インバウンドで一気に値上げ
いよいよ夏本番。旅行に出かける機会も増える季節ですが、その際に必ず出くわすのが宿選び。半袖となった6月から各地をウロウロしている私ですが、昨年までとは大きく変化したと感じているのが宿のお値段。コロナ禍も明け、円安で訪日外国人旅行者が急増していることで、価格がかなり上がっていると感じています。そこで自分の経験から今夏のホテル選びについて考えてみたいと思います
大都市をあえて避ける
すでに昨年からの経験となりますが、ホテル代が高いなぁ、と感じるのは東京です。下手するとコロナ禍前より高いと感じることもしばしば。大阪については地理的に私が宿泊することはないのですが、かなりのお値段らしい。他の地域で言うと高いと感じたのは札幌、仙台、名古屋、福岡。いずれも各エリアを代表する大都市。以前から何度か宿泊しているホテルもあって、比較しやすいのですが「設備は確実に古くなっているのに何で高くなってるの?」と言いたくなる宿もチラホラ。そこで年明けあたりから一計を案じて宿泊する都市を工夫するようにしてみました
今年お世話になった都市をいくつか挙げると三原(広島)、中津(大分)、松阪(三重)、桐生(群馬)、北上(岩手)、丸亀(香川)など。共通するのは「県庁所在地など近隣の大きな都市から微妙に離れている」「有名ホテルチェーンも進出してホテル数もそこそこ多い」という点です。これは効果絶大というか、実際に泊まってみると電車で20~30分の大都市に比べると2000~3000円は安い。チェーン店ホテルには立地場所や季節によって価格が大きく変わる所と大都市でも中小都市でも価格はあまり変わらない所の2パターンがあり、それぞれ一長一短がありますが、2000~3000円安いというのは前者のパターンでの体感。またホテル予約サイトのページを開けた瞬間の体感でもあります。これだけ値段が異なるとビール代も含めた夕食分に値します
古めのホテルをあえて選んでみる
こちらは分かりやすい。施設そのものが古いホテルというのは、価格も安めの設定です。単に価格が安いだけでなく、朝食のみならず夕食までセットになって8000円未満という所もあって重宝しました。ホテルに大浴場まであると、もはや旅館感覚で旅先には行ったものの覚えているのは駅前風景だけという体験もしました
ただ施設が古めのホテルというのは個人的な衛生感覚も影響してきます。こちらに関しては予約サイトの口コミ欄で確認していただきたいと思います
そしてもうひとつ、これは現代の旅では避けて通れないものになっていますが、新しいホテルは、テーブルからベッドサイドまで部屋のあちこちにコンセントやUSBポートまで設置されているのに対して古いホテルはコンセントの数や位置が不満なものが多い。私の場合だけの例でもホテルでは「スマホの充電」「モバイルバッテリーの充電」「デジカメのバッテリー充電」「PCまたはタブレットとの接続」と最低でもこれだけの電源が必要です。にもかかわらずテーブルの上にはコンセントが空いているコンセントが1つしかなかったりする。他のコンセントを探すと風呂の入口とかで、それは掃除機用ではないのか?なんて思ったりすることもしばしば。ただこの点は大丈夫で、フロントでお願いすれば延長コードは貸してくれます。宿によってはテーブルの引き出しに既に延長コードが入っていることも。後は自分の備品として100均で売っているコンセントタップを用意しておけば、事足ります
また猛暑で大変ではありますが、駅からの徒歩距離を5分から10分にすることでグッと格安料金になることもあります
ホテル選びは細かい条件を重ねていくとキリのないものでもあります。私はいくつかのチェーン店ホテルの会員にもなっていて、予約サイトとの併用でチェックインの手間を考えたりやポイント運用を行うようにしていますが、せっかくの旅ですので納得のホテル選びをしてくださいね
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