※訪問は2024年1月9日
呉線では5位の利用者
呉線の沿線は平成の大合併が続き、いわゆる「郡部」は坂町しかない(分岐駅の海田市はのぞく)。人口1万2000人の坂町だが、鉄道駅は3つもあって、いずれも呉線。既に紹介した小屋浦、水尻そして今回紹介する坂駅である
その坂町に到着。駅名から分かる通り、同町の中心駅
2面3線のホームを持ち、1903年(明治36)に海田市~呉が開業した時に設置された5つの駅のひとつ。2021年の1日の利用者数は5584人で呉線内では5位(三原と海田市をのぞく)
以前は国鉄型のコンクリ駅舎だったが、2000年に現在の橋上駅舎となった
橋上駅舎と商業施設
こちらが以前から駅舎があった南口。橋上駅舎になったことで、海側となる北口とは自由通路で結ばれた。北口はいわゆる再開発地域となっていて、大型店舗が並ぶほか、広島翔洋高校や町役場もあって利用者が増えている。広島翔洋高校は平成になって坂町へと移転してきた
こちらは北口。国道31号は北口側を走っているため、大型店舗はロードサイド店でもある
橋上駅舎にあった周辺図。「商業施設」とだけ書かれ、いつ設置されたものかは分からないが、北口の方に大きなスペースがさかれている。町の中心が北口に移りつつあるのか
呉線が開業したころは坂村だった。戦後の1950年(昭和25)に坂町となって現在に至る
なおグーグル地図を見ると、坂町には「横浜」がある。かつては横浜島という島が埋め立てによって陸続きとなったという
無人駅ではないが、時間帯によっては無人となるようだ。みどりの窓口は昨年に営業を終了したが、みどりの券売機が設置されている。呉線では全線でIC乗車が可能だが、開閉式の自動改札機を導入しているのは6駅のみ(三原と海田市のぞく)で、そのうちのひとつ
坂町の鳥がメジロだということは小屋浦駅の項でも紹介したが、坂駅の屋根の緑っぽい色はメジロをイメージしたものとなっている
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