弘南鉄道弘南線を行く~黒石に来たら、これを食べないわけにはいきません

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※訪問は2025年7月11日

駅舎内にも張り紙

黒石駅への到着は11時26分だった。一応、私なりに時間を考えて来たつもりだ

駅舎内をウロウロしていると

観光案内所の表示とともに、このような張り紙を発見。そう、このために到着時間を考慮したのだ。弘南線の昼間は1時間に1本の運行。1時間遅いと12時26分となって、ちょうどお昼時と重なり、お店の混雑が予想される。ではさらに1時間後となると、ちょっと遅い。ここ黒石の状況は分からないが、飲食店にはランチタイムの後に休憩時間となって次はディナータイムという営業形態が多い。ランチタイムは基本的に13時半や14時までである。だったら間に合わない。まだ比較的すいている時間帯となると、11時26分の一択だったのだ

スポンサーリンク

黒石やきそばとは

全国各地のB級グルメで黒石やきそばは、高い知名度を誇る。そして関西からの到達難易度を考えると、せっかく来たこの機会を逃すわけにはいかないのだ。これが弘前のものだったら「また来ることもあるだろう」で済むが、弘前から電車で45分。しかも列車はここで行き止まりで、来たコースを戻るしかないという地域性を考えると、ふだんは旅先のお昼なんぞはコンビニおにぎりや、コンビニ菓子パンで済ます私も、何としても現地で食べる(ここがポイント)黒石やきそばである

黒石まで来た電車は15分ほどで、弘前方面へと折り返す。駅巡りの「平常運転」ならば、15分で駅及び周辺のチェックをして引き返すが、さすがにその1時間後までパスである

では混み合う前にさっそく、となったが黒石には数多くのやきそばを扱う店舗がある。横手やきそば(秋田県)や鍋焼きラーメン(須崎市)でも見た光景

あまり駅から離れるとこの後の行動に影響するので、できるだけ近いところと

駅からすぐの、すごう食堂さんに入る

駅舎内の張り紙にもあったように、黒石市は「やきそばの街」をPRしている。黒石には、いわゆるやきそばとつゆやきそばがあり、黒石市のHPによると「戦後まもなく作られ、昭和30年頃には子供のおやつとして10円単位で売られていた黒石やきそば。太い平麺が特徴で、甘辛いソースがたっぷりのくせになる美味しさ」とあり、こちらが普段われわれが連想するやきそば

つゆやきそばについては「昭和30年代後半、中学校近くのお店で生まれた『つゆそば』が、近年市内のあちらこちらで作られるようになりました。『黒石やきそば』に『つゆ』をかけた『黒石つゆやきそば』は、全国でも珍しい庶民の味」と記されている。ここはつゆやきそばをいただこう。先客は私のほかに50代ぐらいの男性。結構高そうなカメラをテーブルの上に置いている。どう見ても同業者(鉄道ファン)である。後に電車で同乗したことも付け加えておく(笑)

間もなく待望のつゆやきそばが到着

普通のやきそばに出汁がかけられている。黒石やきそばの特徴はうどんにも見えてしまう「太平麺」で、モチモチ感が何とも言えない。出汁と絡んだやきそばが良いハーモニーを生み出している

B級グルメという言葉

「B級グルメ」という言葉は、かなり以前からあったと記憶するが、新聞社に長くいた私の感覚では普通にメディアに登場するようになっのたは最近のこと。そもそも「B級」と言われた方はうれしいのか、という前提がある。このあたりは「秘境駅」と同じで、そこで暮らしている人は、うれしいのか、というのと似ていて、私は基本的には秘境駅という言葉は使用しない

変化が起きたのは2000年代に「B-1グランプリ」が始まってからで、出品する方々は自ら名乗っているのだから公認だろうということになって「B級グルメ」という言葉が普通に使われるようになった。JR東海が飯田線のいくつかの駅を秘境駅と認定したのも同様だ(それでも私は秘境駅と記する時は「JR東海によると」という言葉を入れるようにしている)

とにかく満足。正直言って、まだまだ食べられる。次はつゆのないやきそばを別のお店をはしごして食べたいぐらいだったが、まずはここまでにしておこう。つゆやきそばも出汁はうどん、そばのものからラーメンのものまで、さまざまな味があるらしく、次は黒石に宿をとって食べ歩き、食べ比べをしたいと本気で思うようになった

さて焼きそばというのは実にビールに合う食品だが、ここはグッとがまんした。次の行動があるからだ

にほんブログ村 鉄道ブログへ

にほんブログ村 鉄道ブログ 駅・駅舎へ

↑2つクリックしていただけると励みになります




      </section data-src=

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*