新幹線

島原鉄道で「あの駅」に行った 長崎~諫早

6月18日8時

長崎駅の今しか見られない光景からスタート

この記事は実質的に

超難読駅で感慨に浸る(大村線・南風崎)

の続きとなります

前日、大村線から長崎本線を経て長崎に到着した私は長崎電気軌道つまり長崎市内の路面電車を完乗。旅の3日目で最終日。「旅名人の九州満喫きっぷ」(もちろん長崎市の路面電車も乗り放題です)を手に長崎駅へ。長崎新幹線開業を3カ月後に控え、前夜感が漂います

長崎駅に来たのは14年ぶり。当時走っていた寝台特急「あかつき」が3月いっぱいで廃止になるというので2月に乗って訪れました。今では信じられないことですが、廃止まで2カ月を切っているにもかかわらず、乗車の1週間ほど前にみどりの窓口に行くと「どの部屋にしますか?」なんて窓口の職員さんとの会話があって早い話が選びたい放題。ある意味、当時の寝台特急の状況を物語っていますが、当時は地上櫛形ホームで終着駅の風情が漂っていました

今は高架駅

特急列車しかも電車特急が並んでいて、これはまさに今しか見られない光景です。並行在来線となって優等列車がなくなるのは全国で見られる光景ですが、架線も外して電化→非電化になるというのは驚きでした。経費がかかるので電化部分は貨物に任せ旅客運搬は気動車で、というのは各地で見られますが、せっかく張った架線を外すという例はなかなかありません

諫早へと向かう

ただ私のきっぷでは特急には乗れないので

奥の切り欠きホームから普通列車に乗り

30分ほどで諫早に到着です(写真は前日17日のもの)

こちらも前夜感いっぱいです(写真は17日のもの)

島原鉄道へ乗車

ただ私はJRの改札口から駅ビルを降りる形で別の改札となっている島原鉄道へと向かいます

ホームはJRと並んでいて直通運転をしていたなごりからか番号も順番に振り当てられています。島原鉄道は0番線の切り欠きホーム

明治以来という歴史を持つ島原鉄道の歴史パネルも展示されています

約1時間揺られ

到着です

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JR東海の発表~消えゆく光景

※写真は本文と関係ありません

東海道新幹線にグランクラス?

先日、JR東海がいくつかの発表を行いました。東海道新幹線では上位座席(グランクラス)導入の検討が注目集めました。ただ東北新幹線などと比べ、運行本数が格段に違います。多い時は1時間に12本もののぞみが走る車両すべてにグランクラスを設置するのは、なかなか大変なことです。設置の経費だけでなくビジネス利用が圧倒的に多いお客さんがどれだけ利用してくれるのか、という問題もあるでしょう。アテンダントなど雇っていたら、それだけで大変な数になってしまいます

また山陽新幹線と一体となっている現状、JR西日本はどうするのか?という問題もある。座っている時間が長距離であれば長距離であるほど需要は高まるのでしょうから。その場合、現在は一体化されている料金体系は?

グランクラス搭載の編成とそうでない編成を別々に造るとなると、これはのぞみ、ひかり、こだまともすべて座席数が同じという東海道新幹線の内規のようになっているルールを根底から覆すことになります(500系新幹線が東海道新幹線から早めに撤退せざるを得なかったのは、これが原因とも言われています)

と、グランクラスについて語り出すと延々とかかってしまうので私が在来線で注目したのは

・全駅でICカード目指す目指す

・長い編成でもワンマン運転を目指す

この2点です。この2つは表裏一体となっているところがありますが、私が先日体験したことも含め語っていきたいと思います

大変な車掌さん、「神」業務

現在、JR東海の在来線では2両編成までがワンマン運転、3両編成以上が車掌さん乗車となっているようです。私が乗車したのは名古屋~亀山までの関西本線と亀山以南の紀勢本線そして参宮線。後者の非電化区間はワンマンと車掌さん乗車が混在していて、ほとんどがワンマン運転ですが学校の登下校時において長い編成になるようです

私が注目したのは長い編成は2両×2の4両編成。早朝から出かけたこともあり、こちらに何回か出会いました。見ているととにかく車掌さんの仕事は多い。車掌さんというと一番後部の車両にいるイメージが強いですが、そうではなく元々の2両編成の前の部分、つまり中間部分でもアナウンス業務を行う。すべてのドアを開けるのと列車内での検札、きっぷの販売も行うからです

この部分の紀勢本線は非電化単線区間で、おまけに特急や快速も走っています。列車交換(すれ違い)や優等列車の追い抜きで、数分間の停車があるため、その時間を利用して新しく乗車したお客さんにきっぷの販売を行います。もちろん追い抜きや列車交換に伴う業務もしながらです

お客さんも、ちょうどの現金を持っているわけではなく、おつりが必要な方も多い。びっくりしたのは、私の向かいにいたご婦人が申し訳なさそうに「これしかないんですけど」と1万円札を出した時。私より先に降りたので、運賃も安かったと思います。私はローカル路線バスやIC乗車できないローカル線に乗る時は千円札を多めに用意するようにしています。ご婦人も百も承知だったのでしょうが「はい、大丈夫です」とおつりが用意されていた時は、ロングシートの向かいで驚きました。朝の早い時間だったからかもしれませんが

また土曜日の乗車だったので観光客も多く「○○に行くはどちらの駅から」という質問も飛んでいました。「時間がありません」というわけにいかないでしょうから、一つ一つ対応するのはかなりの負担となります。そうこうしているうちに、すぐ出発の時間が来るので、駅によって決まっているのか臨機応変か分かりませんが、中間車からのアナウンスとなります

私的にはJR東海のローカル線はこまめに検札、回収を行う印象でしたが、あらためてずっと見ていて結構な重労働だなぁ、と感じました。そもそもそれほど混んではいないとはいえ、優等列車でもない4両のロングシート車で新しいお客さんを見つけるのって、私に言われると、かなりの「神」です

でも考えてみれば、一昔前の車掌さんって、みんなこんな感じだったなぁ、などと思いつつ「おつかれさまです」と心の中で言っていました

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乗継割引、今のうちに有効に利用を

影響大の岡山乗り換え

来年3月いっぱいで新幹線+在来線特急の乗継割引の一部が一部の駅でなくなることが発表されました

乗継割引とは新幹線と在来線特急を乗り継いだ際に特急料金が半額になるという制度

 

元々は東海道新幹線が開業した際、これまで通し料金で利用できていた特急・急行料金を新幹線と別々に徴収する(特急はひとつの列車について1料金が原則です)のは実質的な値上げになる、とのことで開始されました。元々、東京駅をまたいで運行されていた列車はなかったわけですから、東京駅での乗り換えには適応されませんでしたが、西側は大阪をまたいでさらに西へ向かう優等列車が数多く運行されていたので影響は大きく、この制度は東北新幹線など全国に広がりました

発表によると全廃ではなく、下関~岡山間の適用がなくなるとのこと。九州の小倉、博多については九州新幹線が一部開業した際にこの制度はなくなっています(JR九州は博多~新八代の在来線特急と新八代~鹿児島中央の新幹線を一本の料金にしたため矛盾が生じるとの理由。別の角度から見るとJR九州に入るはずの特急収入が大幅に減るからとも言われる)。それが岡山まで延長されたということ。定期運行の列車では新山口からの「スーパーおき」そして岡山からの伯備線「やくも」と瀬戸大橋を渡っての四国各方面への特急が対象となるため、乗り換えの多さから見ると岡山乗り換えは影響がかなり大きい

私もかなりお世話になっています

こちらは今春、岡山乗り換えで伯備線でやくもに乗車した時のもの。乗継割引を使用するときっぷにその旨が明示されます。本来2000円近くするものが930円。破壊力抜群なのは新幹線の乗車が短い場合で

新幹線はおなじみの1区間自由席料金ながら大阪~金沢で2時間半以上も乗車するサンダーバードが当然半額です。ただし乗継割引にはルがあって、きっぷを買う時に必ずセットで求めなければなりません

そしてこの制度、意外と知られていないのは新幹線に先に乗る時は当日中の乗り換えが必要だが在来線特急に先に乗る時は新幹線乗車は翌日でもOKというルール

これは東海道新幹線から九州方面へと向かう際に新大阪で寝台列車に乗り換えることを想定したもので、寝台列車に乗るのはもちろん新幹線乗車日ですが、九州から寝台列車に乗り新大阪で新幹線に乗り換える場合は必然的に前日の出発になるために設けられたルールです

今は定期寝台列車はサンライズしかありませんが(鉄道ファンにはおなじみのサンライズと新幹線の組み合わせによる乗継割引も岡山や坂出、高松では使えなくなります)、半世紀以上も前のルールが実態と乖離した今も生きています

この制度を利用すれば旅の幅がグッと広がりますよ。乗り換え駅で宿泊する旅行が可能になります

考えてみれば東京をまたぐ優等列車がなかったため制度が対象外となったと記しましたが、静岡から名古屋経由で長野に向かう列車があったのかと言われれば疑問(名古屋駅の乗継割引は継続します)だし、四国方面への特急も宇野~高松のフェリーが廃止されたための代替という位置づけでしたが、現行制度では岡山から快速で1時間もかかる高松での乗り換えにも適用されるという奇妙な形になっています(これは高松~徳島間の「うずしお」が今も1日1本、岡山まで乗り入れているからだと思われます)

とにかく四国方面、岡山を経由しての山陰本線へのお出かけを考えていらっしゃる方は、今のうちに是非利用してほしい制度です

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山陽新幹線さくらの「お隣さん」こんなこともありました

※写真と本文は関係ありません

先日の山形新幹線グリーン車のお話

グリーン車に乗っているので、グリーン車よもやま話を

 

で、結構反響があったというか、皆さんいろいろな経験をされているんだなぁ、と思いましたので、もうひとつのお話をさせていただきます

こちらは、どちらかというとお客さんの話です

会社員時代のころ、博多に出張へ行き、帰阪で「さくら」に乗り込みました

指定席です。さくらを選んだのは指定席の座席が良いとかいう理由以上に「新大阪止まり」だからです。前夜かなり飲んでいて明けた午前の新幹線。うっかり、のぞみなんかに乗り、深い眠りについてしまうと大変です。その点、さくらは寝過ごす心配がゼロ。これが最大のポイントでした

さくらというのは短い編成なので座席数も少ないため、私が座れたのは通路側。一時かなり混んでいましたが、どんどん降りていって新神戸を出た時は車内は半分もいません。ガラガラです。私の隣の窓際の方も新神戸で降りて、あと一駅。10分ちょっとで付いてしまうのですが、網棚から荷物を下ろして空いた席に置きました。もう降車態勢です

すると、しばらくして

「すいません。そこは私の席なんですけど」

との声。スーツを着たビジネスマンの方がきっぷを手にしています

はぁ????

とは思いましたが、正しいのは向こうなんで黙って荷物を下へ

 

というか

私は人間ができていないので、2席分ガッツリ空いている別の席へと移動しました

いろいろ不思議です。まずなにゆえ新神戸~新大阪間の指定席券をお持ちだったのか。新幹線の1駅利用というのは、地域によってはそれなりに需要があります。有名なのは博多~小倉。ここは新幹線と在来線の所要時間が違いすぎます。短い区間運転もあるほどで利用者が多いことが分かります。新横浜~東京(品川)も新横浜駅から在来線で行くと乗り換えが面倒なので利用者が多い

でも、その場合はほとんどの方が自由席を利用します。こういう需要に応えるため新幹線では1駅分の自由席というのは格安料金が設定されています。ただ指定席に乗ると通常料金になるため、お得感や緊急感はなくなります

その意味では不思議です。ご存知の方はお分かりかと思いますが、新神戸駅というのは三宮から地下鉄で1駅。住宅街の中にあって新横浜のように再開発があるわけでもなく、この1駅だけを新幹線利用するケースは少ない。そもそも新快速という凶暴なスピードの電車に追加料金なしで乗れるので、あまり新幹線1駅利用はないでしょう。しかも指定席となれば、なおさらその可能性は少ない

考えられるのは新大阪で、さらに東へ向かう新幹線に乗り継ぐこと。この場合は2つ以上の新幹線に乗っても指定席は通しの料金。でも東京や名古屋なら、新神戸駅は同じホームなのに対し、新大阪はエスカレーターや階段を利用しての移動があるため面倒です。事実、新神戸以西ののぞみ通過駅から、のぞみに乗り継ぐ場合は新神戸乗り換えが推奨されています。有人窓口できっぷを買うと、その確認が行われることが多い

ならば、新大阪始発のこだまにでも乗り継ぐのか、いや、新大阪からのこだまなんて自由席で十分だろう、まさか新大阪始発ののぞみなのか、なんてあれこれ推理しているうちに、さくらは新大阪に到着。尾行なんてしませんので(当たり前です)、今もナゾのままです

というか、繰り返しますが、私は人間ができていないので、向こうの行動に圧倒的な正当性があることを認めつつも

こんだけ空いているんだから、1駅分ぐらい、どこか適当な席にお座りになられたら

と思ってしまいました

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グリーン車に乗っているので、グリーン車よもやま話を

コロナのおかげで失われた楽しみ

本日はエクスプレス予約のこだま早特で東京に向かっています

現在、車中で執筆中(公開は到着後になります)

こだまグリーン早特は3日前までの予約で格安でグリーン車に乗れるサービス。新大阪~東京が1万1410円です。通常料金はエクスプレス予約でも普通車で1万3620円、グリーン車で1万8480円ですから、4時間かかることを考えても日程に余裕があるなら、かなりお得です。まぁ私も時間に余裕があるというか、正直ヒマなので(笑)こうやって車内更新となっているわけですが

私的にはポイントは3日前までの予約が可能ということ。ただし当日になっての変更はできません。何らかの理由で乗れなくなった場合、自由席で、というわけにはいかず、一から別の新幹線を予約し、料金を払う必要があります。それでも3日前というのは、ビジネスも含め、かなり旅程が煮詰まっているので、急な変更の可能性は少なくなっているはず。ちなみに、この制度はのぞみにも適用されていてグリーン車だけ割引があり1万5940円と通常グリーン車よりは、お得です。新幹線も割引にはいろいろなものがありますが、21日前までの予約となると、ちょっとおっかない気がします。3日前ならリスクは減っているでしょう

ですから、コロナ前のまだ会社員時代、重要な会議が午後からだと、よく利用しました。経費削減にもなっているわけですから会社には喜ばれた(はず)

前述した通り、遅れるわけにはいかないので新大阪には早めに到着。喫茶店で時間をつぶせるほどの余裕がありました(こういう出費が出てしまうので料金安のアドバンテージが減っていきます)

グリーン車に乗り込んでみると、おや??

シュプリームではないですか。ふだんはそういうことを意識せず新幹線に乗るので、これはラッキー。シュプリームのグリーン車は2回目。早特と同じようにトクした気分になります

車体は米原駅で撮影したものです

先ほど「コロナ前は」と書きましたが、コロナの前はこだまにも楽しみがありました。それは駅弁です。通過待ちのため長時間停車することが多いので、当地の駅弁を買うことができるのです

私がいつも買っていたのは米原駅ホームの駅弁。都合良くグリーン車近くにお店があるのですよ。新大阪から乗ると、ちょうどお腹も減ってくるころだし、食べた後も寝る時間はたっぷりある。新幹線に乗りながらも、のんびり旅ムードが味わえます

しかし、コロナでこの楽しみが激減。以前、米原駅ホームのお店が休業したとのニュースを見ました。その後のことや他駅の事情は分かりませんが、そのリスクを負うのはあまりにも危険。こだまには車内販売がないのです

ということで

先に買いました。新幹線弁当と迷ったのですが、新幹線弁当は東京からでも帰るので大阪色の濃いものを。ちなみにのぞみで東京に向かう場合、ふだんは缶コーヒーか水ぐらいしか買わないので、ここでも料金のアドバンテージが失われることになるのですが

ただ、こんな時しか確認できないので米原に着いた際、確認してみました

やはり…泣

今後のためにも長時間停車しそうな駅のチェックをしなければならないですね。ただこれに乗るのは基本的に上りと決まっていますから、静岡より西でないと私には使いづらい気もします(浜松も休みのようでした)

あれは何だったのだろう?

ここからは蛇足のお話です。コロナ前に東北地方に出かけた時のこと。新庄から東京に向かうことになりました。山形新幹線なんて乗る機会が少ないので、ここは奮発してグリーン車に乗ってやろうということになり

いい感じですよ

山形新幹線はグリーンの座席数は少ないのですが、当日はガラガラ。これまたいい感じ。お弁当食べながらご機嫌に車窓を見ていました

すると山形で

失礼します

の声がして、私の隣の通路側の座席のきっぷを見せ、若いお兄さんが座ってきました。はぁ??なんて感じでしたが、これは圧倒的に向こうが正しい。座席に置いてあった荷物を棚に置きました。この後、どこかからいっぱい乗ってくるのかなぁ?と思いました。それが普通の考え

しかし結論としては

東京までガラガラのグリーン車で私の座席だけが他人同士2人座る

という奇妙な光景が繰り広げられました。あれって何だったのでしょう。窓口で何も言わずに発券すると空いている窓際のきっぷが出てくるはずだし、通路側と指定してもできるだけ隣に誰もいない席になるはず。まぁ私は人間ができていないので、ずっと仏頂面でした

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フリーきっぷのワープは姫路乗り換えがおすすめ

時間も料金もほとんど変わらない

先日、鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パスを利用して旅をしてきました

訪問地は広島県と山口県です。瀬戸内海側の在来線は優等列車が全く走っていない路線ですので、このきっぷ向きです

きっぷの概要などについては以下で説明しています

鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス本日から。特にJR西日本ではうれしい

まだ利用期間は2週間ほど残っているので、こちらを利用される予定の方も多いと思います。。そんな方々のための、ちょっとした情報です

私は2泊3日の旅を経て神戸の三宮(JRの駅名は三ノ宮ですが他線も出てくるので便宜上、記事では三宮と表記します)まで戻ってきたわけですが、さすがに全部が全部普通ばかりでは帰りも遅くなるし、何よりしんどいので、ここは途中はワープして広島からは新幹線利用です。ちなみに往路は速達性を求められるので新神戸から福山まで新幹線利用しました

ただし新神戸まで乗ったのではなく

姫路で乗り換えました。なぜこんな行動をとったかというと、わずかな時間を惜しむだけで使うお金が全然違うからです

まず、お金について言うと

広島~新神戸は9670円(自由席利用)

広島~姫路は7910円(同)

1760円も違います。まぁ、当然と言えば当然で姫路~新神戸は50キロ以上も離れている(新神戸駅までの距離は三宮ではなく神戸駅の距離となっているのがJRのルールです)わけですから料金も違う。それを言い出したら、あらゆる地域でキリがなくなってしまいます。では時間を見てみましょう

私の実例で言うと

乗車したのは

広島発16時49分発のさくら560号です。新神戸には18時15分着。ここから三宮に向かうと地下鉄ですが、ご存知の方は分かると思いますが地下鉄の駅までは結構遠い。猛烈にダッシュして18時22分に乗れるかどうか。三宮着は同25分です。おそらくこれが最短。バンバンやってくる地下鉄なんで荷物を抱えてダッシュする必要はないと思いますが、実際の私は姫路でダッシュしたので、こちらもダッシュ想定してみました。普通の速度で歩くと6分後の到着です

さて現実の私はというと、姫路での新快速の乗り換えが4分しかなく姫路に17時52分に到着して同56分の新快速に乗車。三宮着は18時32分着となりました。ちなみに姫路の新幹線→在来線の乗り換えは大変便利にできていて4分しかなくても比較的余裕はあります。つまり着いてみると、ともに最短で行っても7分しか変わりません。地下鉄の駅から地上に上がってくる時間を考慮すると、ほとんど同じになってしまいそうです(もっとも私の乗ったさくらは姫路でのぞみの通過待ちをするので広島を17時1分に出るのぞみに乗れば新神戸には5分早く着きます)

これだけを見ると、今回のきっぷや青春18きっぷ使用の場合は姫路~三宮はタダ(厳密に言うと違いますが)なわけですから、はるかにお得感があります

大阪に行く場合だと、さらに効果絶大…と言いたいところですが、この区間は特急料金が同じですので自由席で9870円と新神戸下車と比べて320円しか変わりません。ただ新大阪着が18時28分で当該の新快速が19時ちょうど大阪着ですので、目的地が大阪だとすると新大阪の乗り換え時間も含めると20分も差がないはずです。320円といえども缶ビール1本は十分飲めます

15分ヘッド、必ず座れる

この乗り換えには、もうひとつ大きなポイントがあって必ず座れるのです

新快速は夜の遅い時間帯でない限り(朝は平日と土休日で運行本数が変わります)、15分間隔の運転で基本的には姫路始発です。姫路以西からの電車もありますが姫路からなら、新快速は12両編成ですので、まぁ座れます。座れなかったら15分待てばいいのです。よくJR西日本には普通車グリーンや通勤ライナー的なものがなぜないかの議論がありますが、姫路から大阪方面へ向かう方は駅で少し待てば座席も広めなクロスシート車に乗れるので、効果がないと言われるのもそのため

私も発車ギリギリでしたが、窓際はムリだったものの余裕で座れました

これと同じ考えで料金と速度だけなら、大阪や三宮から姫路で新幹線に乗り換える逆方向でも同じになりますが、こちらは座れるかどうかとなると私は全く保証できません。新快速との乗り換えを考えると西明石でも使えそうなものですが、今度は西明石に停車する新幹線が少ないのと、やはり座席確保の問題があります。東からの新快速は始発駅がまちまち。それに対し西からは必ず姫路を使えます。現在の乗り放題パスそして年末年始の青春18きっぷのシーズン。新幹線の乗車駅や料金も見ながら、ぜひ姫路乗り換えを考慮に入れていただければと思います

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今さらながら初めてレンタル充電器を借りました

※今回の記事はタイアップでも広告でもありません。あくまでも利用者の個人的な感想です

痛恨の忘れ物

先日、名古屋を訪れた時のこと。明るいうちは鉄オタ活動はなく気づかなかったのですがホテルで荷を解いて忘れ物に気づきました

モバイルバッテリーを忘れた(泣)

これはショックです。旅では何かと充電が必要です。一番大切なものはスマホで、場合によっては2台持ちの方もいらっしゃるでしょう。私の場合は旅セットとしてひとまとめにしていて、ホテルではスマホ、モバイルバッテリー、カメラの充電は必須です。PCを持ち歩くことも多いし会社員だった時は会社から貸与されたスマホもも持ち歩いていました。ちょっと古めのホテルではコンセントが足りないことが多々あるため、コードのない小型のテーブルも持ち歩いています。おかげでホテルのテーブルはケーブルだらけ。部屋の構造によっては手の届かない部屋の入り口がゴチャゴチャしていることもあります。とにかく、それだけ充電が必要だということ

そんな中で最も大切なのはモバイルバッテリー。調べものをしたり写真を撮っていると、バッテリー消費がとてつもなく早いので宿泊旅だけでなく、日帰りの手ぶらに近い旅でもこれがないと何もできません。それを忘れた。ひとまとめにしたバッグごと忘れたようです。幸いなことにすぐ充電できるよう充電器だけは、すぐ取り出せるように別の場所に入れてあったので、ひとまず夜のスマホ充電だけは何とかなりましたが、明日はどうしようか

今回は名古屋市内をウロウロするつもりなので、その気になればお昼をとるつもりでコンセントがありそうなチェーン店カフェやマクドナルドに行けばよろしい。ネットカフェという手段もある。ただ探したり、立ち寄りポイントの近くにうまくそのようなものがあるかどうか分からない。その意味では消費税のややこしい変更のおかげでコンビニのイートインコーナーが激減しているのが痛いです

そこでふと思いついたのが、コンビニでよく見かけるレンタル充電器です。これってどうなんですか。実は利用したことがなかったので興味もありませんでした。ということで調べてみると、恥ずかしながら、いろいろなことを初めて知りました

まず

それぞれのコンビニが独自で行っているやっているものと思い込んでいました

全然違った(汗)

レンタル充電器の会社があって、それをコンビニに設置してあるのですね

さらに調べるとChargeSPOTという会社のレンタルは初めての利用に限りセブンイレブンで借りた場合、今なら24時間まで1時間というサービスを行っているとのこと。そして何のことない、ホテルの向かいがセプンイレブンだったのです

ということで、ここからの作業は機械に弱い私でも超簡単

同社のアプリをダウンロード→アプリで現在の位置情報で近隣の設置場所を調べる→設置場所に着いたらスタンドに貼ってあるQRコードを読み取る

これだけ。設置場所を調べる際も、同所のスタンドに充電器が何台残っていて返却スペースに余裕があるかどうかも表示されるようになっているので、行ってみたらすべて借りられていた、ということはないようです。また支払いは現金ではなくスマホ決済アプリもしくはクレジットカードが必要です。携帯料金払いもできるようです。選択画面から選ぶようになっていますが、私の場合は自分の携帯会社のところに既に○がついていました

当然のようにホテル向かいのセブンイレブンが表示されました。またこれも初めて知ったのですが、どこのセブンイレブンやファミリーマート、ローソンにあるわけではない。どちらかというと都市部に集中しているようです。考えてみれば、それはそうで例えばマイカー客がほとんどの地方コンビニでは、今は車の中でチャージできることがほとんどだろうから、あまりニーズはないかもしれません

とても軽かった

ということでセブンイレブンに入店し、スタンド前に行くと、なぜか先客がいて見本を見せてくれるという強運ぶり。QRコードを読み取るとカチッと音がしてスタンドのロックが外れ当該充電器が取り出せるようになります

とても軽い。私がふだん使用している個人のモバイルバッテリーよりはるかに軽い

3つのコードはiPhone、CタイプそしてマイクロUSBと3パターンで、ほぼすべてのスマホに対応しています。自分に合ったものを引っ張り出せば、それでOK。もっともリチャージについてはマイクロUSBのみになっているようですが、充電器が空になるほど使うことって、あまりないと思われます

返却はこれもまたアプリでスポットを探して戻せばOK。返却場所はセブンイレブンでなくてもキャンペーンは受けられるそうです。帰宅してから近所のスポットに返してもいいかな、と思いましたが新幹線の名古屋駅改札内にもあるということで

コンビニの縦向きスタンドではないので、ちょっとウロウロしましたが、側面に差し込む場所があって、そこにカチャッと差し込めば終了。アプリ上に決済金額が出て完了でした。もちろん1円と出てきました

名古屋駅で返却したのは何も考えずに予約した新幹線がシュプリームだったから。これなら通路側の座席でも充電できます(私は東海道新幹線は常にC席を選びます)

まぁ、あえてすいている「ひかり」を予約したら、こういう結果になっただけで新大阪までガラガラだったので通路側も窓側もないのですが

キャンペーンは10月いっぱいまで行っているようです。ちなみに正規料金は30分まで165円で6時間330円、24時間480円…となっています。30分というカテゴリーがあるのは、超緊急向けでしょう。ニーズもあるのでしょうね

かなり以前、旅の初日でモバイルバッテリーを落として壊してしまい、泣く泣くコンビニで高価なモバイルバッテリーを購入した苦い経験があります。初めてながら大変便利なシステムだと思いました。できるだけ荷物を持ちたくない日帰り旅でも役に立つし、それこそ緊急時は30分だけ借りれば、コンセントのないカフェでの充電も可能

もっとも1円で借りるだけでは何か悪いと思い、セブンイレブンでアイスコーヒーを買ってしまったのはここだけの内緒ですけど

※詳細についてはChargeSPOTの公式HPでご確認ください

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