2022年10月16日9時50分
秋田新幹線内の再会
八戸を8時11分に出た東北新幹線。盛岡までは、どちらかというとガラガラ。上り方面は、まだ皆さん活動されていないようです。立席と言いながらも余裕の着席
盛岡からは秋田新幹線。盛岡着が8時43分で盛岡発が8時48分。5分しか乗り換え時間がなく、今回の旅の最重要ポイントでしたが無事に乗り継ぐことができました。前夜、盛岡まで行って安全に宿泊する方法もありましたが、せっかくなんで来る機会の少ない八戸に泊まろうということになり、その分この乗り換えのリスクがあったのですが無事にクリア。秋田新幹線に乗車します
前記事で書きましたが指定席が1度「0」になり、一夜明けたら「1」になっていたため大慌てで確保した座席。当然ながらデッキまで人であふれています。秋田新幹線は全車指定で立席特急券制度を導入しているため「すいません。そこ私の席です」という光景が見られそうなものですが、さすが東日本パスを利用される方は指定席が満席だった時点で、そのあたりの事情は分かっているようで、そのような場面はありませんでした
しかし、ふと車内を見渡すと見知った顔の2人が
前夜、八戸で食事していると隣の座席のカップルが「明日はどこ行こう?」なんて会話をしていたのです。東北新幹線だと見どころはこちら、秋田新幹線だとこちら、なんて、あーでもない、こーでもないとやり合っていました。「ははーん、あちらも東日本パスだな」。察しはつきます。結果は出ないまま先に店を出ていきましたが、その2人が並んで座っていてビックリ。驚いたのは再会ではなく並んで座っていることです。どうやって座席を確保したのか考えてしまいました。元々、秋田新幹線の座席を持っていたのかなぁ、などと首をひねっているうちに角館で降りていかれました
話は少しそれますが、角館も駅から武家屋敷などの観光地がある中心部までは結構な距離があります。10年以上前に宿泊した時、駅から15分ほど歩いた記憶があります
鉄道的な見どころが多い
秋田から1時間。大曲に到着しました。盛岡を出た時、秋田までは満員状態だろうと思っていましたが、田沢湖でドッと降り、立っている人はめっきり減りました。角館でまた降りて空席もある状態に。これはちょっと意外でした
その大曲。2本の新幹線が止まっていますが新幹線(ミニ新幹線ですが)としては珍しいスイッチバック構造となっています
列車止めがあります
スイッチバックらしく駅名標はこんな感じ。ただし
在来線(奥羽本線)は普通。秋田新幹線を田沢湖経由にしたので、このような構造になりました
さらに大曲から秋田方面へは新幹線が標準軌、奥羽本線が狭軌なのでレールが3本ある三線軌条となっています
分かりやすい説明がありました。鉄道会社は原則的に同じ線路幅を採用しているので意外と見られない構造。「JR東日本唯一」と書かれていますね。青函トンネルができるまでは「JR唯一」でした。角館に泊まったのは秋田内陸縦貫鉄道に乗るのと、これを体感したいためでした
私鉄では複数の線路幅を持つ会社もありますが、この構造は線路の維持管理が面倒なので、現在は車庫回送などの短い区間でしか採用されていません
また青函トンネルは有料列車でしか乗車できない上に途中で降りることはできないので貴重な構造ともいえます
2019年8月にも大曲に来ましたが、その時は夜で、しかも20分近い停車時間に降りただけでした
大曲といえば花火ですね
商店街にも、さすがの名前が付いています
奥羽本線に乗り換えます
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