私的に最後の「JR路線」に乗車する~ちょっと寄り道?いや、かなり寄り道

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※訪問は2025年5月28日

「翌日もBRT」のきっかけをくれた駅

今山駅で下車。奥にはホーム跡が残され、鉄道公園のような風情になっている。前回の記事で専用軌道にある駅に行かないと日田彦山線BRTに乗りに来た意味がないと書いたが、ここも私に「降りてみたい」と思わせるに十分な駅だった。昨日は当駅を3回通過したが、その度に興味津々。それは駅の場所とバスの経路にある

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国道から約300メートル

今山駅は国道211号から、かなり離れた場所にある

大肥川を渡って約300メートル。歩くと5分はかかりそうだ

今山駅から国道方面を見る。白いガードレールがかろうじて見えるが、あそこが国道211号。そしてそこには地図にもある釘原という停留所がある。代行バス時代は、現在の釘原停留所が今山駅の停留所だった。というのも今山駅に至る道路があまりにも狭すぎるのと今山駅近辺が整っていなかったから。BRT転換後もこの道路は改修工事が施されている。大鶴駅では代行バス時代に駅前までバスが乗り入れていたのとは対照的。大鶴駅は国道からほど近く、今山駅は国道からあまりにも遠いのが理由と思われる

BRTはわざわざこの細い道路から今山駅までやって来る。そしてUターンして来た道をまた戻る。結構な寄り道だ

駅前ロータリーと立派に残るホームと駅名標

かつてのホームに隣接してロータリーが設けられ、停留所が設置されている。ロータリー上なので上り下りはなく同じ停留所を利用する

停留所に描かれているのは大肥川だとか

ホームが残り、駅名標も残る

サムネイルに使用したものとこちら、2つの駅名標がそのまま残されている。キロポストも残っている

ただこれだけの設備がそっくり残されているのには理由があって

周囲は農地で民家もほとんどない。だからかつての駅の空間もそのまま利用できる。民家は国道沿いの釘原停留所付近の方が多い

かつての駅のかたわらには休憩スペースが設けられ鉄道公園のようになっている。「ように」というか、もう列車はやって来ないのだから鉄道公園だ(ただしBRT区間の各駅は休止扱い)

国鉄時代はこのスペースに駅舎があったという

そのお隣には公民館があり

停留所の案内を見てありがたく使用させていただいた。到着は朝の9時前だったが、使えるようになっていた

今山駅は1937年(昭和12)の開業。夜明~宝珠山が彦山線として開業した際、途中駅として設置された。所在は夜明村で現在は日田市。国鉄時代は駅舎があり、貨物の扱いもあった記録が残るが2017年の豪雨被害時は単式ホームと待合所のみの構造となっていた

線路の路盤が残る

奥が旧ホーム、手前がBRT停留所。花壇が設けられきちんと手入れされている。そして想像はつくが、停留所の裏側はかつてレールがあった場所

その先にあるのは「JR九州」と示された路盤の跡

こうして見ると道路の狭さがよく分かる。鉄道時代の当駅の利用者数は豪雨被害前は1日に20人に満たなかったというが、それでもわざわざ川を渡ってBRTがやって来る姿には心打たれるものがあった

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