きっぷ

鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス本日から。特にJR西日本ではうれしい

きっぷのルールは青春18きっぷと同じ

本日から鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パスが利用可能(23日まで)となります

毎年鉄道の日記念として発売されるものですが、今年は名前が変わっています

前に行こうが来た路線を戻ろうが構いません。きっぷのルールは青春18きっぷと同じです。乗れるのは

・JR全線の普通、快速(指定席やグリーン席は別途料金が必要)

・BRT、JR西日本宮島フェリー

・JR在来線が飛び地になっている一部区間(青い森鉄道の八戸~青森、IRいしかわ鉄道の金沢~津幡、あいの風とやま鉄道の富山~高岡)。ただし八戸~青森間の野辺地以外は途中下車できません

・特急は乗れないが佐世保線の佐世保~早岐、宮崎空港線の宮崎空港~宮崎、奥羽本線の青森~新青森、石勝線の新得~新夕張は特急自由席に乗車可能。青森~新青森は空いていれば指定席にも乗れる

と、おなじみのルール。北海道新幹線オプション券もあります

 

購入当日から利用できるが開始日指定が必要

ここからが若干18きっぷと異なる点ですが、18きっぷのように期間内の5日間どこでも、というわけにはいきません。連続する3日間というルールがあるので、スタート日は決めなければなりません。ですから発売期間も21日までとなっています。何らかの事情で21日と22日に乗車できなくなる場合もあるでしょうが開始日のラストは21日なので23日だけの利用となりますね。お値段は大人1人7850円。18きっぷが5回分で1万2050円ですから、1日分の料金は若干高くなりますが、18きっぷにはないこども料金の設定があります。3920円と親子旅行の場合はお得になります

なぜこのような設定になっているかというと、18きっぷのようにグループ利用ができないからです。きっぷは1人1枚。ここは良い所でも悪い所でもありますが、良い点を言うと同じ場所で集合する必要はなく、グループの旅で、それぞれが好きな駅から乗ることができること、そして前述しましたが親子旅などではこども料金の恩恵が受けられることも大きいですね

自動改札機を通れる喜びがJR西日本では増す

私的な最大メリットはこちら。1人1枚、3日連続ということから自動改札機を通れるようになっています。こども料金が設定できるのもこの点から

駅員さんが常駐する都会やターミナル駅では18きっぷの場合、駅員さんがいる改札を通らなければなりません。これが意外と手間がかかることがあり、前でムニャムニャしている人がいれば、その方が終わるまで待つ必要が出てきます。慣れた駅員さんなら、いかにもこの人は18きっぷだという空気を察してチラリ後ろを見ながら「ハイ、どうぞ」と言ってくれるのですが、原則的には順番待ちです。この「危険性」は大きな駅になればなるほど高まります。自動改札機の数に対する有人改札の数が少なければ少ないほど、そうなりますよね

地域的に私はJR西日本管内の駅に行くことが多いのですが、その中では中間改札は要注意。おそらくキセル防止だと思うのですが、姫路駅、加古川駅、和歌山駅にローカル線と幹線乗り換えの中間改札が設けられています(兵庫駅の和田岬線は中間改札ですが最終改札です)。特に私の知る限り、播但線、姫新線から山陽本線へ乗り換える姫路駅、加古川線から山陽本線に乗り換える加古川駅は要注意

こちらは姫路の中間改札です。山陽本線から播但線、姫新線に乗り換える時はそうでもないのですが、到着時は人であふれます。赤字路線の代表格のひとつのように言われていますが、姫路近郊では利用者は多い。ドッと人が降ります。そして有人改札の「人気」も、なかなかりものです。後ろで聞いていると無人駅でICタッチを忘れたというものが多いようですが、とにかく人は多い。タイトな乗り継ぎの場合、あまり良くないこととは知りつつも先頭グループで改札を目指してしまう

そしてもうひとつ、JR西日本では比較的都会の駅ながら駅員さんが無人の時間帯がある駅が増えています

こちらは神戸市の元町駅。元町といえば三ノ宮のひとつ隣(隣といっても歩いていける距離)で神戸の繁華街のど真ん中。東西に改札があって、こちらは西口です。今年7月のある日曜日でしたが、たまたまそうだったのか、時間に決まりがあるのか分かりませんが、ご覧のように無人状態。繁華街はもちろん、改札を出た向かいは場外馬券所で日曜は、さらに多くの人が出入りします。それでも無人。ちょっと驚きました。まぁ18きっぷで馬券を買いに来る人がそんなにいるとは思えませんが

ただしJR西日本の同様の駅では無人でも自動改札を抜けられるようになっています。上の写真でも見られますが

このようにインターホンを押してきっぷを所定の位置に置けばオペレーターの係員の方が対応して自動改札を空けてくれます。かなりの頻度で利用していますが「ただいま混雑しているので、お待ちください」と言われたのは1度だけ。そのときも2度目のチャレンジですぐ対応していただいたので、それほど大きなストレスに感じたことはありませんが、私のような降り鉄となると、出たばかりなのに数分後にまた入れろ、というのは同じオペレーターだった場合、ちょっと恥ずかしい(笑)

また1度だけレアケースに遭遇したことがあり、この写真は3年前の安土駅のものですが、私の前にいたお年寄りのご夫婦が正規のきっぷを持っていたのに自動改札でエラーが出て通れないと大騒ぎ。順番待ちとなってしまいました。この時は時間もあったので相談に乗るような形できっぷを眺めながら「私が見ても正しいきっぷですね」なんてやや上から目線(汗)で話をしていたのですが、やや解決に時間がかかっての結論は、どういう経緯で購入したのか分かりませんが、金沢から米原経由の乗車券が金沢~米原、米原~安土と2枚に分かれていて、後者のきっぷが自動改札の入鋏を受けていないのでエラーになったということでした。あちこち列車に乗ると、いろんなことに遭遇します

長々と説明してきましたが、とにかく自動改札を楽々抜けて楽しい旅を楽しんでくださいね

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旅名人の九州満喫きっぷ

松浦鉄道に乗車の際、利用したのは

こちらの「旅名人の九州満喫きっぷ」

博多駅の券売機で購入しました

どのような内容かというと

価格は1万1000円で九州内のJR普通列車(快速も含む)や他の鉄道事業者が3日間、乗り放題というもの

JRの部分については青春18きっぷのルールに準じています。観光列車でも優等列車でなければ指定券など追加料金を払えば乗れます。宮崎~宮崎空港は特急に乗れるのも同じ。1人で3回旅をしてもいいし、3人グループが同一行程で1日利用してもいい。乗ってきた路線を元に戻るのも自由なので降り鉄にとっては心強い味方です

有効期限は発売から3ヶ月と、なかなか太っ腹。これは九州以外に在住している方への配慮だと思われます。もっとも九州および九州にすぐ行ける地域に在住している人でないと、そうしょっちゅう九州には行けないわけで今回の私のように3日間連続で利用するのが現実的でしょう(通年発売なので3ヶ月以内に九州に行ける人は何度も継ぎ足すという方法もあります)

さて私にとって重要だったのはJR以外の部分。九州においては私鉄として最大手となる西鉄をはじめ、三セク、モノレール、地下鉄、路面電車とありとあらゆる鉄道が乗り放題なのです(見落としがあればすいません。なお博多~博多南はJR西日本が事業者なので乗れません)

1万1000円で3回というのは1回にすると3666円。つまりそれだけ乗れば、いわゆる「元がとれる」わけですが、JRの乗車券って意外と安いのです。私は最終日熊本から博多に移動して帰路につきましたが、熊本~博多の乗車券は2170円です。実際には甘木鉄道や西鉄にも乗車しながら帰ってきましたが、延々と普通列車で博多まで普通と快速というのは、なかなかしんどいものがあります。私の場合は降り鉄ですので、途中の駅でも降りてみたい

となると、膨大な時間を要して元がとれないという事態にも陥るのです。値段が安いことに文句を言うな、と言われそうですが

ただしJR以外を利用すれば、あっという間に解決します

JRとは別に一から料金を払う上、私鉄や3セクなどは途中下車が認められないことがほとんど。全部調べたわけではありませんが、九州内も、おそらくそうではないでしょうか。降り鉄にとってはもちろん「そろそろ飽きた」「メシ食いたい」というのにも対応できます。もちろんJR以外の各社も独自にフリーきっぷを出していますが、いずれも1日乗車券。松浦鉄道のように長い路線となると、1日で目的の駅にたどり着いて降りるのは大変です。途中駅での宿泊も難しくなる。美味なアジフライを食べられたという点でもポイントは高かったです

今回乗車したのは他に島原鉄道と長崎の路面電車

九州のJR以外の路線を3日間で乗りこなすなんて、とても無理ですが、何度か利用すると、とても有意義なきっぷだと感じました

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