8月25日17時15分
こじんまりとした駅
松任から再び福井方面へと戻り3駅目。小舞子にやってきました。ここまでが白山市。お隣は能美根上なので能美市となります
こじんまりとしたコンクリート駅舎です
財産票によると駅舎は昭和39年(1964)にできたもの。これは正式な駅となった年です。「正式な」というのは、明治の開設以来、長らく臨時駅だったからです
重要な娯楽
無人駅で海側にも出入り口があるため、徒歩でももう少し早く行けるかもしれません
当駅は小舞子海水浴場の最寄りとして設けられました。海水浴場用の駅なので夏だけの臨時駅です。最近は海水浴場用の臨時駅というのは、少なくなっていて、最近では参宮線の池の浦シーサイド(三重県)が廃駅となったことが話題になりました。牟岐線の田井ノ浜(徳島県)は特急も停まる臨時駅として有名でしたが、コロナ禍で今年まで3年連続で休止中。牟岐線の特急も臨時停車していた列車の設定そのものがなくなっています
鉄路や駅の目的としては
・旅客輸送
・貨物輸送
・軍事上の理由
・寺社仏閣への参拝
が主なところですが海水浴というのも娯楽の大きな要素でした
美しい景観で知られる富山県の氷見線にも終点の氷見のひとつ手前に島尾という駅がうって、今はひっそりしていますがかつては海水浴で大いににぎわったそうです
もちろん現代も海水浴場は大いににぎわっていますが、地域によっては車で行くところとなっています
それでも小舞子は周辺に住宅もできてきたことで正式駅となりました
名前の由来は
ホーム側から見た駅舎です
白山市の駅では最も利用者の少ない駅で国鉄時代に無人化されています
ICタッチと自動券売機があります。駅舎内の待合所は広い
長らく閉ざされ、今は防がれている窓口。大理石のお金置きだけがのぞいている、これもよく見かける光景です
ちなみに「小舞子」というのは神戸の舞子浜に景観が似ていることから名付けられたそうです
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