田んぼアート駅

弘南鉄道弘南線の全駅訪問の詰めを行う~田んぼアート今年はしっかり見てきました

※訪問は2026年7月16日

朝の8時半に「始発」で到着

尾上高校前駅から1駅、田んぼアート駅で下車。昨年に続き2度目の訪問。まず時刻表を見てほしいが

私は8時36分の黒石行きに乗ってきて降りた。つまり、これは始発である。これだけの本数がある路線で8時半が始発というのは、あまりないが、要は田んぼアートのための駅なので、展望台が開館していない時間に電車を停める意味がないのだ。それ以前の電車はすべて通過する。最終が17時半というのも同じで、それ以降はすべて通過。さらに言うと、田んぼアートが行われていない冬季はすべての列車が通過する

今年は最優先で一番乗り

ほぼ駅前に展望台がある。9時のオープンということで、まだ若干早い。駐車場にも車はまだない。昨年は展望台を眺めて終わりだった

各駅訪問を優先した結果、駅での滞在時間が限られてしまい展望台に上がる時間がなかったが、今年はある意味、こちらを最優先にしてやって来た

少し時間があるので、すでに開いている隣接の道の駅で時間を潰す

この時間でも十分に暑いので北東北限定というコーラで一休み

こちらは津軽浜名駅を訪れた際の自販機の写真だが、ここ田んぼアート駅近くの道の駅で、初めてお世話になった。昨年から気になっていたのだが、昨夏の訪問時は随分涼しく飲む機会がなく、1年ずれ込んだ

そして9時になったので入場。もちろんこの日の先頭打者である

ナゾも解けて大満足

300円(子どもは100円)を支払って入場。この日最初の見学客、しかも私1人だけだったので、マンツーマンで解説を聞くことができた

毎年変わる田んぼアートのテーマ。今年のテーマは地元アイドルのりんご娘

ちなみに展望台に上がらず横から見るだけだと

こんな感じで今ひとつよく分からない。やはり展望台から見ないとせっかく来た意味がないのである

そして私にはここまで来てやっと解けた謎があった。テレビのニュースなどで何度も見ている田んぼアートだが、どしてこのようなカラフルな装いができるのかが分からなかった。色はどうやって付けるのだと

それを尋ねると答えは明確だった。古代米を利用しているのだと教えてもらった。他にも観賞用の稲も使われている

ただし古代米はあまりおいしくなく食用には向いていない。その年の田んぼアートが終わると使用された稲は収穫されて食用となるのだが、古代米は食べないという。とにかく大いに納得である

駅の方を見ると、こちらには石のアート。毎年のように変えるものではないが、現在は太宰治となっている

階段で降りると、過去の作品の写真が並んでいる

なかなか楽しい。ちなみに田舎館村の田んぼアートには2つの会場があり、こちらは第2会場。第1会場とは徒歩で30分以上の距離で、交通アクセスは第2会場が抜群だ

そしてもうひとつ、こちらには道の駅以外にも集客施設がある

場外馬券場だ。週末は大いににぎわう。場所が場所だけに来るまでやって来る人が多いが、近年は弘南鉄道を利用する人も多いという。

確かに時刻表を見ると9時前に最初の電車が到着して、最終レースが終わるころの16時台に2本、17時台が最終電車と、レースのダイヤにも合っている。有馬記念のころは田舎館から歩いて来るのだろうか

とにかく満足度の高い田んぼアート訪問だった

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弘南鉄道弘南線の全駅訪問の詰めを行う~お隣の田んぼアート駅より田んぼな駅

※訪問は2026年7月16日

路線内で2番目に新しい駅

尾上高校前駅で下車。ご覧のように単式ホームの駅でホーム上に待合所があるのみの構造

開業は1999年(平成11)と新しい。ちなみに駅名標に書かれている田んぼアート駅は最も新しい2013年の開業。つまり新しい駅が順番に2つ並んでいることになる

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学校の開校に合わせて

尾上高校前駅の開業は青森県立尾上総合高等学校の開校に合わせてのもので、開業日も年度最初の4月1日となっている

駅から学校まではすぐ

徒歩数分のところにある校舎が見えている

ただし駅の立地はというと

田んぼの中に駅がポツリ

ほとんど360度パノラマで農地が広がる。これはなかなか美しい光景。冬場は雪の中にポツンと駅があり、これもこれで別の趣がありそうだ

田んぼアート駅へもすぐ

当駅の開業が1999年、田んぼアート駅の開業が2013年ということは、もともと駅のなかった津軽尾上~田舎館間に新たに2駅が設けられたことになる。津軽尾上~田舎館も線路での距離は2・7キロと、それほど離れていないため、その区間内に設けられた駅間距離は近い。津軽尾上~尾上高校前が1・4キロ、尾上高校前~田んぼアートが0・9キロ、田んぼアート~田舎館に至っては0・4キロしかない

どちらもあっという間の距離で

徒歩でも楽々な距離。実際に歩いてはいないので断定はできないが、線路沿いの一部にも道路があるため、もっと早く到達できそうだ

駅の向こうには田んぼアート駅周辺の道の駅や場外馬券場などの施設が見えている。田んぼアート駅周辺はそれらの施設がある上に幹線道路である国道102号も駅のすぐ近くを横切っているためロードサイド店などの施設もある。そもそも道の駅があって、それに隣接する形で田んぼアートの会場がある。もともと、それなりに通行量の多い道路があるのだ

それに対して、ここ尾上高校前駅周辺は学校を越えたあたりまで行くとようやく集落がある。一面に広がる田んぼそのものがアートというなら、その名にふさわしいかもしれない

この後は田んぼアート駅に向かう。昨年、旅程の都合で行けなかった田んぼアートを見るつもり。次の電車までは30分の時間があるので、だったら歩いた方が早いのではないか、という声も聞こえてきそうだが、なかなかそうはいかないのだ

まず朝の8時台とはいえ、もうそろそろやって来た暑さがある。そして何よりも

この時刻表だ。田んぼアート駅は黒石方面に向けて1駅目。私は8時4分の電車でやって来たのだが、時刻表の文字に赤い丸が付けられている。これは「田んぼアート駅は通過しますよ」という意味。早朝そして日暮れ後は田んぼアートの施設が開いていないので、電車も通過するのだ。つまり汗だくで隣駅まで歩いても田んぼアートを見ることはできない。ならば30分ここにとどまって1区間乗った方がいい

整った待合所で、しばし待機である

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弘南鉄道弘南線を行く~意外と少ない3種の文字を使った駅名

※訪問は2025年7月11日

独特の時刻表

田んぼアート駅の時刻表。いわゆる「昼間」しか列車が停車しないことが分かる。田んぼアートのためにできた駅なので早朝と夜間は停車がない。いわゆる通勤通学時間帯に用事はないという、なかなか珍しい存在だ。そして冬季は臨時列車を除いて全列車が通過する

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はるばる何しに行ったんだか

駅のホームから展望台が見える。そこは「道の駅いなかだて」。田んぼアートを見るのなら、そこに登る必要があるのだが、結論から先に言うと今回は断念。訪問した7月という季節は田んぼアートが最も見ごろな季節で、2カ月前に飛行機のチケットを確保した時から、もちろんそれは意識していたが、現実にここまでやって来た時点で各駅訪問を優先して時間が足りなかった。ここまで来て田んぼアートを見ずに帰る人は「一部を除いて」ほぼ皆無と思われ「わざわざ神戸から弘前まで何をしに行ったのか」と言われそうだが、鉄オタ、駅オタには優先順位があるのだ

当駅の開業は2013年(平成25)で、弘南線の中では最も若い。というか大鰐線の石川ブール前駅の開業が2002年なので、弘南鉄道の中では最も新しい駅だ。単式ホームと待合所のみの簡素な構造。待合所も吹きさらしだが、冬季休業なので問題はない

駅名標をよく見よう

当駅の注目ポイントは駅名である

田んぼアートと漢字、ひらがな、カタカナの3種類の文字をほ使用しているが、このパターンは意外と少ない。もっともこの適用には「ケ」「が」「の」という「日本語ならではの強力な援軍」がいて、有名な駅では「つつじヶ丘」「ユーカリが丘」「有明テニスの森」「柏の葉キャンパス」など、それなりに駅はあるが、援軍抜きだと一気に希少価値が上がる

抜けがあれば申し訳ないが私が調べたところでは最も有名な駅は京王線の「京王よみうりランド」(東京都)があって、その他では岡山電気軌道の「東山・おかでんミュージアム」(岡山県)があるぐらいだ。岡山電気軌道の停留所は平成になって改名されたので、ふだん目にすることの多い「よみうりランド」は鉄道的には昭和から稀有な存在だったことを今になって知った

もうひとつの最寄り

さて当駅にはもうひとつの最寄り駅としての顔がある

これは田舎館駅にあった張り紙で私もこの時、初めて知ったのだが、当駅はJRAウインズ津軽の最寄りでもある。「一部を除いて」と記したのはこのためだ

ウインズならば、8時台から17時台までしか列車が停車しなくても問題はない。もっとも冬季休業駅なので有馬記念の日は当駅から行けないし、冬季休業の混乱を避ける意味でも田舎館駅に張り紙があるのだろう。そもそも訪問日は平日だったので、競馬目当てで電車でやって来る人がどれぐらいいるのか私には分からない。競馬目的の客が多いのであれば、冬季も競馬開催日は列車が停車するはずだ。ちなみにウインズ津軽のHPを見ると、駐車場のスペースは2032台となっていた

ホームからの景色は見渡すばかり農地である。ぜひ次回は時間を設けて展望台から一望してみたい

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弘南鉄道弘南線を行く~徒歩30分の表示にビビるも実はあっという間

※訪問は2025年7月11日

本日2度目の徒歩移動

今回の弘南線訪問で「ぜひもの」はこれから向かう田んぼアート駅である。開業の季節、時間に制約があるからだ。理由は想像がつくだろうが、田舎館村の名所である田んぼアートは、当然ながら冬場はやっておらず、最寄り駅も休み。早朝や夜間は田んぼアートを見ることができないので、列車はすべて通過する。3月に弘前を訪問した際、大鰐線を最優先したのは、間もなく廃線になるという事実はもちろん大きいが、田んぼアート駅に電車が停車しないことも大きかった

次にいつ弘南線に乗車できるか分からない以上、せっかくやって来た7月という季節に訪問するしかない。今日中に全駅訪問できるかどうか微妙なので、最優先は田んぼアート駅となる。そして田舎館駅からは徒歩移動

「田舎館駅は村の中心部から外れているので目立つものはない」と前記事で記したが、こちらは地元農協の倉庫だと思われ、他にも

倉庫が目立つ。それらを尻目に出発である。歩くのは1時間に1本というダイヤもあるが、駅間距離がわずか400メートルしかないので当然の徒歩だ

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アプリにぼう然も

ここは当然歩く予定だったので、事前に徒歩コースを調べることにした。しかし地図アプリによると「所要時間30分」。自分の予想の倍以上の表記にめまいがしそうになった。そんなことはあり得ないのだが、線路と道路が全く並行していないこともあり得る。途中で川を渡るとか。ということで弘前から田舎館へと向かう車中の田んぼアート~田舎館の1区間は車窓を凝視。車内はガラガラだったが、先頭近くで立ち、右側、左側の両方をチェック。結論は「30分もかかるわけないだろう」というものだった

何のことない。グーグル先生によると、わずか10分である。最初に見たアプリは国道をアンダーパスする徒歩ルートが認識されていなかったようだ。確かに日が暮れると人や車の気配は全くなさそうなコースではある

足取り軽く現地へと到着

ということで倉庫群近くの踏切を渡り、歩を進めていく。所要時間30分が10分に短縮された(というか元から10分なのだが)ので足取りも軽い

どんどん進んで行くと駅が見えた

踏切を渡ってすぐホームに入るのだが、その向こうには展望台が見える

冬季そして朝夕はすべての列車が通過するということは、つまり駅周辺には何もないことを意味する。それなりに民家があれば、田んぼアートを行っていない冬でも列車は停車するだろう。広大な田んぼがあってこその田んぼアートである

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