JR西日本

QRコード乗車を2日間してみた(途方に暮れました編)

QRコード乗車券の読み取り機はJRの駅では各1台

ふだん意識していないので

「堺おでかけフリーパス」初めての利用は大阪駅からとなった

まだ朝の6時20分で、さしもの大阪駅も人は少ない。そして初めて気付いたことがあった

「これだけ改札機が並んでいてQRが読み取れるものは1台しかないの?」

大阪駅の中央口にはズラリと自動改札機が並んでいる。数えてはいないが、軽く10機は超えているだろう。その中でQR対応は1機しかない。そんなこと今気付いたのか、と言われるかもしれないが、ふだん利用の予定がないと興味はわかないものである。駅員さんに尋ねてみると、現状では大阪駅の中央改札口には1機しかないが、今回の「おでかけフリーパス」のエリア内の駅には、ほぼ設置があるという。まぁ、1機でもあればいいか、とその時は気にしなかったのだが「1機」のみ、というのが、この後大きな意味合いを持ってくる

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ラッシュ時は通れません

この後、環状線から阪和線の駅へと入っていく。時間もどんどん過ぎていき、朝の通勤通学時間帯のピークに突入。ここで壁に当たる。QRコードに対応する改札機の位置を見てみよう

こんなところや

こんなところ

お気づきだろうか。朝の大阪駅もそうだったが、いずれも駅員さんがいる場所に最も近い場所に設置してある。例外もあるかもしれないが、駅員さんのいるあたりは自然な動線で最も人が通りやすい場所だ。そしてQRコード乗車券対応の改札機は1台しかないので出入札どちらもできる形となっている。つまり向こう側からの人つまりライバルが多いのだ。学校最寄りの駅などは電車が到着すると一斉に降りてくるので、人の波が一段落するまで入場ができない。またQRコード乗車券というのは、スマホの画面を出すまで若干のラグタイムがあるので、改札機から離れたところでQRコードを出してから改札機に向かうのだが、出入りが多いとライバルも多い。平素のラッシュ時は「こちらは混雑しているのであちらの改札機を使おう」となるのだが、こちらは一択である。かなり苦労した

QRコード未対応の駅も

そしてもうひとつ、エリア内にはQRコード乗車券対応の改札機が未設置の駅も存在する。今後順次設置されていくのだろうが、このパターンにも駅員さんのいるいないがあって、駅員さんのいない時間帯に着いてしまうと大変である

かつて「青春18きっぷキラー」と呼ばれたこちらのインターホンのお世話になる必要がある。18きっぷが磁気券になったことで、もうお世話になることはないと思っていたが、QRコード未対応の駅の場合、改札付近に小さなQRコードがある

こちらの駅では赤く丸で囲った右上の部分。それほど大きく目立つように張ってはいないので注意が必要だが、スマホでQRコードを読み取り、画面を表示させた上でインターホンで呼び出し、きっぷを入れるようにスマホの画面を見せると通してくれる…と、書いてしまうと簡単だが、実情はちょっと違う

全くコールに応じてくれません

18きっぷ時代も苦労したが、人員削減でもしたのか、と言いたくなるほど反応がない。2日間で3駅、出入札があるので計6回インターホンを押したが、結構苦労させられた

ここからさらに、もうひとつ問題が発生してQRコードを読み取ろうとしても、わけの分からない文字の羅列が出てきてQRコードが表示されないこともあった。「もう1度」とうながされても同じ。しかも1度インターホン通話を切ると次にいつつながるか分からないので、こちらも「通話は絶対切らないでください」と念押ししてからの行動となる。最後はフリーパスの最初の画面を出して通過となったが、かなりの時間のロスである

そもそも改札近辺にあるQRコード読み取りがあることを知ったのは最初に遭遇した未対応駅で、こちらは駅員さんがいたものの「どうするの?」と尋ねると「ええ~?」となって処方箋が分からず、駅員さんと一緒にキョロキョロしているうちに「ひょっとしてこれ?」となって発見したものだった。もっとも導入間もないと使う方も使われる方も分からないことが多いもので、これはQRコードでの買い物が始まった時と同じで駅員さんを責めるつもりは全くない

私鉄の方が進んでいる?

ただ

こちらは南海の三国ヶ丘駅の様子だが、QRコード対応の改札機は駅員さんの場所から離れたところにあって、しかも入場専用、退場専用と別々になっている

阪急の南茨木駅も駅員さんから離れた場所に2機の設置。駅によっては駅員さんから一番近い場所に1機のみの設置という形式ももちろんあったが、設備投資やサービスという面では私鉄の方が進んでいるというか、利用者目線にあるというのが2日間の感想だ

まだまだ導入開始間もなく主流にはなっていないQRコード乗車だが、各鉄道会社は今後シェアを増やしたいと思っていることだけは間違いない。スマホにトラブルがあった時の対処法や個人情報の取り扱いなど、ハー面でもソフト面でも問題は残っているが、今は各社とも力を入れていて、さまざまなお得なきっぷがリリースされている。将来主流になることも見越して今が「試し時」なのかもしれない

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QRコード乗車を2日間してみた(よくできました編)

京都2デイズパスのポスター

とても目に付く改札機

最近、多くの駅で見かけるこちらの自動改札機。写真はJR西日本の改札口のものだが、見てほしいのは手前の青いインターホンではない(こちらは後に大きな意味を持ってくるが、それは次回で)。「QR」と書かれた改札

QRコードをかざして開閉するタイプだということは分かる。ただ自身の体感では、目の前で使用している人をほとんど見たことがない。一体どういうものなのか? では実際に自分が使ってみようということになって4月と5月の1日ずつ、計2回使用してみた

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各社猛プッシュのフリーパス購入方法は?

昨年あたりから導入が加速してきたQRコード乗車券については、西日本地区の方が先行しているイメージだ。機械を導入する際の駅の数やバスの規模も異なる上に首都圏は相互乗り入れが多く、設定に手間がかかるからだろう

導入されているほとんどがフリーパス。乗り放題降り放題を標榜するフリーパスについてはQRコード乗車券は鉄道各社にとって便利で、磁気券を発行する手間や経費が不要になる上、改札機の中で磁気券がストップしたり読み取りエラーが発生することもなくなるからだ。阪急電車のHPを見ると阪急と阪阪神が1日乗り放題となる「阪急阪神1dayパス」については今年の3月いっぱいで磁気券の販売をすでにやめている

QRコードのフリーパスを購入するには、もちろんスマホが必要。JR西日本が主体となっている「KANSAIMaaS」と私鉄各社が主体となっている「スルっとQRtto」の2種類があり、前者はアプリのダウンロードとカード登録が必要。後者はWEB方式アプリになっているので名前を登録しておけば、その度にHPでログインして購入する。特に前者については、こちらもJR西日本が最近力を入れているWESTERとの連携が強くなっている

今回の利用は2種類

どちらのアプリも開いてみると無数にQRコード乗車券があるのではないかと思ってしまうほど、画面にズラリ並んでいて大変(特に今は万博関連のものが多い)だが

「堺おでかけフリーパス」そして

「京都2wayパス」である。前者が1000円、後者が1300円。私のような降り鉄にとっては、あっという間に元がとれてしまうすぐれもので、結果的に堺へはJRで向かい、三国ヶ丘で南海に乗り換えて大阪まで戻ってきた。京都へはJRで向かい、奈良線や山陰本線にちょこっと乗って阪急で戻った

自動改札機を通るにはアプリを立ち上げるとQRコードが示される

こちらを改札機にかざすだけ。ただしQRコードの有効期間は1分なので、前回改札を抜けてから1分以上が経過した場合(ほとんどの場合で1分を超えるだろう)は、もう1度アプリを立ち上げればQRコードが再発行される。更新ボタンを押し続ければ画面が維持されるが、次の出入りまでの時間が極端に少ない時以外は現実的ではない

ということで初日は手探りだったものの、2日目は操作にも慣れた。アプリではおすすめの観光地やおすすめコースの案内もあり、それに合わせたフリーパスを表示してくれるので商品の数は多いが、比較的簡単に目指すものに近いチケットを探すことができるだろう

ただ私の操作技術の問題以外にも、QRコード乗車券の利用には、さまざまな問題点があることも分かった。次回は改札口で途方にくれてしまった経験を語っていきたい

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~最後の駅は美しいピアノに惹かれる

加賀温泉駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

あっという間に最後の駅

加賀温泉駅に到着。1時間に1本の運行の時間帯もあるとはいえ、とにかく乗ったらすぐに到着するので新幹線の駅巡りは速い。サンダーバードの遅延があり、敦賀到着は9時20分だったにもかかわらず、13時半を回ったところで、もう最後の駅に到着である

当駅に来るのは、こちらも2022年の8月以来

その時の記事がこちら。新幹線を迎えるための突貫工事中という風情で、仮の駅舎で営業していましたが、かつては特急街道と呼ばれた北陸本線ならではの設備があちらこちらにあって、今こうやって見返すと、わずか2年半前とは思えない懐かしさがこみ上げてくる

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通過線を備えた対向ホーム

当駅は対向ホームに通過線を加えた構造。越前たけふ駅の記事でも触れたが、東海道山陽新幹線ではよくある形式だが、北陸新幹線の中では比較的貴重な存在。おそらく現行のダイヤでは通過線はそれほど必要ないが、将来の大阪、京都への延伸に備えてのものだと思われる

駅舎はこちら。ただタクシー乗り場の向こう側が一部工事中になっているようで、まだ発展途上のようだ

そちらまで足を運ぶとこのように見えるが、2年半前の訪問時にもこの形はできていた。「温泉郷の風情と城下町の歴史を感じさせる駅」としてデザインされ、紅殻(べんがら)という赤い塗料で塗られた弁柄格子をイメージしている

こちらはコンコースの様子

IRいしかわ鉄道の乗り場へは連絡通路を利用する

前回よく分からないまま歩いていくとたどり着いた住宅街の北口へは自由通路ができていて

駅舎というより通路入口のような姿になっていた

北陸新幹線今後は?

加賀温泉駅成立については

この時も記したが、特急停車を巡って両隣の駅の争いが続くので、中間の駅を特急停車駅にしたことは、あまりに有名だが、まだ山陽新幹線もない半世紀以上前の1970年(昭和45)に、その後新幹線の駅になることは想定していなかっただろう

構内には飲食店や土産店、観光案内所も入居しているが、ひときわ目につくのは

立派な駅ピアノだった。駅ピアノを巡ってはトラブルも報じられるが、ぜひ美しい姿のままずっといてほしい

これで北陸新幹線の新駅はすべて巡ったことになるが、肝心の大阪、京都への延伸は確定しながらも確定していないという状況が続いている。敦賀からは小浜経由で京都に入ることは決まったが、京都府内の水資源の問題や新幹線の「京都駅」をどこに設けるかで論議されている間に米原ルートが再燃したりで、まだ工事の着工もされていない。福井、石川という地方は元々が関西圏との結びつきが強く、歴史的な経緯もあって石川は名古屋、福井は京都との関係も深い。北陸新幹線の全通を待っている間に直接行ける東京に経済的なつながりも取られてしまう、という焦りは共通認識としてあるが、何をするにも大阪、京都、神戸という三都(北陸新幹線の場合は神戸は関係ない)が、なかなかまとまらないのが関西地区で、リニアの名古屋~大阪のコースにしても、あーだこーだで、このままだと東京~名古屋の先行開業になってしまいそうである

小浜線や湖西線の並行在来線問題もクリアになっていない。将来的に途中駅になる敦賀駅が巨大施設のターミナル駅となったことについて、かつての東北新幹線の八戸駅のように暫定的な終着駅にもかかわらず、将来的に手に余ってしまう、という声も聞こえるが、先行きが不透明なだけに敦賀駅のターミナル化は現時点では正解のようである

北海道新幹線も札幌までの延伸はまだまだ先になりそうだ。私が元気に新幹線に乗れるのはいつまでか、ということを考えても、もしかすると新幹線の駅訪問はこれが最後になるかもしれない

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~イラストが絶品だった

芦原温泉駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

完成した駅と初対面

芦原温泉駅に到着。やって来たのは2022年8月以来2年半ぶり。今も明確に覚えているが、JRのうちに北陸本線の各駅を訪ねようという企画を行った時、最後に訪れた駅だった

2022年8月26日の訪問。前日に各駅をたっぷり回って、この日は青春18きっぷを温存(今は使えない技となった)。北陸鉄道をたっぷり乗って金沢からサンダーバードに乗り込んで芦原温泉で下車。これが北陸本線各駅最後の訪問だったが、工事途中の駅はすべてが「仮」状態で、駅の風情が一時的にせよなくなっていた時だった。もちろん今回はすべてが完了している

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新幹線と在来線の駅は別物か

今回訪れる駅で完全な新駅は前記事で紹介した越前たけふのみ。他は北陸本線時代に駅としては訪問済み。こういう時、いつも思うのが新幹線の駅と在来線の駅は別物か、ということ。例えば地下鉄丸ノ内線の東京駅とJRの東京駅は別物なのは明白だが、では新幹線の東京駅と在来線の東京駅は同じ駅なのか、となると微妙なところだ。新幹線の駅にも東海道新幹線の駅と東北新幹線の駅があって、それぞれ改札は別だ。特に認定機関があって決められているわけではないので自分で決めれば良いと思うが、個人的には別物ということにしている。今回のように整備新幹線では在来線が三セク化されて同じきっぷで移動できない別会社になってしまうので、これは別物ということになるが、在来線が残る路線でも別駅ということにしている。昨年3月に飯山駅でわざわざ北陸新幹線の駅を利用したのも、そんな理屈からだ

「ようこそ○○へ」は延伸開業した各駅に共通するものとなっている

改札を出ると駅の外へは木をふんだんに使用した通路で外に出られるが、この部分は公道扱いのようだ

こちらは西口の外観。少し分かりにくいかもしれないが、1階がハピラインふくいの駅で2階が新幹線の駅

駅と隣接、直結して飲食店や物販店が入る「アフレア」がある

朝からのダイヤ乱れで、どの駅に何時に列車が来るのか分からない状態で落ちつかなかったが、ようやくお昼にすることにして福井らしくソースカツ丼と越前そばのセット

子どもの声に振り返ると

アフレアには広い待合室があって、ここからハピラインふくいの駅にも新幹線の駅にも簡単に行くことができて両線の発車標もある

そろそろ新幹線ホームへと移動しようと歩いているとアフレアとの直結部分あたりで、子どもの声。「お母さん、なんで恐竜がお風呂に入っているの?」

振り返ると

恐竜が東尋坊近くの温泉につかっている。地元をすべて表す秀逸なイラストに感心してしまった

ちなみに2022年の記事でも触れているが、芦原温泉駅で降りても駅前には温泉街はない。当駅からだと約4キロ。えちぜん鉄道の「あわら湯のまち」駅が温泉街の最寄り。かつては両駅を結ぶ国鉄三国線が存在したが廃線となった。芦原温泉駅はそれまで町名の金津駅を名乗っていた。話は少しややこしいが、温泉への鉄路がなくなったことで温泉の玄関口だと分かりやすいように現駅名へい改称された

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~延伸区間で唯一の完全新駅

越前たけふ駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

新幹線単独駅として建設

今回訪問する駅で全く新しい駅はひとつしかない。他の駅はいずれもこれまでの在来線の駅に併設する形で設けられた。しかもいずれもが北陸本線時代の特急停車駅のため、公式には新規開業ではあるが、イメージとしての新規開業ではない。そのひとつの駅へと向かう

サンダーバードで湖西線を敦賀に向かう際、敦賀の手前あたりから積雪が凄く、新幹線に乗り換えると福井が近づくにつれて雪は減っていったが、今度は小松から逆戻りする形なので車窓はどんどん雪が増えていく

そして越前たけふに到着である

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武生駅から車で10分

新駅の新幹線単独駅だけに用地はふんだんにあったようで、2面2線の対向ホームに中線の通過線2本を備えた構造。東海道、山陽新幹線ではよく見かける姿だが、北陸新幹線ではホームのない通過線を備える駅は高崎~敦賀では上越新幹線との分岐となる高崎以外では今回開業した越前たけふ、加賀温泉の2駅しかない。雪対策で通過線の上も屋根で覆われている

コンコースも広くとられている

駅舎は越前和紙の製作時に流れる姿をイメージしたもの

そして武生の中心地であるハピライン福井(旧北陸線線)の武生駅からは車で10分ほどの距離にある

新駅設置が決まった時、武生駅から歩いてすぐのところには福井鉄道の越前武生駅があった。平仮名が入る以外、全く同じ読みとなってしまうが、福井鉄道側が譲る形で2023年(令和5)に駅名を「たけふ新」駅とすることで混乱を避ける形となっている。ちなみにこの駅は以前の駅名は「武生新」駅。大正期からの駅名だったが、2010年(平成22)に越前武生と改名されたばかり。元の読みに戻った形だが、わずか13年の駅名だったことになる

微妙な駅間が生み出したもの

訪問時はすっかり雪景色だったが、駅前は現状では農地が広がる。ただ飲食には困らない

道の駅が併設されているため、こちらで食事ができる

バス500円駐車場無料

新幹線単独駅である当駅の大きな特徴は

駅前の広大な駐車場。600台分もの駐車場が無料となっていて、新幹線のパーク&ライドとなっているが、常時の盛況ぶりとなっていて開業から早々に止める場所がないと問題化している。北陸道の武生ICが至近で、車でのアクセスが良好なこともあるが、周囲には特に何もないことから容量は十分と予想していたところ、当駅には高速バスの停留所があり、新幹線ではなく長距離バスの利用者もこの駐車場を使用するようになった。また無料ということで長期間の出張や旅でも駐車場の需要が生じたという

その一方で低迷したのは武生駅とのアクセスで

これは訪問時の看板だが、おそらくすでにない。3月15日に運行を終えたからである。新幹線駅の開業からわずか1年で、最寄りの中心地へのバス路線がなくなるという話はあまり聞いたことはない。理由としてはわずか10~15分のバスの運賃が500円だったこと、500円を払ってバスで新幹線駅に向かうのなら、福井駅までハピラインふくいまで行った方がむしろ便利だったことが挙げられる。福井までは電車で20分で運賃は380円。しかも福井にはすべての列車が停車する。また逆方向はひとつ隣が敦賀で、電車の所要時間は30分で運賃も780円だが、大阪方面へと向かうには乗り換えが必要となるため、わざわざ1区間だけの乗車りために500円を支払う人は少なかったのだと予想されている

逆の見方をすると駐車場が無料ということで福井駅の方が近い場所に住んでいても当駅を利用する人も確実にいるとみられていて、地方の車社会が新幹線駅の開業によってあらためて浮き彫りになった形にもなっている

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~2年半前とは全く異なる気候に参った

小松駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

前回は在来線の駅として

小松駅に到着。訪問は2022年の8月以来となるから2年半ぶり

その時は北陸新幹線の延伸により三セク化される前に、当時はまだ北陸本線だった各駅を訪ねた。そして小松で宿泊。ただ前回と今回とでは、あまりにも気候が異なっていた

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傘もあっという間に

元々、今回の旅は2週間前に行う予定だった。猛烈な寒波の予報を受け、出発の数日前に1週間の延期を決めた。1週間後は比較的温暖な予報で安堵していたら、家庭の事情で急きょ取りやめ。再延期となった。天気予報は決して良くはなかったが、2週間前よりはマシそうだし、何よりこれ以上の延期は自分の日程と照らし合わせても無理そうだ。WESTERポイント全線フリーきっぷは使用前だと払い戻しができるが、2000ポイント以上のキャンセル料が必要となる。2000ポイントを貯めるのに一体いくらのお金を使わなければならないのかと考えると、それも避けたい。ということで決行である。救いは早々に発券しなかったこと。発券前であれば、きっぷの期限内なら何度でも変更できる

ということで小松駅前。小松といえば小松製作所。新幹線側となる東口には、こまつの杜という施設となっていて、自由に入れる。展示されている重機は名所のひとつでもあり、私もそこで記念撮影をしようとしたが、ちょうどこの時間帯は猛烈な上に冷たい風雨で駅舎の外で傘をさそうとしたら、あっという間におちょこになってしまい、慌てて駅舎内に避難。傘はもう使えないので、駅舎の外までダッシュ。1枚パチリとやって戻ってくる、撮り逃げのような写真がこの1枚。もっと重機の近くまで行きたかったが、これ以上進むとずぶ濡れになりそうなので、ここが限界だった

こちら新幹線側となる東口の写真も同様の撮影。白山をイメージしているという。それだけにもっと全景が写る位置まで下がりたかったが、風邪にでもかかると大変なので、このあたりが限界だった。そういえば昨年の今ごろも同じような目に遭っていた

3月5日のことだった。北陸新幹線の延伸開業は前に、その時点で唯一の新幹線未訪問駅だった飯山駅を訪ねたのだが、その時は雨ではなく視界も不良となるような雪に見舞われた。北国なので、ありがちな話だが、3月という季節を考えるともう少し幸運な一面があっても良いのではないかと思ってしまう。もっともこの雪がきっかけで大糸線の全駅訪問につながるので、分からないものではあるのだけど

暖かい待合室で休憩

せっかく来たのだからと西口にも出向く。小松の町は主にこちら側つまり海側に広がっていて空港も海側。今回も最初の予定では西口のホテルに宿泊するつもりだった。小松製作所もあり、空港の玄関口ということもあってホテルは多い

こうも寒いと前回も訪れた小松うどんのお店に行ってみたが定休日。ということでしょうがない

待合室で出発を待つ。当然ながら快適そのもの。新幹線の駅ならではの設備に助けられた

新幹線の小松駅は通過線のない2面2線構造。通過線のない新幹線駅は整備班幹線では、よく見かける構造だ

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JR西9800ポイントで北陸新幹線の新駅訪問を行う~湖西線ストップの遅延を体験

敦賀駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

雪が見えると湖西線名物の停車

サンダーバード5号は定時の7時40分に大阪駅を発車。大阪を出た時はガラガラだったが、京都で大量の乗車があり、インバウンドパワーを知ることになった。京都の手前で高槻に停車するタイプの運行だが、京都からはノンストップ。サンダーバードは大阪を出ると新大阪、京都はすべての列車が停車。それ以外は高槻のほか、湖西線内の堅田と近江今津に停車するパターンが何本かあるが、基本的には全列車が停車する3駅から敦賀まで、敦賀から3駅まで旅客を運ぶ140キロに満たない短距離の特急となっている

乗車のサンダーバードは9時3分に敦賀に到着。8分の乗継ぎ時間で北陸新幹線へと連絡することになっていたが、近江舞子付近にさしかかり車窓にも雪が見えてきたと思うと、急に減速し、高架の線路上でピッタリと停まってしまった。湖西線名物ともいえる強風による運行停止である。北陸新幹線の大阪への延伸で真っ先にネックになったのが、この強風。雪も多い地域だが、オール高架で踏切なしという昭和40年代としては画期的な規格だった湖西線は冬場の風に悩ませ続けられることになる。北陸新幹線も早々にこのルートはあきらめることとなった

ようやく動き始めると敦賀に近づくにつれ車窓は一面の雪

敦賀へは約20分遅れての到着となった

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一部を捨て、一部は残す

敦賀到着前から、車内は接続について何度もアナウンスが流れた。サンダーバード5号は8分の待ち合わせで9時11分発の富山行き「つるぎ」に接続するほか、9時21分発の東京行き「かがやき」にも接続するのだが、つるぎについてはサンダーバードの到着を待って出発も遅らせるが、かがやきについては先に発車してしまうという。かがやきは敦賀から東京への最速達タイプで、つるぎは敦賀と金沢もしくは富山を結ぶ区間運行列車。このほかに長野までは各駅に停車(一部飯山を通過)し、長野以遠が速達タイプになる「はくたか」もあるが、今後の遅延もはくたかはサンダーバードの到着を待たずに出発するという。つまり東京まで行くタイプは湖西線の遅延は関係なく定時運行だが、金沢もしくは富山までしか運行されないタイプは敦賀で接続待ちをするということ。影響の大きい東京行きについては定時を守り、富山までで完結する列車については到着を待つという方法が、いつも採り入れられているものかどうかは分からないが、妙に感心してしまった

ただし、おそらくかがやきのきっぷを持っている人々だろう。変更手続きをしなければならないので長蛇の列ができていた。私はといえば、北陸新幹線の新駅訪問が目的で、ここからは自由席専門だし、少々の遅れも、列車はバンバン来るし、ちょっと待つことになっても、どの駅にも暖かい待合室があるので、たいして気にはならないので遅延の影響を受けた方々には申し訳ないが、いろいろなやりくりを興味深く眺めていた。こういう時、新幹線というのは、いろいろ楽である。これが2、3時間に1本のローカル線では全くシャレにならない。その意味では幸運だったのかもしれない

なおサンダーバードもしくはしらさぎの特急列車は新幹線の真下に設けられた専用ホームから出発する上、新幹線ホームのエスカレーターの数も多く自動改札機の数も多いため、実際は5分もかからず乗り換えが可能だが、北陸本線の在来線(つまりはほぼ新快速)に乗り換えようとすると、結構な徒歩となるので注意が必要である

とにかく私はつるぎへの連絡は無事に行えた。写真に9時11分発とあるが、すでに時計は9時半に近い。ちょっと自由席の場所が遠かったが、ここから新幹線新駅の訪問開始である

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加古川線100年、阪神淡路大震災から30年~その10 廃線の影響を聞く 鍛冶屋線跡も少し紹介

※訪問は2024年12月10日

喫茶店で休憩

西脇駅跡を散策して少し休憩することにする。といっても朝が早かったため、時間はまだ10時にもなっていない。いくら西脇の中心部とはいっても、まだ飲食店は開いていない時間だが、喫茶店はあった

モーニングをいただく。店内は地元の方々でにぎわっていた。いずれも私よりも年配ではないかと思われる皆さんと、お話をしながら西脇の現状などを教えてもらった

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鉄道駅がなくなったことで

古くからの駅には2つのパターンがあって、すでに土地がない、鉄道が嫌われたなどの理由によって町はずれに設置されるパターンと町の中心部に設置され、その後も駅を中心に町が発展してきたパターンに分類される。県庁所在地の駅などは、前者のパターンが多く駅を降りたら何もなくて、あ然としてしまうが、西脇については後者だったようだ。「本町」という地名が駅周辺に残るのもそういうことだろう

ただ駅がなくなって30年以上が経過し、町の中心部は空洞化が目立つようになったという。前記事で年に1回、仕事で必ず西脇を訪れていたことを記したが、いつも車だったと話すと「車なしの生活は無理」と教えられた。廃線時期は全国各地に、いわゆるロードサイド店が広がっていったころで、そういえば西脇周辺での食事も駐車場付きの道路沿いにある店ばかりだった

旧西脇駅周辺は新しい大型ビルやマンションが目立つ。おそらく昭和以前からのものであろう古くからの街並みを抜けると急に目の前にビルが現れるという印象だ。いずれも廃線後に建てられたものであることは容易に察しがつくが、その一角にホテルがあり、1階部分はバスターミナルとなっている

神戸、大阪までのバスも出ているが本数は決して多くはなく、特に神戸行きのバスは少ない。以前は満員のお客さんを乗せていたそうだが、神戸の中心部へ行く際はもっぱら車を利用。三宮の駐車場は料金が高く渋滞が多いので明石や西明石に車を停め、新快速で三宮に出るという。西脇から神戸の西側へは国道175号線があるが整備が進み、途中のバイパス部分も完成して有料自動車道を使用せずともアクセスは容易になっている

途中、神戸市営地下鉄の西神中央駅付近も通るので、地下鉄乗り換えでのアクセスもある。どうして、そんなに詳しいのかというと、道中の三木も含めた西脇へのアクセスをいろいろな方法で試したことがあるからだ

鍛冶屋線の廃線跡

さて文中で鍛冶屋線について何度か触れたが、鍛冶屋線は西脇から北へ伸びていた野村(現西脇市)から鍛冶屋を結ぶ13キロの路線である

もう少し先まで延伸する計画だったが、鍛冶屋駅までで建設は終わった。もともとが播州鉄道という私鉄の手によるもので、他の国鉄線とつなげる予定はなかった。旅客輸送の他にも地場産業の中心だった播州織の生糸を運搬する重要な役割を担っていた

13キロなので車だとすぐに到達してしまう。今から10年前の5月に廃線跡、廃駅跡を回った

10年も経過しているので改めてまた訪問しなければならないと思っているが、当時の写真を少しだけ紹介する

車両が保存され鉄道記念館もある市原駅跡

中村町跡は公園となっていた

そして鍛冶屋駅跡

こちらも車両が保存され公園化している

さて楽しかった喫茶店トークも終わり、そろそろ西脇市駅へと向かうことにしよう。徒歩だと20分ぐらいだとのこと。「一番分かりやすいのはロイヤルホテルの南側の突き当たりを真っ直ぐ進むこと」と教えられた

そこに行くと

「やすらぎの道」とあるが、なんて分かりやすいんだ。これはどう見ても廃線跡である

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加古川線100年、阪神淡路大震災から30年~その9 歴史に翻弄された都市の中心駅は今

旧西脇駅の跡

※訪問は2024年12月10日

新西脇駅から旧西脇駅跡を目指す

新西脇駅からすぐの場所に加古川を渡る橋がある。ここを渡れば西脇市の中心街へと入る。前記事でも触れたように新西脇駅は中心部まですぐの場所に位置しながら利用は極めて少ない。不思議なことだが新西脇駅が設置された際、目の前に橋はなく、かなりの大回りを強いられていたらしい

ここから徒歩で旧西脇駅跡へと向かう

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徒歩約20分の道程

加古川の景色を見ながら橋を渡るとコンビニがあり、古くからの街並みが広がる

途中から急に一方通行になったりY字路が出てきたりと、古くからの町がアップデートされながら道路ができていったことが分かる

旧西脇駅跡までは徒歩約20分。実際は町の中の狭い道路を進んだが、とにかく県道54号まで北上すれば、そこはかつて西脇駅からのメインストリートだった道路で、真っ直ぐ進めば旧西脇駅跡である

西脇駅跡に到着

いかにも中心部の周辺

周辺には複数の銀行や商工会議所などが並び、ここが駅跡と知らなければ、一体何だと思ってしまう。街路樹のふもとの歩道がいかにも廃線跡

こう見ると、なお分かりやすい

会社員時代の数年間、50歳を超えてから年に一度必ず西脇に来ていた。だからここ10年ぐらいの話で比較的最近のことだが、訪問先が車でしか行けないところだったため、ここに来るのは初めて

西脇駅の歴史が記されている

運命の分岐点

加古川線の基礎となった播州鉄道は、まず加古川から当駅までの敷設を行った。加古川線は加古川の水運の代替交通として計画されたため、沿線の小野や社といった町は中心部から離れたところに駅が設置され、後に苦戦の原因となるが、ここ西脇に限っては町の中心部に駅が設けられた。1913年(大正2)のこと。1921年には北へ向けて延伸が始まり、約12キロ先の鍛冶屋まで到達したのが1923年のこと。この年のうちに経営は播丹鉄道へと変わり、翌1924年に野村(現西脇市)~谷川が開業。西脇を含む野村~鍛冶屋は支線となり、1943年(昭和18)の戦時買収で国鉄の加古川線と鍛冶屋線に分かれるが、後から思えば、これが運命の分岐点だった

ただ加古川線と鍛冶屋線という2つの路線に分かれながらも、流動は鍛冶屋線の西脇までが圧倒的に多く、加古川から西脇までの直通運転が行われていた。JR移管から1年が経過した1988年3月の時刻表(復刻版)を見ると、加古川~西脇は1日に21往復もの運行があり、半数近くが西脇止まり。また西脇から野村を経て谷川に至るという変則運転もあったため、野村~西脇に限れば25往復もの運行があった。そもそも時刻表は加古川~鍛冶屋と野村~谷川が別となっていて事実上、加古川~鍛冶屋が本線扱いだったことが分かる

車止めを模したモニュメントが置かれていて写真入りの解説文もある

歴史も含めとても詳しい。昭和30年代の国鉄全盛期には西脇駅を1日1万5000人もの人が利用していたという

鍛冶屋線は国鉄末期に特定地方交通線に指定され、廃線へと進み始めるが、野村~西脇については利用者数は廃線の基準となるものではなかったため、この区間のみを存続させるという意見も多く出たが、結果的にはすべてが廃線。利用が多いとは言えなかった野村~谷川は残り、廃線対象は盲腸線というパターンがここでも踏襲された。廃線は1990年。野村駅は西脇市駅へと改められた。阪神淡路大震災の5年前のことだった

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加古川線100年、阪神淡路大震災から30年~その8 西脇市中心部近くにひっそりたたずむ古駅舎

新西脇駅の駅名標

※訪問は2024年12月10日

路線内では貴重な存在

新西脇駅に到着。当駅は路線内において戦前からの駅舎が残る貴重な存在となっている

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財産票には「大正」の文字

ホームは単式構造で過去においても交換施設があった雰囲気はない。そして入口の屋根の部分がさびかかった駅舎が印象的だ

こちらが駅舎。決して大きなものではないが、たたずまいが古風である。外壁は近年になって張り替えられたようだが

財産票もしっかり残されていて「大正」の文字が見える。隣には改修が平成になって施された印もある。「大正14年10月」の後に日付が空欄となっているが、これは最初からのもののようだ。開業日は1925年(大正14)の10月1日となっている

西脇市~谷川の各駅は日本へそ公園を除いて、同区間が開業した1924年12月のものばかりで、どの駅も昨年12月に100周年を迎えたわけだが、新西脇については1年近く後になっての設置となった。駅名については周辺の地名とは関係なく、周辺に新たな市街地が広がっているわけではないにもかかわらず、当初から新西脇。開業当時、現在の西脇市駅は野村という名前で当時存在した西脇駅は市の中心部にあってJR移管後に廃駅となった。西脇から新西脇へ鉄道で行くには野村経由でしか行けなかった。現在の「新○○駅」とは、やや感覚が異なる

加古川線では電化後、多くの駅で大幅な改築が行われていて古くからの駅舎は姿を消した。さらに言うと、加古川~西脇市の各駅は立派な新駅舎になったものが多いのに対し、西脇市~谷川についてはこれまでの記事でも触れた通り、バス停のような簡易駅舎となっている。その意味でも貴重な駅舎なのだが、駅のにぎわいという点はまた別だ

市役所も近いが、1駅の格差

新西脇駅を降りてすぐの加古川を渡ると、そこは西脇市の中心部となっている

西脇市役所も当駅が最寄りだが、2023年の1日の利用者数はわずか16人。お隣の西脇市が1408人ということを考えると差がありすぎる。市役所については移転、新築の新庁舎が2021年にできたばかりなので最寄りとなったのは最近のことだが、新庁舎の前後で利用者数はほとんど変わっていない。新西脇駅周辺もそれなりの住宅街で、川を渡ると西脇の中心部であるにもかかわらず寂しい数字なのは、列車本数が少なく住民に鉄道を利用するという習慣がないからだと思わざるを得ない

私は9時26分の西脇市行きで到着したが、その後3時間も列車がない。西脇市から神戸、大阪方面へと向かうには西脇市駅から加古川行きに乗車し(所要約50分)、加古川から新快速というのがポピュラーな手段で、西脇市からは昼間も1時間に1本の電車があるのとは差がありすぎる。しかもほとんどの電車で西脇市での乗り換えが必要となる。まさに「1駅の格差」である

駅名板も歴史を感じるもの

国鉄末期に無人化され、以来そのままの駅舎内。窓口のカーテンは40年近く閉ざされたまま。駅舎の未来もやや不安に感じるが、大正以来の歴史に別れを告げて西脇の中心部へ徒歩で向かうことにする

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