8月26日16時15分

最後の駅は芦原温泉

芦原温泉に到着です。この日は青春18きっぷを使用しなかったので金沢から特急で36分。ちなみに普通だと途中の通過待ちにも左右されますが70~80分かかります。各駅停車と有料特急しかないので課金し甲斐があります

北陸新幹線の駅にもなるのでJRの駅としては残りますが、在来線は三セクとなるので駅名標は変更となります

そして今は当時よりかなり進んでいると思われますが、この当時は駅前のスペースがほとんどないほどでした

廃線なのに駅は存続

写真付きの出口案内に観光地を感じます。ただ明治期に開設された時は金津を名乗っていました。金津は町名で、こちらから芦原(現在のあわら湯のまち駅)を経由して三国港へ至る三国線があり、芦原温泉の最寄りは芦原でした。駅名が変更されたのは50年前で三国線が廃線となったのを契機に現駅名となっています

今は同じあわら市ですが、以前は温泉のある芦原町は別の自治体で、金津町に芦原温泉駅ができることになりました

両駅というか、温泉街へはタクシーでも10分ほど。バスでも結ばれているほか、旅館の送迎バスも主にこちらにやってきます

ちなみに、これはちょっとしたトリビアですが、路線の一部が現在のえちぜん鉄道に引き継がれたため国鉄の廃線駅が今もすべて現役駅という、なかなか珍しいことになっています

工事中で駅舎も駅の中も、なかなか見にくい状態でした

まぁ、こちらの方はしっかりいらっしゃいます(笑)

観光センターも外からは分かりにくい状態で、ちょっと気の毒でした。新幹線開通となれば、ドンと目立つ場所に来るのでしょうけど

ただ、こちらの看板はやたらデカかったです。「複数ルートの安全な国土」の文言は要らない気がしました。だったら日本中の迂回ルートをしっかり残すのか、ということになりますよね

必ずしも負の面だけではない

さて春と夏、2度にわたって敦賀~金沢間の全駅を訪問したわけですが、ひとつ感じたのは地元の利用者にとっては便利になることも、かなりあるのでは、ということです

例えば金沢~福井間。現在、昼間は金沢~福井間が1時間に1本、金沢~小松間が1時間に2本の運行となっていますが、毎時○分とは決まっていません。それは特急による通過待ち時間によるもので、サンダーバードが1時間に2本運行される時間帯もあるほか、米原もしくは名古屋に行くしらさぎも1時間に1本ぐらいのペースで運行され、特急が優先される以上、普通はそのあおりを受けて決まった時間に運行とは、なかなかいきません。また所要時間にも大きく差ができていて、小松~金沢は基本的には約30分なのですが、中には40分ほどかかるものもあります

貨物列車は残りますが、特急ほど頻発していないので現在の通過待ちがほぼなくなって所要時間もかなり少なくなることが予想できます

北陸本線はかつて特急王国と呼ばれ、北陸新幹線の金沢延伸前までは富山や新潟へと向かう特急が特急がバンバン走っていて鉄道ファンには目の保養となっていました。みどりの窓口とともに、その光景がなくなるのは寂しいことですが、運賃値上げは予想されるとはいえ、必ずしも負の面だけではないと感じました

改札口はいかにも仮状態。芦原温泉での購入は今後、なかなかないでしょうから、こちらできっぷを買うことにしました

ほんの少し節約しようと(200円ほどです)福井までは普通に乗り、早めの夕食としてサンダーバードで帰路につきました

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