思わぬ空席
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9月4日の朝、心躍らせ札幌駅へ
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特急「ニセコ」の入線です。鮮やかなピンク色。乗車ホームは、こちらに乗るお客さん、撮影だけの方であふれていましたが、珍しい列車だからか、向かいのホームでたまたま出くわした方の撮影も多かった
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前日の朝、宿泊した滝川のみどりの窓口でダメ元で尋ねたところ、窓際の空席がひとつだけある、とのことですぐ発券してもらいました。値段がついていないのは「北海道フリーパス」を使用したため
貴重な特急ニセコ
「ニセコ」は札幌と函館を結ぶ臨時特急。函館本線を行きます。この記事を読まれている方には多くの説明は不要でしょうが、北海道の大動脈のひとつである札幌~函館は千歳線から室蘭本線経由で長万部から函館本線に「合流」する、海回りの特急「北斗」が1時間に1本の割合で運行されています。そのため本来のメインルートだった函館本線は小樽~長万部間のいわゆる「山線」については、優等列車が運行されないローカル線となっています。蘭越~長万部に至っては1日4・5往復の運行しかありません
その区間を走るニセコは貴重な特急列車。私も過去、山線は2度乗車していますが、優等列車で走行したことはありません
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運行は9月のこれだけ。いずれも週末をまたいだ形での運行
停車駅は手稲、小樽、余市、倶知安、ニセコ、昆布、黒松内、長万部、森、新函館北斗、五稜郭。山線内に多めに停車するのがポイントです。札幌発函館行きは7時56分発→13時23分着。函館発札幌行きは13時55分発→19時28分着の1日1往復。函館行きは余市、ニセコ、長万部で、札幌行きは長万部、ニセコ、倶知安でそれぞれ10分ほど停車するので一度座席を離れることも可能で、各駅ではおもてなしがあります
座席は一番端に
5両編成で全席指定席(今年から自由席はなくなりました)。最も札幌側となる1号車は「はまなすラウンジ」のフリースペースで車窓を眺めやすくなっています
この日は昆布で宿をとっていましたが、山線完乗や長万部で温泉、カニめしを味わいたいこともあって長万部までの乗車となりました。そして座席は前掲の写真で分かる通り、5号車の14番D。つまり函館方面に向かって最前列。最前列というとロマンを感じるかもしれませんが
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運転台はデッキの向こうにあるため、単なる車両の最前列。これはどういうことかというと、ラウンジカーから最も離れているということ。車窓的には山側となります。もしかすると、最も人気がない座席となるかもしれませんが、私としては座れただけで満足なので何も不満はありません
各駅でのおもてなし
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手稲を過ぎたころ、車内を歩いてラウンジカーまで行ってみました。早い時間でしたが、すでにいっぱいだったため、写真は掲載できません。ラウンジカーでは乗車記念の顔出しパネルがあります
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小樽で4分間の停車。駅員さんの歓迎と見送りがあります
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余市ではアップルパイなどの特産品売り場が大人気
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余市はソーラン節発祥の地ということで
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ご当地キャラの「ソーラン武士」にカメラを向けるとポーズをとってくれました
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余市といえば、こちらも忘れてはなりません
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外国の方でにぎわうニセコ駅
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羊蹄山は雲がかかっていました
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ニセコから車内では特産物の販売があり「のむヨーグルト」を購入
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長万部に到着。あっという間の3時間半。こちらでは、ご当地キャラの「まんべくん」がお出迎えてしてくれました。名残惜しいですが、私はこの後、昆布まで引き返します
曜日によって変化するおもてなし
このニセコ号。昨年までは観光用車両の「ノースレインボー」で運行されていましたが
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今年からはキハ261の「はまなす編成」が充当されています。ラウンジカーがあることから基本的には観光用ですが、定期運行列車の代走の役割も果たせるように製造されました。電源コンセントに加え、車内wifiも完備
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繰り返しますが全席指定席なので要注意。物販品やおもてなしについては日によって異なります。詳しくはJR北海道のホームページで
週末は余市やニセコで下車するお客さんも多かったようですが、私が乗車した月曜日は一人旅=おそらく同業者(鉄道ファン)が多く、ほとんどの方が函館方面を目指したようでした
毎年9月の山線を彩るニセコ号。乗車できて幸運でした
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