※訪問は2025年8月26日
全線復旧直前に新装

高森駅である
現在の駅舎は3代目。国鉄時代は1928年(昭和3)の開業からの木造駅舎が長らく使用されてきたが、1986年の三セク移管直後に時計台のある駅舎に全面改修。施設の老朽化と熊本地震による被災もあったことで建て替えとなり、震災からの全線復旧となった2023年に現在のものとなった。つまりまだピカピカの2年目
本社の所在地

開放感のある駅舎内はエアコンも完備。休憩スペースには充電コーナーもある。南阿蘇鉄道が入居する路線内唯一の有人駅。乗車券の販売も行うが、改札業務は列車の乗務員が行うため、外からダイレクトにホームに入ることも可能で開放感が漂っている
なお言い忘れたが、私は翌日にも高森駅を訪れている。その事情は後の記事で紹介するが、駅の内外の写真については2日分が混じっていることを了承願いたい
駅の外には

ワンピースのフランキー像。大変な人気者で撮影の人が絶えなかった。もうひとつの人気は

ワンピースのキャラクターによるサニー号トレイン。こちらもカメラの放列。ワンピースの作者尾田栄一郎さんが熊本出身という縁で全線復旧となった2023年から運行を開始。主に週末に運行されていて私が訪れたのは平日だったので留置線で休憩中だった。1日1往復と2往復の日があり、2往復の場合は1往復が全席指定となり、指定席料金510円が必要。それ意外の便は全席自由席で乗車券のみの追加料金不要となっている。運行日など詳細は南阿蘇鉄道HPを参照していただきたい
また車窓からキャラクターを探すという企画も行われていて、南阿蘇白川水源駅での記事で紹介したキャラクターはそのためのもの
この車両は定期運行での運用に入ることもあるそうで密かに楽しみにしていたが、残念ながら私の2日間で出会うことはなかった
広大な敷地
サニー号トレインの写真で分かるように国鉄以来の路線の顔として広い敷地を有する

靴を脱いで入る交流施設は展示コーナーのようになっていて

九州内の三セクからの全線復旧を祝う声が届き

アニメの人気キャラも再開を祝っていた。2016年4月の熊本地震から2023年7月の全線復旧まで7年もの歳月を要した。地方の鉄道がこれだけの空白期間を経て復活するのは現在では、なかなか貴重なことである


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