杉原駅の駅名標

9月9日7時

18きっぷの最終日

期限ギリギリ青春18きっぷの5回目、最終日を迎えました。9月9日ということで服装は盛夏のものですが、さすが山中とあって、この時間は肌寒い。秋の訪れを感じます

宿泊したホテルは高山駅からすぐ。そもそもの朝食やこの後、お昼がどうなるか分からないので駅前のコンビニで食料を買っておく。高校生や通勤の人でコンビニはにぎわっていました

これが本日の朝食。昨日はたまたま飛騨古川でお昼を食べられたので名古屋のコンビニで購入しておいた菓子パンも残っています。写真では駅前に誰もいないようになっていますが、この時間にはもちろんそれなりの人がいて、駅前のベンチでムシャムシャとコンビニおにぎりを食べるオッサンを見てどう思ったのか(笑)。ここは高山という大きな駅ですが、ローカル線の駅巡りの際に出会うコンビニは私に言わせれば神です。勝手に「神駅」と呼んでいます。その度にコンビニの駐車場でムシャムシャ食っています

しかしコンビニなんて最近のもので20年以上前は各地に今ほどあったわけではなく、その時自分はどうしていたんだろうと、ふと考える時があるのですが全く思い出せません。おそらく当時は地方の小さな駅で降りても食堂や商店があったのでしょう

猪谷行きに乗ります。美濃太田が始発の列車。高山駅では乗務員の交代が行われていました

岐阜県最北の駅

トコトコ揺られること1時間ちょっと。岐阜県最北の駅である杉原に到着しました

基本的には宮川に沿って線路が敷かれていますが、ここから富山側で県境が宮川に引かれていて川が蛇行しているため、線路としては富山県に入って一度岐阜県に戻った後、再び岐阜県に入る形になっています

駅舎です

木造のトタン屋根。高山本線でも何度か見た雪口仕様。朝霧に包まれていて雰囲気があります

開業時からのものです

そしてこの駅舎の写真は、私のツイッターのヘッダー写真となっています。お世話になっている駅。ちなみにアイコンは山陰本線の長門粟野駅

そんな当駅の乗降者数は

1日1人!

2019年のもので私が見ている統計では高山本線内の圧倒的最下位。次が渚駅の5人で、1ケタはこの2駅のみ。「乗降」ですから、日々同じ駅を利用する人がいた場合は最低単位は「2」となりそうですが、とにかく1人です。しかもコロナ前のものなので、その後の数字は分かりません

時刻表はこんな感じ。通勤通学に配慮した運行となっているようです

もちろん無人駅ですが国鉄末期ごろまでは駅員さんもいたようで、左側にある、おそらく手荷物扱いだった窓口も現役だったようです

貨物の取り扱いもあったらしくヤードが残っています

また現在は廃止されたスキー場の利用者でにぎわっていた時期もあり、私の手元にあるJR移管後1年の時刻表(復刻版)には急行「のりくら」について「12月25日から3月10日は杉原停車」と記してあります。急行がなくなった後も特急の臨時停車がありました

それでも県境の駅として、お隣の猪谷までが8・7キロと長いので列車交換をはじめとして運行には欠かせない駅

ホームには駅舎から階段を降ります

駅名板はかっこいい

毎回のように繰り返していますが利用者は1人でも駅名標はピカピカ。次の猪谷で降りるとJR西日本の駅名標となります

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