6月22日11時

シブい駅名標がお出迎え

やってきたのは笠上黒生駅です

銚子から4駅目、外川から5駅目。全10駅の真ん中あたりになります。一見、難読です

渋い駅名標が教えてくれます

「かさがみくろはえ」と読みます。後半が難しいですね

「い」か「え」か

どちらも付近の地名です。銚子市笠上町と銚子市黒生町。2つの町名を合わせた駅名のようですが、黒生の正式な読み方は「くろはい」です。ただ町名にちなんだ場所には「くろはえ」と付いているものもあります。「米原」(滋賀県)、「佐用」(兵庫県)のように地名と駅名が微妙に異なることはあるのですが、こちらはどうなんでしょう

以前、茨城県出身の友人から「茨城や千葉では『い』と『え』の発音が同じようになっている」という話を聞いたことがあります。学校の職員室を「しょくえんしつ」と読む人がいるとか。それを聞いたのは昭和時代のことなので、今はどうなっているか分かりませんが、駅が設置されたのは大正時代なので、いろいろ勝手に推測してしまいました

一見で通り過ぎると気づかないかも

さて、しかしこの駅にはもうひとつの駅名標があります

事情を知らないと「こちらに新しいのがあるじゃない」とスーッと通り過ぎてしまいそうですが、よく見ると明らかに違います

駅舎ごしに見ると、その違いは明白です

駅舎に掲げられているのが「髪毛黒生」で向かいの待合所にあるのは「笠上黒生」

実はスカルプケアの会社が当駅のネーミングライツを取得していて、このような愛称となっています

それにしても数ある駅の中から、よくこちらにたどり着いたものだと感心してしまいます

当駅は銚子電鉄唯一の列車すれ違い可能駅。かなり古いと思われる駅舎の中もレトロ感が漂っています

列車交換があるからでしょうか。駅員さんもいらっしゃいます

ワンちゃん元気でした

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