信濃木崎駅

大糸線全40駅訪問最終章~かつての観光拠点駅は駅名板に面影を残す

信濃木崎駅の駅名標

※訪問は2024年10月9日

※写真には10月8日のものも含まれています

絶対に寝坊厳禁

木崎湖畔の宿から朝の7時過ぎの国道を再び駅へと向かう

まだもやがかかっている。そして寒い。昨夜の部屋はエアコンなしではいられなかった。10月上旬とは思えない。6時の気温が3度だったので、まだいくらも上がっていないだろう

駅は国道から少し奥に入った場所にあるが、大きな立て看板があるので道路沿いからもすぐ分かる

そして毎度おなじみの時刻表

ここからは当駅以北の駅を巡っていくが、7時29分の南小谷行きを逃すと3時間半運行がなく、なかなか悲惨なことになるというか、何をしに来たのか分からなくなる。そんな保険も含め、3日間有効の秋の乗り放題パスに準拠して2日で十分終わる予定にプラスして1日予備日を設けたのだが、ここまで来られたということで本日の仕事は終わったようなもものだ。後は時刻表通りに運行してくれれば列車に揺られるだけ。ウトウトしての寝過ごしはまずいが、だからといって危険なことはない。車旅に対する最大のストロングポイントだ

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かつては木崎湖の観光拠点

信濃木崎駅。1929年(昭和4)の開業。国鉄によって建設された信濃大町から北は信濃大町~簗場が最初に開業。海ノ口、簗場とともに最初の駅となった。当時は平村。戦後の1954年に大町などと合併して大町市となった。平村には海ノ口と当駅の2つの駅があったが平村の中心駅は当駅で、生活駅だけでなく木崎湖観光の拠点駅としての役割も担い、優等列車が停車した時代もあったが、車時代の到来とともに木崎湖へはマイカーでのアクセスが中心となり、観光駅としての地位は低下。前記事でも触れたが、木崎湖のすぐそばを線路が走っているにもかかわらず、駅から徒歩で15分という距離が車へのシフトを早めたのかもしれない

朝が早すぎるということもあったのかもしれないが、宿に宿泊していたお客さんで、ライダーの方々はともかく私と同じ時間帯での乗車は私だけだった

現在の駅舎は1999年(平成11)からと新しいもの。写真で分かる通り、簡易的な構造。それ以前には開業以来の駅舎があった

誕生日が同じで、おそらく同一の施工者なのだろう。海ノ口とそっくりさんの駅舎だったようだ

小さな待合所に助けられる

駅舎内には小さな待合所。駅の標高は760メートルで寒さがこたえるはずの高さでこの空間には助かった。利用者の居住スペースとしてはここだけで時刻表と料金表がある。近年のデータはないが、1日の利用者数は50人ほどとみられる

こちらはホーム側から見た駅舎だが、お手洗いらしい入口のドアは施錠されていて入れない。要は当駅にはお手洗いがないので要注意。大町市内の駅はホームと待合所のみの駅でもお手洗いが設置されていることがほとんどだったが、駅舎のあるこちらはない。私は前日に到着した際、そのことが分かっていたので事なきを得たが、知らなければ危ないところだった

かつての駅舎の面影を残すものは

駅舎に掲げられた駅名板。これだけが旧駅舎から引き継がれたものだ

ホームは2面2線構造で、構内踏切での移動となる。私が乗車した時間はすれ違いが行われる時間帯。信濃大町行きにダッシュする高校生の姿も見られた。ここから今日の1日を始めよう

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大糸線全40駅訪問最終章~湖畔の温泉宿で早々からのんびり

国道にある信濃木崎駅の入口案内

※訪問は2024年10月9日

午後3時過ぎに投了

2時間待ちの北大町駅から乗車してわずか1駅。信濃木崎駅で下車。北大町~信濃木崎の駅間距離は北大町が後からできた駅だけあって近く2・2キロ

徒歩でも30分ちょっとの道程だ。歩くにはちょうど良い季節(10月にしては寒すぎたが)。線路沿いに道路があって、いろいろな要素から歩いてくださいと言わんばかりの条件がそろっていて通常の駅巡りなら普通に歩いていただろうが、今日は2時間待機しても電車で1駅。と言いつつ前記事のカフェにたどり着くまでウロウロしたので、その間に信濃木崎まで着いているという話もあるが、それは後から「そういえばそうだな」と分かるもの。妙な効率の悪さは旅では必要悪のようなものでもある

そして歩かなかったもうひとつの理由は、駅からさらに10分以上歩く必要があったこと。それは宿までの道程で、まだ15時半にもなっていないが、今日の駅訪問はここで終了。時間的、ダイヤ的にはもう1駅行けそうだが、朝6時の名古屋からはかなり時間が経っているしギブアップ。投了である

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木崎湖畔の温泉へ

基本的には旅に出かけるとピジネスホテルに宿泊する。いろいろな考えはあるだろうが、気を遣わずに楽だしプライベートが確保されて安価。私にはちょうど良い。ただたまにはちょっと異なる空間をと、今回は今日そして明日と方向性を変えてみることにした。今回は木崎湖畔の木崎温泉にある「民宿やまや館」に宿泊する。その木崎湖温泉は信濃木崎駅から徒歩で10分ちょっと

信濃木崎の駅については次の記事で紹介する予定だが、もともとは木崎湖畔観光のアクセス駅としての役割も持っていた。だったらもう少し湖に近い場所に駅を設置しても良かったのではないか、とも思うが、それだと観光に特化していて周辺住民が利用するのに不便だったのだろう

線路に沿った道路を歩いていくとローソンが登場する。存在は宿の位置を地図で確認した時から分かっていて、随分と駅から離れて場所にあるもんだと思っていたが、国道が県道と交差して大糸線の線路をまたぐ場所に位置していて納得。個人的にも大歓迎で買い物をしてからローソンの左側の道路を進んでいくとすぐ

旅館街に到着

やまく館さんも、すぐの場所だった

のんびり過ごして早朝出発

宿に着いた時はまだ他のお客さんがいなくてお風呂は独占。のんびりしよう

早々にビールを飲んで部屋でウトウト。再度風呂に入って

夕食。10月というシーズンオフだったが、お客さんはかなりいて、木崎湖畔の宿も国際色は豊かだった。ライダーの方々もいた

翌朝も朝風呂からと思っていたが、朝6時の気温が3度という真冬のような寒さだったので、7時過ぎには宿を出る予定ということもあって断念

絶対に7時半の列車に乗る必要があったので6時半からの朝食の提供は大いに助かった。この日は炊き込みご飯のサービスもあった。最近は民宿でもwifiサービスが標準装備になりつつあるようで、それにも助けられた。季節や曜日によって料金は変動するのだろが、この日私が支払ったのは酒代も含め1万円もしなかった。大変満足して7時過ぎに宿を出発。これで今日は朝から元気に各駅を回れそうである

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