弘高下駅

弘南鉄道弘南線を行く~朝の20分チャレンジからスタート

※訪問は2025年7月11日

大鰐線の後はもちろん

弘南鉄道弘南線の弘高下駅。ここで3月にスタートした大鰐線の全駅訪問を終えた

「終えた」といっても今日は朝の6時過ぎから行動を開始しているので、3月に訪問済みの大鰐から始まって津軽大沢、松木平、小栗山そして弘高下と未回収だった4駅の訪問を終えてもまだ8時20分。ということで、ここから弘南鉄道のもう1本の路線、弘南線の各駅訪問を行うことにする

最初の訪問駅は弘前東高前である

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両駅の位置関係は?

まずは両駅の位置関係

弘南線の始発駅は弘前。つまりJRの弘前駅と同じ場所だ。そして弘高下駅と弘前駅、弘高下駅と弘前東高前駅は同じような距離にある。ということで弘前駅に行くぐらいなら、ここは弘前東高前への訪問である。どちらも移動手段は徒歩なのだから

ただし若干問題があって現在の時刻は正式には8時19分。弘前東高前の時刻表を調べると黒石行きは8時40分である。20分で到達できれば問題はないのだが、グーグル地図によると28分。ちょっと難しいかもしれない

しかし、そんなことは言っていられない。ここはチャレンジの一手だろう。どちらにせよ各駅回収で当駅には行かなければならないのだから。地図によると下り坂が続いていそうだ。もしかしたら時間内に到達できるかもしれない

ということで大鰐線全駅訪問完了の余韻に浸ることもなく歩き始める。ただ大鰐線で何度か行った徒歩とは異なり、ここは弘前の市街地の中心部。一本道ではなく広い道や細い道もあって、選択肢が多いことがかえって経路を惑わせる

そして結論から言うと

ここを渡れば弘前東高前、という奥羽本線の踏切に到着したのが8時42分。チャレンジはむなしく失敗に終わった

途中「路地チャレンジ」したのが敗因で、地図アプリの通りに進んでいけば、もしかすると間に合ったかもしれないが、それはあくまで「電車に間に合った」というもので駅の写真を撮るところまでも行かなかっただろう

まぁしょうがない。そして一応「保険」はかけてあって、黒石行きは1時間やって来ないが、弘前行きは8時50分で弘前にはすぐ行ける。弘前駅前のホテルは連泊となっているため、ホテルの自室で休憩もスマホの充電もできる。最近のホテルでよく行われている連泊の際のエコプラン(部屋の掃除やベッドメイクを不要とすると、いろいろ特典がついてくる。私は缶ビールを1本もらった)を利用しているので部屋に戻っても清掃中ということはない

そして弘前東高前駅。高校生の利用が多いからだろう。自販機がズラリ並んでいる。なかなか立派な駅舎である

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銀世界から盛夏へ移行した大鰐線の残り駅を回収~最後の駅は名門高校のふもとに

※訪問は2025年7月11日

3月のリベンジ

いよいよ最後の駅となった

8時4分に松木平駅を出た電車は同17分に弘高下駅に到着した

本当は3月に訪問予定だったが、膝の痛みが酷くなって断念した

というのも終点の中央弘前のひとつ手前の当駅で終えるとホテルを確保していた弘前の駅前までは徒歩も十分に可能だからだ

大鰐線訪問の記事で何度も触れてきたが、3月の訪問時は徒歩には絶好の気候で、このぐらいは気にならない。また気分的にも街中を歩くのと、誰も歩いていない民家もまばらな道路を歩くのでは気分的に大きく異なる

ということは分かっていたが

鯖石から宿川原までを何とか歩いた時点で、もう限界だった。後で調べると弘高下駅から5分ほど歩けば前記事で紹介した1時間に2本の運行があるバスの停留所があり、その停留所は他路線も走るため弘前駅へ向かうバスの本数も多いが、それを知ったのは後の話で、この時はそんな余裕はなかった。だから無事にリベンジを達成したことになる

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愛称の駅名と上下の感覚に惹かれる

まずは駅舎から。棒状ホームに独特の駅舎。開業は弘前電気鉄道として大鰐線が開業した1952年(昭和27)。駅名板も含め千年駅や石川駅と同じたたずまいとなっている現在の駅舎は弘南鉄道に移管された1970年以降のものだろう

駅名は弘前高校にちなむ。旧制中学時代からの名門校として知られる。「弘高」は地元での愛称だが、旧制中学から現在と同じ新制の高校となったのが1948年だから、わずか数年で愛称が浸透していたことが分かる

学校最寄りの駅名は日本には数多くある。国鉄はあまりそのようなことをしなかったが、私鉄は数え出すとキリがない。近年はネーミングライツとしての駅名もある。ただしそのほとんどが、フルに学校名を使用している。略称や愛称はなかなか見られない。大鰐線には他にも「弘前学院大前」「聖愛中高前」「義塾高校前」と他に3つの学校最寄りの駅があり、義塾高校前は「東奥義塾高校」の最寄りではあるが、略称の愛称とはやや異なる。「弘前高校」と特に学校名が長いわけでもないのにあえて愛称がつけられている

さらに「○○前」ではなく「下」というのも独特だ。それは駅の位置に関連している

学校の敷地までは近いが実際に学校へ入ろうとすると、おそらく10分近くかかるだろう。駅も丘の上にあるが、学校はさらに高い場所にあるので「弘高下」となったようだ

駅そのものは単式ホームの上に待合所が設置されている

かつては日本中の駅で標準装備だった水道つまり水飲み場が残る。ひねってみるようなことはしなかったが、一見現役のようだ

かつては有人駅で現在は無人駅。平日朝の登校時は駅員さんの派遣があるという情報も見聞きしたが、私が到着した8時17分は無人状態だった。それもそのはずで、2023年度の1日の利用者数は34人となっている

とにかくこれで大鰐線の全14駅の訪問は完了となった

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