師走の外房線各駅訪問~童謡で歌われたラクダが駅名板に光るリゾート駅

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※訪問は2024年12月14日

料理店で驚いたこと

御宿駅に到着。リゾート地として有名だが、なじみのない地域の方にとっては難読かもしれない。写真の通り「おんじゅく」と読む

話は当駅訪問から数ヶ月が経った年明け以降のことになる

かねてよりなじみの料理店。40歳ぐらいの店主さんは千葉県出身。といっても柏の方になるので当地からはかなり離れている。外房線をくまなく回ったという話をしたら、東京での修行時代は勤務店での仕事が終わったら仲間と深夜のドライブで当地付近まで来て朝方まで過ごした後、再び都内へと戻り、ほとんど寝ずに厨房にいたという思い出話となった。当然「おんじゅく」という読みも知っている

そこで「あそこは『月の沙漠』の歌ができたところ」と言うと「何ですか?それ?」

「えっ!」となって「〽つきのさばくをは~る~ばると~」と誰もが知るであろう童謡の冒頭を歌ってみると「いやぁ、知りません」。店主さんより若い奥さんも首をひねるばかりである。私もこの歌をどこで覚えたのか既に定かではないが、近ごろは教えたり流れたりすることはないのか、とちょっとショックを受けた

すべての特急が停車するリゾート駅

という横道の話題から本筋に戻ると

御宿の駅舎である。1913年(大正2)に大原~勝浦が延伸された際に開業した。現在の駅舎は開業時からの駅舎を基に2009年に大幅リニューアルされたもの

所在地は夷隅郡御宿町。古来からの海水浴のほかサーフィンなどのリゾート地として観光地として知られ、特急「わかしお」も全列車が停車する

残念ながらみどりの窓口は2年前に営業を終えているが

さすがリゾート地の駅とあって駅舎内の待合室はエアコン完備で快適だ。夏場はもちろん、冬場もありがたい

「砂漠」ではなく「沙漠」

話を童謡に戻そう

駅名板にはラクダと月が描かれている。初めて見ると何のことだか分からない。これは童謡「月の沙漠」のモチーフが御宿海岸にあるため

作詞した画家、詩人の加藤まさをが若い頃に結核の療養のため当地を訪れていて御宿海岸が歌詞のモチーフになったからだ

海岸までは徒歩でも十分な距離。ちなみに一般的には「砂漠」と書くが、歌の題名は「沙漠」である

平日ではあったが、当駅付近ではお昼に困らない

海産物は昨日もたっぷりいただいたので、ここはソースたっぷりのハンバーグ定食と生を一杯。天候に恵まれた穏やかな昼下がりだった

御宿の地名は鉢の木伝承で有名な執権北条時頼が当地を訪れた際、海岸の美しい光景に見とれて当地で宿をとった際に「御宿(みやど)した」と一句読んだことが由来とされる

御宿は古くから海女さんでも知られ

ホームでは海女さんが列車を見守る

「月の沙漠」については少なくとも一番はそらで歌えるので、かなりの回数を聞いて自分の中にすり込まれているようだ

ただここまで偉そうに書いてきたが、つい最近まで、この歌は海外の歌を和訳したものだと完全に思い込んでいたのも事実。だから駅名板のラクダを見た時はちょっと心が躍った

ホームは島式の1面2線。リゾート系の施設も見える。鉄オタ的訪問だけでなく周辺観光も十分に楽しめる駅である

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