現在も残るリニア実験線の高架

2023年5月9日10時30分

宗太郎駅訪問後の朝食を経て

時系列的には宗太郎駅訪問後となります。訪問後といっても延岡駅に戻ってきたのは7時半で駅前のホテルはまだチェックアウトすらしていない。起きてから随分と時間が経ち、もう一仕事した気分ですが、現実的にはまだ朝食すら済んでいない時間ですので、優雅に朝食を摂って延岡発9時45分の普通に乗車。40分ほど揺られて美々津駅で下車しました

30年前に現在の駅舎に変わった美々津。簡易駅舎ながら木造で瓦屋根もあり、景観的には十分です

駅前に何かあるのかと言われると、あまりない。というのも駅正面の森の向こう側に国道10号(要は宗太郎駅から道路一本でここまで来られる)が走っていて、美々津の中心地は微妙に駅から離れているからのようです

駅前の地図で見ると分かりやすい。徒歩による所有時間も明示されています

ただ残念ながら私が目指す地は地図にはない。というか地図の最も下に描かれている美々津駅のさらに下側を目指すからです

坂を上って下っての誤算

私が目指すのはリニア実験線の跡地。1977年から20年にわたって現在東京~名古屋間で建設中のリニアモーターカーの実験と開発を行った場所です

すでにリニアの実験は終わっていますが、実験センターは現役なのでグーグル地図でも連れていってくれます。そもそも日豊本線のこの区間に乗車すること自体が初めてなので車窓の景色すら見たことがありません。ただ日豊本線に沿って実験線が見えるという知識はあったので、今回はその「北端」である実験センターを訪ねることとしました

徒歩15分。初夏の風を感じながら歩くにはちょうど良い時間です。次の美々津発の宮崎方面列車は11時48分。1時間以上あるので、こちらもちょうど良い、と歩き始めたのですが、思っていたものとは全く異なりました

実験センターそのものは日豊本線と同じ高さにあるのですが、そこに至る国道10号はかなり高い所を通っている。美々津駅から、その坂を見上げて気力がなくなった私は、もしかしたら国道まで行かず、平面で行けるのではないか、と淡い期待で住宅街を真っ直ぐ進み始めましたが、途中で行き止まり。田んぼのあぜ道を行けないことはないのではないか、とも一瞬考えましたが、過去同じことをすると大概がひどい目に遭っている上、私有地の可能性が極めて高い。ということで

雑草で覆われ始めている階段を登るハメに。まぁ、このような階段を造っていただいたことで、元の駅前まで戻られなくて良かったとしておきましょう。もっとも汗だくにはなりました

アプリがないと行けたかどうか

国道に出たところが美々津駅入口のバス停留所。地方のあるあるですが「○○入口」というバス停は、かなり離れたところにあることが多い

ここから停留所ひとつ分を歩くと

ソーラーパネルの列を越えた小さな路地を入るように指示される

曲がるとこんな感じ。車の轍(わだち)で分かるように、アスファルトもくたびれた坂を下りていきます。携帯のアプリがなければ、不安になって引き返したかもしれません。もうひとつの不安としては、この先に目指す場所があったとすると、この坂を今度は上らなければならないのか…ということですが

到達した感想は…ちょっと古い?

そして到着

テレビでしか見たことのない光景だったので、ちょっと感動しました。ここがリニア実験線の「北端」となります

で、何を思ったか

「わ~、サンダーバードだと」思いました(古い!)

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