駅で全く新しい駅はひとつしかない。他の駅はいずれもこれまでの在来線の駅に併設する形で設けられた。しかもいずれもが北陸本線時代の特急停車駅のため、公式には新規開業ではあるが、イメージとしての新規開業ではない。そのひとつの駅へと向かう

サンダーバードで湖西線を敦賀に向かう際、敦賀の手前あたりから積雪が凄く、新幹線に乗り換えると福井が近づくにつれて雪は減っていったが、今度は小松から逆戻りする形なので車窓はどんどん雪が増えていく

そして越前たけふに到着である

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武生駅から車で10分

新駅の新幹線単独駅だけに用地はふんだんにあったようで、2面2線の対向ホームに中線の通過線2本を備えた構造。東海道、山陽新幹線ではよく見かける姿だが、北陸新幹線ではホームのない通過線を備える駅は高崎~敦賀では上越新幹線との分岐となる高崎以外では今回開業した越前たけふ、加賀温泉の2駅しかない。雪対策で通過線の上も屋根で覆われている

コンコースも広くとられている

駅舎は越前和紙の製作時に流れる姿をイメージしたもの

そして武生の中心地であるハピライン福井(旧北陸線線)の武生駅からは車で10分ほどの距離にある

新駅設置が決まった時、武生駅から歩いてすぐのところには福井鉄道の越前武生駅があった。平仮名が入る以外、全く同じ読みとなってしまうが、福井鉄道側が譲る形で2023年(令和5)に駅名を「たけふ新」駅とすることで混乱を避ける形となっている。ちなみにこの駅は以前の駅名は「武生新」駅。大正期からの駅名だったが、2010年(平成22)に越前武生と改名されたばかり。元の読みに戻った形だが、わずか13年の駅名だったことになる

微妙な駅間が生み出したもの

訪問時はすっかり雪景色だったが、駅前は現状では農地が広がる。ただ飲食には困らない

道の駅が併設されているため、こちらで食事ができる

バス500円駐車場無料

新幹線単独駅である当駅の大きな特徴は

駅前の広大な駐車場。600台分もの駐車場が無料となっていて、新幹線のパーク&ライドとなっているが、常時の盛況ぶりとなっていて開業から早々に止める場所がないと問題化している。北陸道の武生ICが至近で、車でのアクセスが良好なこともあるが、周囲には特に何もないことから容量は十分と予想していたところ、当駅には高速バスの停留所があり、新幹線ではなく長距離バスの利用者もこの駐車場を使用するようになった。また無料ということで長期間の出張や旅でも駐車場の需要が生じたという

その一方で低迷したのは武生駅とのアクセスで

これは訪問時の看板だが、おそらくすでにない。3月15日に運行を終えたからである。新幹線駅の開業からわずか1年で、最寄りの中心地へのバス路線がなくなるという話はあまり聞いたことはない。理由としてはわずか10~15分のバスの運賃が500円だったこと、500円を払ってバスで新幹線駅に向かうのなら、福井駅までハピラインふくいまで行った方がむしろ便利だったことが挙げられる。福井までは電車で20分で運賃は380円。しかも福井にはすべての列車が停車する。また逆方向はひとつ隣が敦賀で、電車の所要時間は30分で運賃も780円だが、大阪方面へと向かうには乗り換えが必要となるため、わざわざ1区間だけの乗車りために500円を支払う人は少なかったのだと予想されている

逆の見方をすると駐車場が無料ということで福井駅の方が近い場所に住んでいても当駅を利用する人も確実にいるとみられていて、地方の車社会が新幹線駅の開業によってあらためて浮き彫りになった形にもなっている

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~2年半前とは全く異なる気候に参った

小松駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

前回は在来線の駅として

小松駅に到着。訪問は2022年の8月以来となるから2年半ぶり

その時は北陸新幹線の延伸により三セク化される前に、当時はまだ北陸本線だった各駅を訪ねた。そして小松で宿泊。ただ前回と今回とでは、あまりにも気候が異なっていた

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傘もあっという間に

元々、今回の旅は2週間前に行う予定だった。猛烈な寒波の予報を受け、出発の数日前に1週間の延期を決めた。1週間後は比較的温暖な予報で安堵していたら、家庭の事情で急きょ取りやめ。再延期となった。天気予報は決して良くはなかったが、2週間前よりはマシそうだし、何よりこれ以上の延期は自分の日程と照らし合わせても無理そうだ。WESTERポイント全線フリーきっぷは使用前だと払い戻しができるが、2000ポイント以上のキャンセル料が必要となる。2000ポイントを貯めるのに一体いくらのお金を使わなければならないのかと考えると、それも避けたい。ということで決行である。救いは早々に発券しなかったこと。発券前であれば、きっぷの期限内なら何度でも変更できる

ということで小松駅前。小松といえば小松製作所。新幹線側となる東口には、こまつの杜という施設となっていて、自由に入れる。展示されている重機は名所のひとつでもあり、私もそこで記念撮影をしようとしたが、ちょうどこの時間帯は猛烈な上に冷たい風雨で駅舎の外で傘をさそうとしたら、あっという間におちょこになってしまい、慌てて駅舎内に避難。傘はもう使えないので、駅舎の外までダッシュ。1枚パチリとやって戻ってくる、撮り逃げのような写真がこの1枚。もっと重機の近くまで行きたかったが、これ以上進むとずぶ濡れになりそうなので、ここが限界だった

こちら新幹線側となる東口の写真も同様の撮影。白山をイメージしているという。それだけにもっと全景が写る位置まで下がりたかったが、風邪にでもかかると大変なので、このあたりが限界だった。そういえば昨年の今ごろも同じような目に遭っていた

3月5日のことだった。北陸新幹線の延伸開業は前に、その時点で唯一の新幹線未訪問駅だった飯山駅を訪ねたのだが、その時は雨ではなく視界も不良となるような雪に見舞われた。北国なので、ありがちな話だが、3月という季節を考えるともう少し幸運な一面があっても良いのではないかと思ってしまう。もっともこの雪がきっかけで大糸線の全駅訪問につながるので、分からないものではあるのだけど

暖かい待合室で休憩

せっかく来たのだからと西口にも出向く。小松の町は主にこちら側つまり海側に広がっていて空港も海側。今回も最初の予定では西口のホテルに宿泊するつもりだった。小松製作所もあり、空港の玄関口ということもあってホテルは多い

こうも寒いと前回も訪れた小松うどんのお店に行ってみたが定休日。ということでしょうがない

待合室で出発を待つ。当然ながら快適そのもの。新幹線の駅ならではの設備に助けられた

新幹線の小松駅は通過線のない2面2線構造。通過線のない新幹線駅は整備班幹線では、よく見かける構造だ

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~唯一の「島式ホームのみ」駅

福井駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

「つるぎ」の停車駅に注意

サンダーバードの遅れによって6つの新駅訪問も旅程をやや変更しなければならなくなったが、手にあるのは乗り放題のWESTERポイント全線フリーきっぷだし、昼間は1時間に1本しか停車しない駅が多いが、新幹線というのは乗ってしまえば瞬時に目的地につれていってくれるので心配はない

つるぎは16分で福井に到着。途中の越前たけふは通過で、次の停車駅は金沢なので旅の趣旨から、ここ福井で強制下車である。敦賀延伸前から北陸新幹線に存在していたつるぎは金沢と富山を結ぶ列車だった。途中は新高岡しかない区間だったので、出発したらすぐ終点という、いつもガラガラの列車だったが、敦賀延伸で事情が若干変わった。最北が富山であることに違いはないが、敦賀まで各駅に停車するパターンと、途中は福井のみしか停車しない2つのパターンができた。金沢止まりもある。これまでつるぎを東海道新幹線のこだまのように感じていた方もいるかもしれないが、各停、速達と2種類のつるぎがあるので乗車時は注意が必要

またこれは注意することではないが、サンダーバードとつるぎは列車番号に法則性がある。私が乗車してきたサンダーバードは5号。そしてつるぎは6号。つるぎの番号はサンダーバードの次の番号となる。この法則は臨時列車でも忠実に守られていてサンダーバード88号に接続するつるぎは89号だ。上り下りが逆になってもこの法則は変わらず、今度はつるぎが5号ならがサンダーバード6号となる。乗車には影響のない話にはなるが、ちょっとした豆知識である

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恐竜の待合室とカニめし自販機

福井駅といえば恐竜のオブジェが有名すぎるが、新幹線ホームの待合室にも恐竜はいる

待合室の壁に潜む

ホームにあるかにめしの自販機も福井らしいといえる。さらに言うと

広告は恐竜兼かにめしである

かつてはえちぜん鉄道の間借りも

現在の福井駅のJR部分は新幹線駅のみだが、駅舎にはえちぜん鉄道の福井駅がビッシリ張り付くように建っている。逆側の旧北陸本線はハピラインふくいとなっていて、新幹線のスペースは狭く、新幹線では異例ともいえる島式ホームの1面2線構造となっている。新幹線の島式ホームといえば、東海道新幹線の三島駅が思い浮かぶが、三島駅は両側に通過用の線路がある。福井駅はそれもなく、島式ホームのみという、現在の新幹線ホームでは唯一の存在となっている

元々は3階建ての駅舎とし、新幹線はそこで2面4線とする予定だったが、予算の問題、2階に入居する予定だった京福電鉄が、相次ぐ事故で廃止になってしまったこと、景観の問題などが相次いで2階の北陸本線(ハピラインふくい)ホームの隣に建設することになった。3階建てにしたものの、2階の入居者がいないとマズいのである。その後、京福電鉄はえちぜん鉄道として出直しとなったため、2階はえちぜん鉄道が使用することになり、その結果、ハピラインふくいとえちぜん鉄道の間にしかスペースがなくなり、島式ホームのみの新幹線駅ができた

島式ホームになったという結末は、えちぜん鉄道が新駅舎を建てる際に新幹線の予定地を一時的に間借りするという鉄道マニア向けの副産物も生んだ

これは2018年6月のもので、隣でえちぜん鉄道福井駅の工事が進む中、新幹線予定地のホームにえちぜん鉄道の車両が停車している場面を撮ったもの。これは今しか見られない光景だと、わざわざ出かけて乗りに行った

こちらは新幹線の改札。開業当初は多くの客が押し寄せるとホームが狭くて大丈夫か、と心配する声もあったが、現状では大きなトラブルにはなっていない。安全性の面ではホーム柵がある上、高速で通過する列車もない。なぜなら福井駅はすべての列車が停車する駅となっているからだ。将来的に北陸新幹線が、さらに延伸されても福井を通過する列車は生まれないだろう

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~湖西線ストップの遅延を体験

敦賀駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

雪が見えると湖西線名物の停車

サンダーバード5号は定時の7時40分に大阪駅を発車。大阪を出た時はガラガラだったが、京都で大量の乗車があり、インバウンドパワーを知ることになった。京都の手前で高槻に停車するタイプの運行だが、京都からはノンストップ。サンダーバードは大阪を出ると新大阪、京都はすべての列車が停車。それ以外は高槻のほか、湖西線内の堅田と近江今津に停車するパターンが何本かあるが、基本的には全列車が停車する3駅から敦賀まで、敦賀から3駅まで旅客を運ぶ140キロに満たない短距離の特急となっている

乗車のサンダーバードは9時3分に敦賀に到着。8分の乗継ぎ時間で北陸新幹線へと連絡することになっていたが、近江舞子付近にさしかかり車窓にも雪が見えてきたと思うと、急に減速し、高架の線路上でピッタリと停まってしまった。湖西線名物ともいえる強風による運行停止である。北陸新幹線の大阪への延伸で真っ先にネックになったのが、この強風。雪も多い地域だが、オール高架で踏切なしという昭和40年代としては画期的な規格だった湖西線は冬場の風に悩ませ続けられることになる。北陸新幹線も早々にこのルートはあきらめることとなった

ようやく動き始めると敦賀に近づくにつれ車窓は一面の雪

敦賀へは約20分遅れての到着となった

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一部を捨て、一部は残す

敦賀到着前から、車内は接続について何度もアナウンスが流れた。サンダーバード5号は8分の待ち合わせで9時11分発の富山行き「つるぎ」に接続するほか、9時21分発の東京行き「かがやき」にも接続するのだが、つるぎについてはサンダーバードの到着を待って出発も遅らせるが、かがやきについては先に発車してしまうという。かがやきは敦賀から東京への最速達タイプで、つるぎは敦賀と金沢もしくは富山を結ぶ区間運行列車。このほかに長野までは各駅に停車(一部飯山を通過)し、長野以遠が速達タイプになる「はくたか」もあるが、今後の遅延もはくたかはサンダーバードの到着を待たずに出発するという。つまり東京まで行くタイプは湖西線の遅延は関係なく定時運行だが、金沢もしくは富山までしか運行されないタイプは敦賀で接続待ちをするということ。影響の大きい東京行きについては定時を守り、富山までで完結する列車については到着を待つという方法が、いつも採り入れられているものかどうかは分からないが、妙に感心してしまった

ただし、おそらくかがやきのきっぷを持っている人々だろう。変更手続きをしなければならないので長蛇の列ができていた。私はといえば、北陸新幹線の新駅訪問が目的で、ここからは自由席専門だし、少々の遅れも、列車はバンバン来るし、ちょっと待つことになっても、どの駅にも暖かい待合室があるので、たいして気にはならないので遅延の影響を受けた方々には申し訳ないが、いろいろなやりくりを興味深く眺めていた。こういう時、新幹線というのは、いろいろ楽である。これが2、3時間に1本のローカル線では全くシャレにならない。その意味では幸運だったのかもしれない

なおサンダーバードもしくはしらさぎの特急列車は新幹線の真下に設けられた専用ホームから出発する上、新幹線ホームのエスカレーターの数も多く自動改札機の数も多いため、実際は5分もかからず乗り換えが可能だが、北陸本線の在来線(つまりはほぼ新快速)に乗り換えようとすると、結構な徒歩となるので注意が必要である

とにかく私はつるぎへの連絡は無事に行えた。写真に9時11分発とあるが、すでに時計は9時半に近い。ちょっと自由席の場所が遠かったが、ここから新幹線新駅の訪問開始である

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~意外と高いポイント収集の壁

大阪駅のサンダーバード発車案内

※訪問は2025年3月3日

新生サンダーバードに初乗車

朝7時半の大阪駅。11番線へと向かう。そこは特急専用ホームで、ある意味格式の高いものがある

特急専用というより、基本的にはサンダーバード専用ホームとなっている。この時間帯はJR東海車が大阪駅までやって来る「ひだ」がたまたま出発する時間となっていたが、他の列車は敦賀行きサンダーバードである

説明するまでもなく2024年3月の北陸新幹線延伸からJR西日本の在来線は敦賀までで、在来線は第三セクターの「ハピラインふくい」に引き継がれた。それによってサンダーバードは大阪~敦賀のみの140キロにも満たない運行となっているが、私は今回が初乗車となった

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イメージとは異なる遅い新快速

敦賀乗り入れを果たした北陸新幹線には過去2回乗車した。大糸線から糸魚川経由で来たものだが、いずれもサンダーバードには乗車していない。それぞれ青春18きっぷ、鉄道の日記念きっぷを所持していたため、敦賀からは新快速乗車である。新快速というと特急顔負けのスピードで走るJR西日本の看板列車のイメージがあるが、末端部分は全く事情が異なる。北陸本線の米原経由であれ、湖西線経由であれ、単なる普通列車として運行される。北陸本線や湖西線の駅では昼間にやって来るのは、1時間に1本の新快速のみという駅も多い。しかも4両編成。途中で8両が追加されてようやく新快速のイメージに合った乗り物となるが、その分、所要時間も長く、敦賀~大阪はサンダーバードなら80~90分で到着するところが、新快速なら2時間以上もかかる。もっともそれぐらいの時差があるから特急の価値も上がるとしたものだが、せっかく18きっぷのような「タダ」で乗れるきっぷ(厳密には追加料金不要という表現が正しい)を持っているのだから、私は1時間以上遅くなっても新快速に乗車していた

金沢止まりのころは、さすがに金沢から在来線を乗り継いで大阪まで帰る気力はわかなかったが、敦賀からなら乗り換えなしで大阪どころか神戸まで連れていってくれる。その意味では敦賀延伸は鉄オタには強い武器になったともいえる

ただし今回は強い味方がある

3月14日までが利用期間だったWESTERポイント全線フリーきっぷ。新幹線も含め、JR西日本の全線が2日間乗り放題になる。ただ、これにはいくつか条件があって、まずWESTERポイントの会員になることが絶対条件。その上で最低でも980ポイントを貯めなければならない。きっぷの購入(獲得)は980ポイント+1万9800円または9800ポイントの二択となる

私は9800ポイントを貯めての利用となったので、一見すると、お金は財布から全く出ていない。しかし9800ポイントを貯めるというのは、なかなか大変で、単純には1ポイントを得るために200円が必要となる。JR西日本のクレジットカードを持ったり、JR西日本の駅に入居するお店で還元ポイントの高い日に飲食、買い物をしたりするなどの工夫はできるので、JR西日本の主要路線を平時利用している人は、自然に貯まっていくことも多いので、それなりに獲得のハードルは下がるが、それでもなかなか大変だ。現実問題として年明けあたりから「これは気合を入れないと9800ポイントに届かないかもしれない」と積極的に集めにいって何とかクリア。フリーきっぷを購入すると、どのぐらい元をとれたかどうかを考えてしまうのが鉄オタの常だが、その意味では少なくとも私は元はとれないきっぷ(JR西日本のカードを複数作るなど、いろいろなポイ活があるようではある)なので、気は楽である

そして行うのは延伸時以降に開業した新幹線の新駅訪問。といっても敦賀を含め6駅しかなく、JR西日本全線乗り放題というきっぷの価値を考えると、もったいない気がしないでもないが、先述した通り、元は絶対に取れないし、新幹線も乗り放題というきっぷは次にいつどんな形で出るか分からない(ちなみに先日発表された「西日本・四国乗り放題パス」は2日間で2万4240円)ので、今回投入することにしよう

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「十日天下」も新幹線の全駅利用を駆け込みで目指す~後編・駆け込み訪問にこそ意味がある

※訪問は2024年3月5日

美しい雪景色の車窓

一夜明けて十日町駅から飯山線で飯山駅を目指す

朝から雪が降り続いている。ただ十日町の中心部は歩道が屋根付きで、駅は徒歩だと5分以上離れたところにあるものの駅へも屋根はつながっている

交差点部分はさすがに屋根はないが、ちょっとした小走りを交えることで、ほぼ雪からは逃れる形で駅へと到着できた

列車が停車しない部分はすっかりホームも雪。上に見えるのが北越急行のホーム。十日町は接続駅で、北陸新幹線の金沢延伸前まで北陸から東京へのメインルートでもあった北越急行からの越後湯沢乗り換えで使用されていた特急「はくたか」の一部も停車していた

8時半に十日町発。飯山線のダイヤは決して本数の多いものではなく、2~3時間に1本の運行。以前の訪問時は、暑さの残る9月で、いくつかの駅で降りたりもしたが、今日は飯山駅が目的だし、列車本数や天候も考えると、線内は乗り鉄である。だが平素は同じ乗り物に1時間も乗ると飽きてしまう私が見とれてしまうほど車窓は素晴らしかった

雪の中のレール

雪化粧の信濃川。飯山線は信濃川・千曲川に沿って走る。戸狩野沢温泉までの1時間20分、ずっと見とれていた

この日の車両もおいこっとだったが、戸狩野沢温泉で乗り換えとなる。乗り換えといっても対面ホームの2分乗継ぎで、実際は車両の交換。すでに長野県に入っている。3駅目が飯山。このまま乗車していれば1時間で長野まで連れて行ってくれるが、さすがにそうはいかない

予想以上の人出

飯山駅に到着。戸狩野沢温泉から2両編成となったが、多くの人が下車した。こちらは一段落した後の写真。はっきり分かる通り、雪が舞っている。十日町より激しい

在来線の改札口を出てすぐ、きっぷ売り場を挟んで新幹線の改札口で長い列ができている。ほぼスキー客の様子で海外からのお客さんの姿も目につく。当駅は無人駅ではないが、2021年11月いっぱいでみどりの窓口を終了。2台の指定席券売機がその代わりを果たしている。旅慣れた人なら券売機の方が楽かもしれないが、ふだん使い慣れていない人は時間がかかるだろう。横で立つ駅員さんが案内しながらの発券。国際色豊かで駅員さんも大変そうだった

私はというと自由席特急券だけ買えばいいので、駅員さんに尋ねると、誰も並んでいない券売機を案内され

あっさり購入。その気になれば、特急券さえ買えば軽井沢まで乗車券は有効だが、新幹線自由席の1区間特例分のみを購入。飯山駅に特化しているので、これで十分

30分ほど時間ができたので駅舎の写真をと外に出てみたが

激しい雪に、撮り逃げするようにして駅舎に戻る

飯山駅は1921年(大正10)に飯山鉄道という地元設立の私鉄によって開業した。戦時買収で1944年(昭和19)に国有化。現在に至る。路線名にもなっている飯山駅は、もちろん主要駅で2015年の北陸新幹線金沢延伸の際に新幹線駅が併設された。その際、在来線のホームも300メートルほど移動。その跡地は留置線として現在も使用され、車窓からも見える。グーグル地図にも側線跡が描かれている。どこまで近づけるか分からないが、事前の計画では行ってみることにしていたが、天候により中止である

ただし飯山鉄道の開業に尽力した五島慶太をたたえる石碑は旧駅から新駅に引っ越しているので、そちらは撮った

三日天下だからこそ意義がある

10時39分のはくたかで1駅乗車である

通過線のない2面構造のホーム。ちょっと遅れたが、これで新幹線駅の全駅訪問を達成。といっても11日後に北陸新幹線の敦賀延伸があるので、10日間だけの至福感。新幹線の駅が廃業になるなんてことは基本的にないので、延伸後にあらためて新駅とともに訪れればいいだろう、という考え方はあるし、その方が合理的でもある(ただし新幹線駅をひとつずつ訪問するのは、お金がかかり、なおかつ飯山駅と新駅では会社が違うので、すべての駅を訪問できるフリーきっぷの発売は難しいと思われる)

ただ、まずは北海道から九州までの全駅訪問を新線開業までに終えたとという事実が私にとっては大切で、直前の滑り込みによる三日天下と分かっている達成にこそ意義があるのだと思っています

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「十日天下」も新幹線の全駅利用を駆け込みで目指す~前編・痛恨の通過列車乗車

※訪問は2024年3月5日

旅のスタートは新潟空港

この記事を書いている傍らのテレビのニュースでは北陸新幹線敦賀延伸で持ちきりとなっている。私のX(旧ツイッター)のフォロワーさんも訪れているようだ。という事実を百も承知で2週間ほど前のことについて触れてみたい

8時20分、新潟空港にいた。今日は新潟駅から信越本線、上越本線、飯山線と乗り継いで十日町へと至る。大阪から新潟へはJALタイムセールで。最大目的地は明日の飯山駅で、大阪からだと名古屋経由で長野まで行くのが、おそらくノーマルルートだろうが、それだと往復同じコースになってしまう上、新潟空港はこれまで利用したことがなかったので、新潟から十日町経由で向かうことにした

バスで30分揺られ新潟駅に到着。すっかり変わったな、という感慨に浸る間もなく

春の青春18きっぷを購入。信越本線を南下。道中、いろいろな駅を回りつつ、十日町を目指すが、新潟近辺の駅では少しの雪が道ばたに残っている程度で雪のことなど、この時点では考えてもいなかった。しかし長岡あたりまで来ると、風景は一変。車窓は雪一色となってきた

3月16日より前の訪問が絶対

話は昨年秋にさかのぼる。10月に九州新幹線の全駅訪問を目指していた。この旅で全国の新幹線駅訪問を達成することになっていたが、時刻表の路線図を眺めていた時、あることに気付いた

飯山駅が未訪問だ

それよりさらに1年前の2022年10月、JR東日本パスで東京から北陸新幹線→上越新幹線→北陸新幹線とグルリ回って新幹線各駅を回収。これで本州と北海道の新幹線全駅を利用したことになったと、すっかり満足していたのだが、私が上越妙高から乗車したのは飯山通過のはくたかだった

はくたかは基本的に昼間は金沢から長野までが各駅停車で、長野以降が速達運転となる。だが、その中の一部に「飯山のみ通過」という、全駅訪問の死角を狙った(?)列車があり、私はまんまと、それに乗車していたのだ

これはマズいと思ったが、飯山駅のみの訪問というのは、金銭的にも時間的にもなかなか辛いものがある。そのうち北陸新幹線の敦賀延伸の時が迫ってきた。その時期は3月の青春18きっぷの季節以外ないだろうと今回の旅となったのである

上越線に入り、小千谷駅では2台の除雪車が待機中。飯山線の乗り換えとなる越後川口でも雪一色

乗り換え時間2分という優秀すぎる接続で、単行のため駅名標の位置が車両から、かなり離れたところにあるため、写真を撮るだけでも必死だった。ちなみにこの足跡はすべて私のものである(笑)。地元の皆さんは雪に対応した靴だったが、当然私は違う

幸運だったのは、週末中心の観光列車「おいこっと」の定期運用車両に乗れたこと。JR東日本は観光列車を定期運用に使用することはほとんどないが、飯山線では使用されているようだ

ちなみに「OYKOT」とは東京(TOKYO)を逆さ読みしたもので、大都会とは対照的なふるさとを意識して名付けられた

フリーきっぷ購入が問題

さて今回の移動で課題となったのが、きっぷの購入である。新潟エリアには「えちごワンデーパス」「えちごツーデーパス」、信州エリアには「信州ワンデーパス」という、なかなか優秀なフリーきっぷがある。ただし「えちごー」についてはワンデーとツーデーでエリアが異なり、ワンデーは小千谷までしか行けず1570円。ツーデーはエリア拡大で2740円で十日町まで行けるので自分の行動エリアを考えるとツーデーを購入して1日だけ利用しても十分に元がとれるが、こちらは基本的に週末のみの販売。ということで18きっぷの登板となった。ただし飯山駅利用には信州ワンデーパスが必須である

というのも新潟エリアのパスにしてもそうだが、特急料金さえ払えば乗車券は有効なのだ。青春18きっぷだと飯山から新幹線に乗車した場合、乗車券も含めて当該区間は一から買わなければならないが、フリーパスだと特急券だけ買えば大丈夫。また明日は松本に宿泊することになっているので、長野から特急移動することになっても同じく特急券追加だけで済む。2680円で通年発売。こちらの方がお得となる

ただ、このフリーパスは購入が問題で、発売はエリア内のみどりの窓口または指定席券売機となっている。名古屋または東京から行く場合はそれほど苦労はしないだろうが、新潟から入る時はエリア内最初の駅は越後川口そして十日町となるが、両駅はみどりの窓口はあるものの、指定席券売機はない。みどりの窓口の営業時間はJR東日本のHPに記されているが、休憩時間などについて私的には現地に着いてみないと分からないと思っている。新幹線に乗るだけなら飯山まで行けば何とでもなるが、きっぷの購入については何ともならない時は何ともならない

という理由もあって本日の宿は十日町とした

十日町到着は15時前。そして

無事みどりの窓口は開いていた。結論としては私が乗車する翌日の朝から営業していたが、とにかくひと安心

これで明日に何の憂いもなくなった。十日町で宿をとったのは、へぎそばを食べる目的もあった。過去に2度ほど新潟駅近くのへぎそばのお店に行ったが、いずれも長蛇の列で断念。かねてより本場の十日町で食べたいと思っていただけに

大変満足。二人前でも食べられたかもしれない

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グリーンきっぷの2日間~JR西日本の未乗区間を埋める

北陸新幹線のグリーン指定券

2月22日8時

貸切のグリーン車

もい全国的にもすっかりおなじみの光景。朝の金沢駅。今日の最高気温は6度の予報ですが雪は夜のうちにやんだようで、この時間でかなり少なくなっています

駅前は本当に立派になりましたね。私が金沢にひんぱんに仕事で訪れていたのは20年以上前のことで、当時の金沢駅は全国の都市でありがちな「何もない駅前」でした。町の中心部(繁華街)は香林坊と片町という歩くには、ちょっと距離のある場所で初めて訪れた昭和の時代に駅前のホテルに泊まり困ったのは忘れられない思い出ですが、今は駅近辺と繁華街とは逆方向の港側の再開発が進んで、中心部まで行かなくても完結できるようになっています

例によって牛丼店で朝食。今日はいつお昼を食べられるか分からない日程なのでしっかり食べよう

考えてみればグリーン車ばかりに乗る旅で毎朝牛丼店で朝食というのも妙な話ですが、あくまでもグリーン車は手段のひとつなので食事の豪華さは別問題なのです

金沢からは北陸新幹線に乗車

もちろんグリーンです。6回の権利のうち4回目。元々はやくものパノラマグリーンに乗るためのもので他は別に普通車でもいいのですが、せっかくの権利なのでありがたく利用します

北陸新幹線のグリーンは2回目です。2021年9月以来

落ち着いた色がいい。そしてなぜこのように写真をバンバン撮れているのかというと、車両には私だけの貸切で発車したから。お隣の新高岡で一人乗って、富山からは数人が乗車してきましたが、貸切グリーンというのは、なかなか心地の良いものです

3日間きっぷもあるのだが

さて今回利用した2日間きっぷ。3日間用と5日間用は一人では利用できないと最初に記しましたが実は一人用もある。JRで受け付けるものではなく主要旅行会社で発券してもらう「西なびグリーンパス」というもので、こちらは一人利用も可能。50歳以上などルールはほぼ同じで3日間用が3万円、5日間用が3万5000円と、やや割高(2日間用はない)になりますが、十分に元はとれる料金です

今回もそちらを利用する手はあったのですが、やめました。理由はというと

絶対にローカル線に乗りたくなるから

2年前は5日間の夏休みをとって5日間用を利用。3日間は北陸方面へ行き、1度帰宅して残る2日間は山陰方面に出かけました。つまり今回とは逆の行程でパノラマカーの座席を確保したにもかかわらず「そうでない日」に当たったのは、この時。そして5日間で何をしたかというと

大糸北線(JR西日本管内)の全駅訪問

越美北線の全駅訪問チャレンジ

山陰本線の益田~浜田の全駅訪問

グリーンとは無縁のものばかり(笑)。地方に行くと必ずこうなるというか、ローカル線に乗りたくなるのですよ。ということで今回は煩悩(?)を捨てるべく2日間のきっぷにして日程を凝縮させました

車窓では

雪景色とそうでない景色を見ながら

1時間で上越妙高に到着。昨秋の東日本パスで長岡方面から特急「しらゆき」で来て以来です

石川県から新潟県まで。約170キロを1時間で走るのですから新幹線はやはり速い

昨年10月は、ここから北陸新幹線に乗って軽井沢へと向かいました。その時にふと「糸魚川~上越妙高」が未乗車区間になっていることに気付きました。これはいつか必ず埋めなければならない、と思っていたところで今回のきっぷが登場。新幹線にホイホイ乗れるきっぷというのは、なかなか出ないのでこのチャンスを逃すわけにはいきません

雪の中、しらゆきが停まっていました

いい景色ですね。ただ当然ながら寒い

そして駅名標でも分かるように当駅はJR東日本の管轄。昨秋のきっぷでは、ここから金沢方面には行けず、今回のきっぷでは長野方面に行けないという境界駅

「あなたの持っているきっぷは、ここでは取り扱いできません」と書いてある。でもいいのです。ここからは自由席で金沢へ向けて折り返しますから。滞在30分で金沢行きのはくたかに乗り込みます

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