宿もとらずに鈍行に揺られ飽きたら終わりの北海道&東日本パス旅~その14(青森で宿確保に苦戦)

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八戸駅の駅名標

※訪問は2024年7月4日

主役の座を譲った駅

県境を越える列車の空白があるため、金田一温泉から一戸へいったん戻る。規模の大きな駅は東北本線時代は交通の要衝の座にあった

特急の停車駅で機関区も設けられた。SL時代は給水のため、列車が必ず一休みする場所でもあった。東北新幹線の八戸延伸の際に東北本線は三セクかされたが、新幹線駅がお隣の二戸となったことで鉄道駅としての地域の顔は二戸に譲ることになった

大きな構内と今は使われない長大ホームが往時を伝える

そして岩手県とはいったんお別れ、次の列車でいよいよ青森県へと入る

大湊線には18きっぷの特例あり

八戸へと到着。すでに青い森鉄道に入っている。青い森鉄道は青森県最初の駅となる目時から青森までの旧東北本線を引き継いだ路線だが、運行は必ず八戸で分断される。これはJR時代からの運行の形式で三セク転換されても、パターンは踏襲されている。そして八戸駅の乗り継ぎがあまりにも絶妙で、わずか5分。しかも次の列車は1時間後。ちょっと悩みながらも先へと向かう列車へと乗り換えた

悩みというのは、この時間になっても宿のメドも立っていないこと。最終的には青森までは必ず行くことにしているのだが、できれば途中のどこかで宿を確保したい。青森で宿泊すると夕方以降に到着して飲んで、翌朝早い時間に宿を出て終わりという行動になってしまうので、できればお昼の時間帯に到着して駅周辺を味わってからUターンというのが旅程的には好ましい。しかも、おそらくだが、県庁所在地の宿は高いのである

となると、都市は限られていて、最初の候補はここ八戸。以前も紹介したが、八戸の中心地は八戸駅ではなく本八戸でホテルの数も圧倒的

こちらは八戸から2駅。予約サイトを見ると、本八戸まで行けば安価に泊まれる。ただ本八戸駅の場所は繁華街から徒歩10分ほどの場所にあり、ちょっと遠い。八戸駅行きのバスは繁華街の真ん中を通るが、せっかく乗り放題のパスを持っているのにバス代を払うのはしゃくだ。そもそも朝が早いことは確定しているのだから、2駅分で行動を制限されるのはあまり好ましくない

ということで夜はチェーン店居酒屋が中心とはなるが、別に八戸駅近くにも問題ないだろう。複数のホテルチェーンが進出しているし、久しぶりに八食センターにでも行ってみようか、などと考えていたが、ちょっと今回の旅の基準からはかけ離れた高さだ(初日の東京は別として7000円を上限に考えていた)

ということで沿線の次の候補地として考えていた三沢に向かうことにする

ここで少し話はそれるが、八戸からは青い森鉄道の線路を使用するJRの大湊線が出ている。野辺地で分岐して大湊へ向かう路線は東北新幹線が新青森まで延伸された際、自社路線と一切接続しない飛び地路線となったことで有名になったが(現在は七尾線も加わっている)、前記事でも触れたIGRいわて銀河鉄道の線路を使用する花輪線とは異なり、青春18きっぷでも通行できる特例が設けられている(青い森鉄道内では途中下車不可)ので今の季節は安心して下北半島を目指してほしい

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