JRのうちに…北陸本線各駅を訪ねる その20~JR発足後の貴重な駅

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8月25日15時半

ホームだけの簡素な駅

明峰駅で降りました。軽いカーブ状に設けられた駅はご覧の通り簡素な構造。あるのはホームと待合所だけで、もちろん無人駅。地方のローカル線ではよく見かける姿ですが北陸本線では意外と少ない。敦賀~金沢間では、こちらと南今庄だけです。両者に共通するのは戦後生まれということ。それでも南今庄は北陸トンネル建設に伴うコース変更、新線付け替えによる駅で1962年生まれですが、こちらは88年と、とびきり若い。路線そのものに歴史があるため、明治生まれの駅がズラリ並ぶ中、ある意味異色の存在です

果たす役割大きい

88年というとJR移管後です。地元からの要望が多く設置されました。ですからお隣の両駅との距離が近いのも特徴です。ただ周辺は学校のほかにもいろいろあって

なにげに松井秀喜ベースボールミュージアムには駅としては一番近い。まぁ歩く方はほぼいないと思いますし、公式HPでも能美根上駅や小松駅からのタクシーを推奨しています。ちなみに車だと5分ぐらいの明峰駅にはタクシーはいません。念のため

ただ東側の国道に行くとドンキホーテやイオン、ユニクロなども並んでいます。駅の周辺には駐車場が多く、パーク&ライドの利用者もかなりいそうです。高校もあるからでしょうが、動橋と同じぐらいの利用者がいるので新設駅としては成功です

小さな階段を上がってホームに入ります。ホームは土台にコンクリート板という簡素な造りで、これはローカル線でよく見る光景

ホームからはこんな感じ。ICタッチが設置されています。訪問時は8月で夏休み中でしたが、夕方になろうかという時間でホームには高校生の姿が見られました。しっかりお手洗いもあり

若い駅とはいえ30年以上が経っているので、そろそろ年季が入り始めていますね

ユニークなのは

地下道となっている自由通路。改札内の地下通路のような構造です

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コメント

  1. そにかる より:

    高木さん こんばんは。
    そにかると申します。初めてコメントをします。
    明峰駅はシンプルな作りながら歴史を紐解くと興味深いですね。
    私も2013年4月に1度下車したことがありますが、近場でのバードウォッチング(特別急行列車の撮影)が目的だったのでそこまでピックアップしていませんでした^^;
    以前、あいの風とやま鉄道の東滑川駅にも下車しましたが、利用者数は明峰駅の方が多いようですね。

    1. oritetsutakagi より:

      そにかるさん、コメントありがとうございます
      古株だらけの北陸本線で、ここだけが新駅というのが目を引きますね
      それにJRも応えたのですから、かなり手応えはあったのだと思います。高校があると一定の乗降客は確保できますし。そしてその通りになっています
      三セクになると駅を増やして利便性を上げることが行われますが、この沿線でも福井県と石川県でひとつずつの新駅が決まっており、今後も注目されます

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