※訪問は2023年6月28日
遅ればせながら西九州新幹線へ
朝の7時15分発、タラップ式の飛行機で大阪空港から長崎空港へと向かう。目的は九州新幹線で陸路の方が圧倒的に便利ではあるが、JALのタイムセールで無事座席を確保できたため、予算の関係で空路入り
乗り込むのは空港バスではなく路線バス。スタートは大村駅である
昨年6月、開業前夜の西九州新幹線沿線を訪問。間もなくオープンするいくつかの駅を見て回ったが、今回は昨年9月に開業してからの初訪問。そして全駅訪問を目指す
九州新幹線は博多~鹿児島中央の九州新幹線と武雄温泉~長崎の西九州新幹線に分類されているが、正式にはともに九州新幹線で単に「鹿児島ルート」と「西九州ルート」に分かれているだけ。西九州新幹線という言い方はあっても鹿児島新幹線という言い方はない。西九州新幹線は愛称でもあるが、便宜上、今回の記事でも西九州ルートについては西九州新幹線と表記させていただく
今さら言うまでもないが、西九州新幹線は佐賀県の武雄温泉駅と長崎駅を結ぶ69キロの路線。これもまた言うまでもないが新幹線路線としては最短である(回送線を除く)
実は九州新幹線というのは2004年の新八代~鹿児島中央開業直後に乗車して以来、乗ったことがない。もう20年近く前のことになってしまうが、それ以来の乗車そして年内に九州新幹線の全駅下車を達成するつもりだ
新大村駅は在来線ともに新駅
最初にやって来たのが新大村駅
大村線の新駅で新幹線駅とともに開業となったが、ちょっとおもしろいのは大村駅の隣駅ではないということ。大村からだと諏訪駅を挟んで新大村となる
単式ホームのみの構造
そして無人駅。ICタッチだけが置かれている。在来線駅がポツンとあるのは新高岡、新花巻などでも見られる構造
さらに言うと新幹線との乗換駅でありながら、請願駅だというのも注目すべきポイント。つまり地元が費用負担して駅ができるかどうか分からない場所に新駅を設けたのだ。だから両サイドの駅とは、ともに1キロ程度と駅間は極めて短い。だがわずか1キロとはいえ荷物を持って移動というわけには、なかなかいかないので、これは英断だと思う
IC、空港にも至近
新幹線の駅はもちろん有人である
コンコースと自動改札が2機
駅舎はもちろんピカピカ
モニュメントは市章をモチーフにしたもの
駅の位置はというと大村インター、長崎空港ともに至近距離。周辺はまだ開発中だが、すべてのアクセスがそろった場所にある
ホームは待避線のない構造の対面式2面2線。西九州新幹線は全線乗車すると所要時間は約30分だが、ちょうど中間点にあたる
最長片道切符で脚光
こういう自販機を見せられると買わざるを得なくなるので(笑)、ボトルコーヒーを一杯
さて西九州新幹線の開業後、新大村駅は最長片道切符の「終着駅」となった。それまでの肥前山口(現江北)から、その座が久しぶりに変わった。なお在来線に新大村駅ができたことの影響は大きく当駅を2度通ることになってしまうため、新幹線の駅のみならば終点が諫早になっているところだった
その意味では今後も、この界隈でたびたび登場しそうな駅である
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