2022年12月8日10時
開業時に付けた地名が今も残る
熊取から1駅。東佐野に到着です
2面2線構造
三角屋根の形はおそらく阪和電気鉄道時代からのもの
屋根は瓦になっているようですが、これは近年生まれ変わったもののようです
最初の駅名は「泉ヶ丘」。戦時中に国鉄になった際、現駅名となりましたが、これは阪和電鉄が宅地造成するために付けられた駅名で、和歌山までの全線開通後から10年近くが経過した1939年に開業しました。まるで現在の新興住宅街のような地名ですが、戦時体制に入りつつあったこの時期にも宅地開発での集客をしようとしていたことが分かります
駅の現在の住所は泉ヶ丘1丁目。駅舎側の住所は、ずっと泉ヶ丘が広がっていて宅地開発が身を結んだ形になっています
ちょっとおしゃれな構造
業務委託駅で営業時間は決まっているものの、窓口はあります。改札は簡易式のIC方式
和歌山方面の下りホームには小さい階段でそのまま入ります。大阪市内方面へは跨線橋で向かうのですが
改札からホームへの階段は、扇状でちょっとおしゃれな構造となっています
私鉄駅の色彩が色濃く残る
続いてお隣の和泉橋本駅へ。阪和線は元私鉄らしく駅間が短いのが特徴ですが、先述した通り、後から東佐野駅(泉ヶ丘駅)ができたため、特に駅間が近くなっています
線路沿いの道路はないようで、徒歩や車だと回り込む必要があるようですが、レールだけだと駅間はわずか1・5キロ。出発したと思ったらすぐ到着してしまう感覚。歩いても30分かからないとグーグル先生は教えてくれますが、もちろん歩きません。電車は15分に1本来るのですから
あっという間の到着
駅舎は、いかにも私鉄らしいもので駅からすぐの踏切と駅前の狭い道路と商店街も、私鉄を感じさせてくれます
改札は開閉式のものが設置されています。東佐野より圧倒的に利用客は多いのですが
みどりの窓口の営業を終えた2015年から設置されていた、みどりの券売機も昨年8いっぱいで撤去されています。張り紙にその旨が書かれています。1日に5000人ほどが利用する駅でみどりの券売機まで営業を終えるのですね。これはちょっと驚きでした。ただ定期券を買える券売機は残されています
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