8月25日10時50分

狭いホーム

牛ノ谷に到着しました。基本的にこの地域は2両編成なのですが、朝の通勤通学時間帯は4両となります。既に昼間時間帯となっていますが、朝の運用を残したままの編成なのでしょう

ご覧の通り、1面2線の島式ホームながら大変細い(狭い)。こちらを特急が1時間に上下2本ずつの割合で通過していくのですから、ホームの真ん中には手すりがついているのもうなずけます

阪急の中津や春日野道のような構造ですが、それらの駅とはちょっと違うのはお客さんの数。1日20人程度なので実際、手すりにつかまって通過電車を待つことはあまりないと思われます。ご覧のようにカーブがあるため通過列車も減速があります

ご覧のように屋根付きの待合所もホーム上にあるため、ここで待つこともできる。この日は時折雨がパラついていたので私もお世話になりました

福井県最北の駅

すぐに牛ノ谷峠があって石川県との県境です。裏手はほぼゴルフ場で、これもまた温泉+ゴルフがセットになることの多い、この地域らしいのですが地図上では他にめぼしいものは見当たりません

当駅は元々、信号場として開設。その後、駅に昇格しました。前回した細呂木は越前、加賀という昔の国としての境でしたが、こちらは鉄道としての境です。もちろん福井県最北の駅

駅舎へは跨線橋ではなく構内踏切で入ります。こんな景色だけ見せられるとローカル線の単線区間を想像してしまいますが、れっきとした複線電化区間。ちゃんと遮断機が付けられているのは、特急の運行が多く通過列車の危険性があるからでしょう

ちゃんと駅舎があっていいですね

立派な瓦屋根の駅舎です。春からの各駅訪問で気付いたのは車寄せ部分の柱の強化です。乗車はICタッチだけで券売機はありません。飲料自販機はあります。周囲には何の店舗もないので助かります。この日は夏とはいえ雨模様だったので、お世話にはなりませんでしたが

駅前では車がしっかり転回できるようになっています。ダートですけど。中央の電信柱が何とも言えません

駅前はこんな感じで民家がポツポツ。すぐ向こう側を国道と北陸自動車道が走っているのですが、森に包まれて見えないため車のエンジン音だけが響いています。もうお昼に近いですが「コケコッコー」とどこからともなく何度も聞こえてきました

逆側から見るとこんな感じ。県境の駅って素敵なものが多いですよね。それぞれ雰囲気は違いますが同じ北陸本線なら新疋田、山陽本線の三石、高徳線の阿波大宮…どれもいいです

接近音「エリーゼのために」が鳴り響いて貨物列車が通過していきました

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