
※訪問は2024年9月10日
再び信濃大町へ
信濃常盤から2駅。前日に続いて信濃大町で下車

信濃大町に到着したのは8時55分。ここから白馬を目指して北上するわけだが、ご覧の通り、次の南小谷行きは10時43分。2時間近い待ち時間ができてしまった。早々に回送になってしまった方向幕がうらめしい
致命的ミスに気付かず

こちらが信濃大町駅の時刻表。松本方面へは1時間に1本の運行があるのに対し、南小谷・白馬方面へはグッと少なくなる。特に朝の7時台の後は3時間以上の空白があり、お昼前から特急あずさを含めて3本の南小谷行きがあるが、その後は再び3時間近い空白がある。高校生の通学が終わった後は帰宅時間まで運行がなくなってしまうローカル線ならではのダイヤになるため、信濃大町から北へ向かおうとすると、朝は7時21分の列車を捕まえるしかないのだが、これに乗ろうとすると、豊科の始発である6時23分に乗るしかない。今回はどちらかというと南小谷からの増便バスに乗ることが目的なので、細かい駅巡りは、また来る予定の来月でも良い。信濃大町以南は今朝の信濃常盤ですべて回収したので、その分の憂いはなくなった喜びで待機しよう…
と、その時は思っていたのだが、実は1駅だけ「忘れ物」があった。翌月には鉄道の日記念のパスで再び当地を訪れているが、その時も分かっておらず、大糸線のシリーズを書き始めてから気がついた。島内駅を忘れていたのだ。島内は松本から2つめの駅で中心部にも近い駅。なぜだかエアポケットになっていた。今にして思うと、ここで2時間待ちをする間に十分回収できたのである
ということで、これ以降の記事は「全駅訪問できた気分」に向かって進んでいくことをご了承いただきたい。それにしても結構な痛恨となってしまった
エアコン完備の待合室で
2時間近い待機になってしまったため、この時間を生かして観光でも、と一瞬思ったが、とにかく暑い。昨日より暑いのではないか。ということであっさりヤメである

なんといってもエアコン完備の待合室という強い武器がある。途中、屋外の自販機を2往復して涼をとったが、喫茶店のお世話になることもなく、時にはうつうつ船をこぎながら時間を過ごすことができた

先の信濃大町駅の記事で「駅名標だらけの駅」と紹介したが、もうひとつあったことに前日気付かなかったむので、追加しておこう
豊科で思わぬサッカー談義
時系列は少し戻るが、前夜の豊科の夜のことも触れておこう。駅の周辺には飲食店がいくつもあるが、お店の看板を見て気になったので入ってみたのが

どう読みます?
「べっかむ」としか読めない。もしや豊科にもサッカーのお店があるのかと思い入店してみると普通の居酒屋さん。サッカーの雰囲気はまるでない

地酒も地のものも美味しかった。すっかりサッカーのことは頭から離れてしまい、カウンター席に座り、ご主人と歓談。かなりお酒も進んだころ、スポーツ新聞勤務の自分の職歴などを話すと、急に話題はサッカーモードへ
やはり、店名は元イングランド代表のデビッド・ベッカムのことだった。ベッカムが所属していたマンチェスターU(ユナイテッド)は、1999年欧州CL決勝でバイエルン・ミュンヘンを相手に0-1の劣勢からロスタイムに2点を奪って欧州制覇。歴史に残る大逆転勝利として名を刻むが、2点はいずれもベッカムのCKから生まれた。その試合に感動して店名の由来になったという。ご主人は海外までサッカー観戦に出かけるという、なかなかのファン。そこからお互いに話が盛り上がってしまった。居酒屋さんで欧州CLの話をしたのは、もちろん初めてのことである
ご主人は格闘技も大好きで、格闘技観戦のためWOWOWに入会したという、これまた私と同じ経歴の持ち主で、そちらでも大いに盛り上がってしまった。なかなか充実の豊科の夜だった


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