由利高原鉄道に初乗車2~農地にポツンとたたずむ駅

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2023年3月4日8時

全12駅の旅

羽後本荘駅の0キロポストに見送られて出発です

由利高原鉄道は全長23キロ、羽後本荘も含め12駅の路線で非電化単線。全線乗車しても40分ぐらいの行程です

ほとんど廃線が決まりかけていた矢島線を地元の皆さんの努力で三セクとして生き残らせてから、もう40年近くが経とうとしています

大きなテーブルがあって観光仕様にもなっている。後で気付かされるのですが車両によっては、いろいろな装飾や工夫が行われています

本当に何もない絶景駅

約20分で曲沢駅に到着。三セク転換後に新設された駅で、わざわざ新設するからには学校があったり、会社や公園などの公共施設があって、その利便性を図るためのものが多いのですが、この駅の特徴は「周囲に何もない」ことです

ホームへは道路から通路を歩いて入ります。写真で分かる通り、周囲は本当に何もありません

グーグル地図でも何も記入されていません。地図をいくらズームしても、やはり何もない

1面だけのホームにはポツンと待合室があるだけ

待合室に掲げられた駅名板も年季と風雪を感じさせるものとなっています

駅の設置理由は「絶景」です。360度パノラマ(由利高原鉄道のホームページでよく分かります)で鳥海山の美しい姿がよく見える

「何もない駅」としてテレビで紹介されたところ、話題になりました。1日の利用者は1人とか2人とか。フリーきっぷの利用者はカウントされないはずなので、駅に降り立つ旅客は私のような鉄オタか、撮影をする人がほとんどだと推測されます

ただ、これまた日頃の行いなのか、当日はスッポリ雲に覆われて見えない状態。なかなか行けない場所なので本当に残念でした

それでも最近ならいざ知らず、平成元年にこのような駅を意図的に開設したのは、なかなかのアイデアだと思います

出発の時間となりました。また違うデザインの車両がやって来ました。次の駅に向かいましょう

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コメント

  1. そにかる より:

    高木さん

    こんばんは。
    鳥海山ろく線は同じ東北でも、太平洋側から鉄路で訪れるのが難儀する路線です(^^;;
    曲沢駅ですが、お隣の黒沢駅から徒歩で訪れたことがあります。
    その際、黒沢駅近くを国道108号線とクロスする黒沢踏切があるのですが、一時停止不要の信号機付き踏切だったのはびっくりでした。
    後に、仕事の都合で踏切を通行することがあり、違和感の塊だった記憶があります。
    長文失礼しました。

    1. oritetsutakagi より:

      コメントありがとうございます^^
      必ず羽後本荘まで行かなければならないので、計画的に行動しないと乗車は難しいですね
      今回、私は早々に由利本荘に宿泊すると決めていたので乗ることができました
      ちょっと失礼な言い方になるかもしれませんが、そこで頑張っている鉄路だけに応援したい路線です

      一時停止不要の信号機付きですか。信号機付きの踏切は各地で見かけ、私の近くにも阪神電車ず高架される、ついこの間まで存在していました
      今も長年のクセですでに高架されているのに青信号でも一時停止してしまいそうになります

      本数が少ないから、そのようなシステムなんでしょうか。なかなか到達難易度は高いのですが、今度訪れる機会があれば、ぜひ見にいきたいです

      もっとも事情を知らず、曲沢駅に行くと駅そののが違和感の塊なんですけど^^

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