2022年12月7日12時30分
破壊力抜群のきっぷ
関空快速&紀州時快速の分割の様子を眺めていました
今日は和歌山まで行って古い友人と会い、そのまま現地で宿泊の予定。利用したのはICOCA定期券を所持している場合の特典で昨年も発売されたきっぷ。近畿のフリーエリア区間なら乗り放題で1日1000円という「ICOCAに+(プラス)」の「ワンデイボーナス」という特典。11月から12月にかけて自分の決めた2日間だけ、この特典が利用できます。1年前は紙のきっぷが発券されましたが、今回はICOCAで乗車して後に利用した料金が戻ってくる、というシステムとなりました
昨年はこちらを利用して敦賀に日帰りして、北陸本線や湖西線の駅でバンバン降り、もう1日は関西本線の非電化区間で柘植までの全駅下車。とにかく1日1000円なので破壊力は抜群。通勤定期はどんな区間でも買えるので、ふだんJRで通勤していない人でも、短い1区間だけの通勤定期1カ月分を買えば、2日で十分、元がとれてしまうのです。勝手な推測ですが最安値の「大阪~天満」1カ月定期が結構売れたのでは、と思っています
電車の本数には困らない
今回は和歌山の夜が目的でしたが、それだけではつまらない、ということで阪和線の駅巡りを行いました。ほとんどの駅で乗下車済みですが、いくつか降りたことのない駅もあります。車窓も楽しく特徴ある駅の多い日根野~和歌山で順番に降りていきます
なお、この区間のダイヤですが昼間は紀州路快速のみの運行。快速のみといっても、この間は各駅に停車します。大阪から日根野までは快速運転なので、日根野以南の駅巡りには便利で、しかも昼間でも1時間に4本の、ほぼ15分間隔。たまに高校生もいない平日の昼間に乗ると需要過多ではないか?と思わなくもないですが、南海と競合している区間なので、そう易々と運行本数を減らすわけにはいかないのでしょう
というか、阪和線そのものが明確に「南海に対抗するため」にできた歴史を持ちます。このあたりは順番に説明していきますが、とにかく岩徳線で全駅訪問するような工夫や知恵は何も必要ありません。15分ごとに1駅ずつ進んでいけば良いのです。夕方までに和歌山に着けば良いので、途中降りた東岸和田でお昼を食べて日根野を目指しました
関空開港で状況一変
元々は普通のみしか停車しなかった日根野の状況が一変したのは1994年の関西国際空港の開港。関西空港線の分岐駅、起点駅となったことで重要駅となり、今では特急「くろしお」の全列車と「はるか」の一部も停車するようになっています
大阪から一緒にやってきた関空快速と紀州路快速は前4両が関空行き、後ろ4両が和歌山行きで先に関空行きが出発していきます
「関空行きは前ですよ」の案内があります
快速が去った後の駅は一瞬、閑散とします。案内標で先に関空快速が出ていくのが分かります
駅の外に見どころ
ホームはどちらかというと狭い。後から出世した駅で南側には大きな車両基地もできていますが、こう言っては地元の皆さんに申し訳ないですが
周囲に何かあるか、と言われるとあまり何もありません。それでもアクセスの良さからバスも集まり、和歌山方面からの車利用者もいて1日の利用者は1万人を超えています
みどりの窓口ありですが
立派な駅舎はありません。一般的な橋上駅です
ただ余裕があれば、ぜひ見ていただきたいのは
駅のすぐ南側にある踏切です。大阪方面はホームで併結を行うため、踏切の所で一時停止後、超徐行でホームに入っていきます。なかなか踏切でこんな光景を見ることはできません。特急もソロソロ進みます
日々利用する地元の皆さんにとっては、寒い日、暑い日、雨の日と大変迷惑なことでしょうが眺めていると楽しいですよ
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