福井駅の駅名標

※訪問は2025年3月3日

「つるぎ」の停車駅に注意

サンダーバードの遅れによって6つの新駅訪問も旅程をやや変更しなければならなくなったが、手にあるのは乗り放題のWESTERポイント全線フリーきっぷだし、昼間は1時間に1本しか停車しない駅が多いが、新幹線というのは乗ってしまえば瞬時に目的地につれていってくれるので心配はない

つるぎは16分で福井に到着。途中の越前たけふは通過で、次の停車駅は金沢なので旅の趣旨から、ここ福井で強制下車である。敦賀延伸前から北陸新幹線に存在していたつるぎは金沢と富山を結ぶ列車だった。途中は新高岡しかない区間だったので、出発したらすぐ終点という、いつもガラガラの列車だったが、敦賀延伸で事情が若干変わった。最北が富山であることに違いはないが、敦賀まで各駅に停車するパターンと、途中は福井のみしか停車しない2つのパターンができた。金沢止まりもある。これまでつるぎを東海道新幹線のこだまのように感じていた方もいるかもしれないが、各停、速達と2種類のつるぎがあるので乗車時は注意が必要

またこれは注意することではないが、サンダーバードとつるぎは列車番号に法則性がある。私が乗車してきたサンダーバードは5号。そしてつるぎは6号。つるぎの番号はサンダーバードの次の番号となる。この法則は臨時列車でも忠実に守られていてサンダーバード88号に接続するつるぎは89号だ。上り下りが逆になってもこの法則は変わらず、今度はつるぎが5号ならがサンダーバード6号となる。乗車には影響のない話にはなるが、ちょっとした豆知識である

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恐竜の待合室とカニめし自販機

福井駅といえば恐竜のオブジェが有名すぎるが、新幹線ホームの待合室にも恐竜はいる

待合室の壁に潜む

ホームにあるかにめしの自販機も福井らしいといえる。さらに言うと

広告は恐竜兼かにめしである

かつてはえちぜん鉄道の間借りも

現在の福井駅のJR部分は新幹線駅のみだが、駅舎にはえちぜん鉄道の福井駅がビッシリ張り付くように建っている。逆側の旧北陸本線はハピラインふくいとなっていて、新幹線のスペースは狭く、新幹線では異例ともいえる島式ホームの1面2線構造となっている。新幹線の島式ホームといえば、東海道新幹線の三島駅が思い浮かぶが、三島駅は両側に通過用の線路がある。福井駅はそれもなく、島式ホームのみという、現在の新幹線ホームでは唯一の存在となっている

元々は3階建ての駅舎とし、新幹線はそこで2面4線とする予定だったが、予算の問題、2階に入居する予定だった京福電鉄が、相次ぐ事故で廃止になってしまったこと、景観の問題などが相次いで2階の北陸本線(ハピラインふくい)ホームの隣に建設することになった。3階建てにしたものの、2階の入居者がいないとマズいのである。その後、京福電鉄はえちぜん鉄道として出直しとなったため、2階はえちぜん鉄道が使用することになり、その結果、ハピラインふくいとえちぜん鉄道の間にしかスペースがなくなり、島式ホームのみの新幹線駅ができた

島式ホームになったという結末は、えちぜん鉄道が新駅舎を建てる際に新幹線の予定地を一時的に間借りするという鉄道マニア向けの副産物も生んだ

これは2018年6月のもので、隣でえちぜん鉄道福井駅の工事が進む中、新幹線予定地のホームにえちぜん鉄道の車両が停車している場面を撮ったもの。これは今しか見られない光景だと、わざわざ出かけて乗りに行った

こちらは新幹線の改札。開業当初は多くの客が押し寄せるとホームが狭くて大丈夫か、と心配する声もあったが、現状では大きなトラブルにはなっていない。安全性の面ではホーム柵がある上、高速で通過する列車もない。なぜなら福井駅はすべての列車が停車する駅となっているからだ。将来的に北陸新幹線が、さらに延伸されても福井を通過する列車は生まれないだろう

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