今回は写真はありません。参考写真で「関係ありません」と説明しようとも考えましたが誤解が生まれそうなのでやめました
旅行支援割引の死角
旅行支援割引が10月から始まっています。今月27日でいったん終了しますが、割引幅を小さくして続行するようです
私も少なからずお世話になっています。夏場には県民割という近県住民向けサービスがあり、こちらでもお世話になりました。ホテルの宿泊料金が40%、最大で5000円引きとなる上(交通費込みのパック料金なら8000円)、平日で3000円、週末でも1000円のクーポン券がもらえるのですから、なかなか威力は絶大といえます
そこで当初から話題というか指摘されているのが便乗値上げ。どういうことかというと、例えば1泊8000円のホテルがあったとします。40%割引なので旅行支援割引を使用すると3200円の割引となって4800円で宿泊できます(消費税の話は割愛します)
これをホテル側が1泊1万円にするのです。となると利用者が支払うのは6000円。これでも、それまでの料金からは2000円安い。これに対して「おいおい、それは違うだろう」ということです
問題点は多くの旅行者が、それまでの料金を知らないことが多いということ。問題点というより死角かもしれません。割引を受ける時は基本的に予約サイトの利用となります。1万円→6000円と表示されるわけで、それは安い、と思うことでしょう
私のお気に入りホテル
私がよく利用していたホテルがあります。週末は少し高くなりますが、それでも6500円まで。平日なら6000円ぐらいでした。正直言って部屋は超狭いのですが、私のような鉄オタは朝の出発が早いことが多いので、あまり気にならない。それよりも比較的新しいホテルで電源コンセントが多いのが何よりのプラスポイント。旅の際、ホテルが充電部屋と化すのが最近の旅です。携帯のほかモバイルバッテリー、カメラのバッテリー、私はパソコンを持ち歩くことも多いので当然、その電源も必要です
机の上やベッドの枕元のコンセントだけで、これらがまかなえるのが良かった。しかも新しいので施設もきれい。近くに飲食店、コンビニもあるので、かなり気に入っていました
ところが旅行支援割引が開始された後、現地に行くことになり予約サイトをのぞいてみると元値が1万円。目が点になりました。それでも割引を利用すると6000円と、これまでとほぼ同じ料金で泊まることができます。それでも気になり熟考の末、1万2000円が7200円になる別のホテルのツインのシングルユースとしました。こちらは元値が1万2000円にふさわしい広さと施設でした
気持ちの問題
料金設定はホテルの自由です。1泊1000円にしようが1万円にしようが勝手です
こういう値上げは、同じ都市に出張でよく行く方などは気がつかれていると思います。仕事の場合など、同じホテルに結果的に同じ料金で宿泊できる上、クーポンまでもらえていいじゃないか、という考え方もあるかもしれません
別の見方をすると公金が投入されているのに、それに乗じて値上げは問題だ、ということにもなり、おそらくはそれが正論でしょう
ただ私の場合は、これまでせっかく愛用してきたホテルだっただけに「なんだかなぁ」という気持ちが大きいです。フロントの皆さんも感じが良かったのですが、旅行支援割引が終わって元の値段に戻っても、おそらくこちらには宿泊しない気がします
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